数学者 小平邦彦氏 の自伝的エッセイを読んでいると
nothing seminar
の事が書かれている
このnothing seminarについて少し説明をしておこう
普通 学術的なセミナーというのは予め 次回どの様な事が話されるとか、テーマとか 講演者が決まっている
ものだが、それが全く決まっていない
では全く誰も準備してないのに何故セミナーが成立するか?
と言うと、参加者が普段から精進する事を日常としているからですね
この意味をもう少し説明してみる
つまり参加者が普段からセミナーで数十分程度話せる様な内容について考察しているからですね
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一つ前の記事で マジックとは?みたいなスローガンの話を書いたが
サーストンのマジックの三原則
と言うのがあって 今それを復唱すると
1. 演じる前に現象を説明してはならない
2. 同じ現象を二度演じてはならない
3. 種明かししてはならない
だけど、原則を唱えられると敢えてタブーを乗り越えてアウヘーブンしようとしてくる試みをする人は居ますね
今回はこの三原則の2の超克についてとnothing seminarについてを考えながら、来月のカードマジックのパフォーマンスの在り方についてを考えていきます
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クロースアップマジック と言うのは演者と観客が至近距離ですから、
演者のパフォーマンスに観客が物理的には容易に口を挟んでこれる
これをコントロールする場の空気の作り方には色んな人がセオリーを唱えている がそれはまた別の記事で書く事にして
この記事ではnothing seminarの精神に則り、お客様が自由に話すリアクションに応じて 演者がパフォーマンスをしていく、言わばジャズのアドリブ演奏の様なパフォーマンスについてを書く
同じマジックを敢えて繰り返し別の方法で演じる事で一つマジックのプロットに対する印象をより強固にする事
そしてその為には、全くアドリブかの様に見せて 入念な日常的な事前準備を要する事についてを書く
続く
