同じく有限の中に内包される無限の恐ろしさを描きたかったのではないかな?と俺は思っている作品で、

鏡という視覚的なメタファーがある事でより一層アクセスしやすくなっているのは

鏡地獄

ではないかな?

乱歩地獄の中では

実相寺昭雄氏が監督されていた

実相寺監督というと

屋根裏の散歩者、D坂の殺人 も映画化してるのでね 乱歩作品と馴染み深いという印象がある

そして又 オムニバス形式 という繋がりと 比較的同時期に公開された事で 後から乱歩地獄を思い出すと 対になって 連想される

ユメ十夜 (2007年)

夏目漱石の 夢十夜 を一夜ずつ様々な監督が映画化したオムニバス作品

実相寺監督の遺作となったのは第一夜 つまり、百年間という一人の人間にとっては一生を測る尺度の物語 つまり一人の人間の一生にとって 百年間というのは一応有限の期間だけれども永遠に値するとも言える

若干強引だが、

鏡地獄、夢十夜第一話、共に有限の中に内包された無限をテーマにした作品を一人の監督が同時期に手掛けてる事に巡り合わせを感じる

しかし、四方八方が鏡張りの閉ざされた無限の広がりをどう映像化するか?

それは映画鑑賞前には一つのテーマとして気になっていた処ですね

実際に蓋を開けてみると、鏡地獄の映像は省略という方法をとったのですね

全ては、その鏡地獄を体験した 齋透を演じた成宮寛貴氏の演技に象徴されていた訳です

今でも成宮寛貴氏の代表作と言えば?と言うと鏡地獄 と身の回りでは言う人多いですね (俺は山猫の勝村も好きですが)