春の雪 少し残して 大瀧寺 冬の名残の 寒さ身にしむ        四国別格二十番


遠景に 瀬戸大橋を 臨みつつ 海沿い走る 海岸寺へと        四国別格十八番


青々と 遠く広がる 満濃池 さざなみ立てつ 春雨の中        四国別格十七番


杖頼り 急な石段 またのぼり 峰の上なる 箸倉寺に着く       四国別格十五番


境内に 響く瀧音 仙龍寺 本尊大師に 会える気のする        四国別格十三番


新浜に 沈む夕日の 茜色 振り帰りつつ 高速にのる




須崎湾の 山より登る 朝日うけ 読経する背に 温もりつたう     四国別格第五番


心経に 和するが如し 百舌の声 今日はおだしく 柚子寺に啼く   四国別格第四番


境内の 色づく柚子を 竿で採る 作務衣の人の 声はやさしき   



                                          

続く闇 迫りくる壁 黒光る 鍾乳洞の 狭き道ゆく            四国別格第二番


穴禅定 からだ伸ばして 膝をつき ローソク片手に 隙間さがしつ


白衣つけ 右に左に 身をよじり 大師を胸に 岩に沿い行く



うるう年の為逆うちした事を思い出します。