ゴルフのアメリカ女子ツアーをWOWOWオンデマンドで見る。最近は日本人選手が数多く出場するので、アメリカ女子ツアーも楽しみなことが多い。本放送と違い、放送時間が終わっても配信は連日試合終了まで続く。TVstickを買ってよかったとつくづく思う。PC画面を眺めたいとは思わない。
WOWOWについてはモトが取れてないから止めようと以前夫に何度か言った。WOWOWをそもそもあまり見てない夫(私との結婚前から加入)は、
「そういうせこい節約はイヤ。もし止めたいなら勝手に止めろ」
と機嫌を悪くするので、なんとかモトを取ろうと私が頑張って見ている。ちなみにTVstickを私の希望で買ったとき、それはハナちゃんのだから俺は関係ない、と「そんなもん買って」的嫌味を言っていたくせに、現在夫はTVstick片手にAmazonPrimeのアメリカドラマを見まくっている。
WOWOWのゴルフ中継についてはカメラの台数など不満な部分もある。どんなライから打ってるのか全然わからないとか。バンカーショットにしても解説が、
「ああこれ、目玉になってるのかもしれませんねえ」
って、「かも」ってどういうことよ、実際の球の状況を映さんかい、と思うが映像として見えるのはバンカーから出ている選手の上半身だけとか、イーグルが出てもどんなプロセスだったのか全然撮ってないとか、スイングそのものがよく見えなかったりとか、とにかく見たい部分を見せてくれないことが多い。それでも暇に任せて今回シンガポールで行われたHSBC女子世界選手権を四日間延々見続けてしまった。アメリカ本土の試合と違って時差もたった一時間。午前中日本人選手専用カメラの配信を見て、本放送が始まったら切り替えての長時間視聴。やはり世界のトッププロのプレーは見ごたえがあるし(カメラの台数が多ければもっと見ごたえあるはずだけど)、コースセッティングもえぐい。民放の国内ツアーの中継はえてして録画編集されており、編集のやり方で結果がある程度予測できてしまう。スポーツの中継はリアルタイムで見てナンボなところはある。
今回は特に面白いシーンもあった。シンガポールという土地柄、スコール、長雨が多く、四日間毎日中断があった。最終日だけは中断なしで終わろうかと思っていた矢先、暗雲がにわかに立ち込めてきた。古江彩佳、畑岡奈紗、リン・グラントの組は後ろから三つ目。最終18Hのグリーンに向かうところで突然土砂降りに。なんとか中断前にホールアウトしようとグリーンへ走る三人とそのキャディー。一旦中断になれば二時間は空いてしまう。しかしみるみるグリーンに水が浮いてくる。最初に打つのは5メートルほどのバーディパットを残した古江彩佳。解説は羽川豊プロ。アドレスに入る古江を見て、
「これ・・・これねえ、こういうときってパット、ショートします」
実況のアナは、
「これ、沈めれば2位タイグループですがねえ」
中断後にまともな状態のグリーンになってから打つべきと、そう言葉にはしないが、できることなら古江を制しに行きたい様子の羽川氏。もちろんそんな羽川氏の想いが届くはずもなく、強雨も構わず打つ古江。転がりだすボール。それを見て羽川氏、
「これ絶対ショートします」
解説者として勝負に出る男・羽川。そんな羽川氏の断言にもかかわらず、まっすぐカップインするボール。ああっ!と叫ぶ羽川氏。興奮する現地と実況。
「なんとスーパーバーディ! この実力とメンタル!」
入りますか・・・とつぶやくしかない羽川氏。
「いや~よく打ちましたね・・・」
ナイスプレーですね、で締める羽川氏。あたしは大笑いしてこの部分だけ何回も見返しました。日本人選手専用カメラの解説の田中泰二郎プロなら「いや~(絶対入らないなんて言って)すみませんでした」って笑って言いそうなもんだけど、羽川氏はそこには触れず。でもいいのよ、そこが笑える。解説に身を入れて臨んでいる証拠。無難で当たり障りのないこと言い続ける解説なんて面白くもなんともない。
翌日以降も(いつまでか知らないが)見逃し配信ができるのでこのシーンだけみて、羽川氏の「ああっ!」に笑わせてもらった。古江さんは最終的にはコ・ジンヨン(連覇)、ネリー・コルダに続いての3位タイに。立派。魅せてもらいました。
※当該シーンは2時間19分あたりからです。WOWOWオンデマンドが見られる方は気が向いたらどうぞ。日本人専用カメラと間違えないように。ただそちらと合わせてみるのも一興かと。5時間20分あたりからです。
★今週の出来事★
3/9よりWBC開催。大谷翔平、ダルビッシュ有、佐々木朗希、村上宗隆等々華のある選手が勢ぞろい。