祝などと言ってる場合か。この14日の12回目の結婚記念日、妻52歳は某難病を発症していた。病名については発表するほど自分の中でまだ受け止められていないが、先月検査入院をして、晴れて正式にレッテルを貼られた。私の人生は激変した。夫への影響も当然小さくない。家族親戚友達知り合い含めてこの病気を患った人を聞いたことがない。「なぜ私が」と重病や重篤な事故にあった多くの人が思うことを私も思った。主治医は「原因不明だから難病なんですよね」と言った。本人が納得しようがしまいが事実は変えられない。

 この病名特定までの道のりも大変険しかった。病名が出たのは症状が出始めてずいぶん経ってから。体はどんどん自由がきかなくなり、病院も何度か変えてようやく大学病院に。そこすらコロナで診断と診察を延期され、去年の7月8月はほぼ寝たきり。睡眠困難、摂食障害、パニック障害、鬱病も併発して、見かねた夫が心療内科を予約。以後睡眠薬と安定剤を常用することに。我ながら壮絶だ。地獄を見た。

 投薬で少しずつ起き上がれるようになったが”普通”にはほど遠い。病が耐えがたいので楽に死なせて下さい、臓器は欲しい人に全部あげますなんて制度があったら利用したいくらいだが、今の世の中そうは死なせてもらえない。7月8月は本当にメンタルがやばくなっていて、こうして人は気がふれていくんだなというのを実感した。また多くの場合、自殺はしたいからするというよりは、してしまうものだというのもわかった。自殺はしたいからって、そうそう出来るもんじゃない。この世が苦痛なら、あの世はさらに終わりのない苦痛が続く世界なのかもしれないと、自殺を意識するほどリアルに「あの世」の恐怖を感じた。もちろん本当のところはわからない。死んだらただ単に終わりなのかもしれない。

 さしあたって私には病人として生きていくしか道はない。少しずつ良化してここまできたが、症状がゼロになるのはまずありえないし、良化もどこまでなのか、先々悪化の可能性も充分だ。身内以外の友人知人についてはごく一部に体調がすぐれないことを伝えているだけで、病名は誰にも言っていない。移る病気ではないし、公表する日がくるのだろうか。私はひとの言った何気ない言葉に過剰反応するタイプなので、公表するメリットよりデメリットのほうが大きい気がしてならない。これも追い追い、ケースバイケースということになっていくんだろう。

 暗い話で恐縮だ。この先このブログもどうなるかわからないが、とりあえず1日1日を生きていくしかない。果たして一年後、どんな記事が書けるのか、また様々な意味で書ける状態にあるのか、先は見えない。
 結婚記念というわけではないけれど、恐ろしく落ちた体力回復のためのリハビリ用にとエアロバイク(約4万)と、心療内科に行く途中、突風で骨の曲がった傘の代わりを近所の百貨店で夫に買ってもらった。傘はセール品で5,500円とあり(もちろん耐風タイプ)、二人の店員に元値はいくらだったかと聞いたら、もとのタグがないのでわからないがセール品とあるので8千円くらいかといわれた。百貨店なんで大丈夫だろうと買い、帰宅してから念のためとネットで調べたら、製造元が定価でネット販売している値段と同じだった。百貨店だからといって油断ならない。
 ジムに行く体力なんて全然なくなってしまったし、メンタル的にも無理。死ぬ三日前までジムに通うという私の「野望」はもろくも崩れ去った感がある。まずは体力とメンタルの基礎立て直しが当面日々のテーマか。更年期も重なっているのでなかなかままならない。とにかく目の前の一日を生きるという日々が続いている。ひとは楽しかろうが苦しかろうが生きるしかない。
 夫はこんな風になった妻を見捨てることなく献身的に支え続けてくれている。病身ながら、そんな夫と12周年を迎えることができたのだから、やはり「祝・結婚12周年」というべきなのかもしれない。結婚記念のパーティは例年通り、週末におうち焼肉だが、今年は夫の仙台出張土産の牛タンがあった。240g3,800円となかなかの値段「太助秘伝の塩味」。生れて初めて仙台牛タンを味わった。思った以上にしょっぱいが、厚切りタイプでないのに厚み故の美味しさがある。普通の牛タンって薄いのね⁈ 結婚記念日の時期は私の好きな新玉ねぎの季節なので4個食べ、スパークリングワインも二本空けた。焼き肉屋だとこうはいかない。14日火曜日当日も夫が在宅勤務で、鍋+スパークリングワイン+ケーキ二人で4個。太る一方だ。

★今年の花粉★
 今年の花粉はすごいといわれていたが本当にすごい。うちの車も含めて近隣一帯の車がみんな花粉まみれでとても汚い。こんなことは今までなかった気がする。