そろそろ来年のNISAをどうしようかと考える時期になった。私はyoutube
チャンネル「S&P500最強伝説」(byギトさん)を毎回視聴しているが、そこで勧められていたこの本を買って読んでみた。結論、
「iDeCoやNISAでSP500かオルカン買っとけ。ゴールド、債券、高配当ものに手を出すような余計なことはするな。あとはそれぞれのリスク許容度によって現金とリスク資産の比率を調整するだけ」。ギトさんのチャンネルを毎回見ている人はこの本を読む必要はないと思った。
書いてあることは納得できる。それならと年初にNISA積立投資120と成長投資240を一気にSP500で埋めるか、と言われるとそこまで潔くもなれない。うちは夫がメガバンクで去年の成長投資枠を手数料のバカ高いぼったくりファンド(入口3.3%、信託報酬1.8%)を全埋めして現在▲2.86%、▲69,000円のアホらしさ。他にNISAは私の枠や夫の成長投資でSP500は買っているが、こちらは三月ごろスポット購入した分が17%増し、配分をちょこちょこいじって毎月一定ではないが、私が毎月積立てた分が11%増しだ。他にも買った金額、買った時期等、同じ条件ではないがインデックスファンドを買っていて、
日経225 3.34%増し
TOPIX 4.17%
全世界 4.98%
先進国債券 3.81%
となっていて、この本を自ら証明しているというか、本当に最も手数料の安いインデックスファンドが一番稼いでいる。うちは特定でアクティブ含めていろいろファンドを買っているが、今年に限定するならこのインデックスたちに勝っているものがひとつもない(ひとつ手数料の高い全世界のアクティブものが+8.79%)。ただこの本は同時に、昨年の実績は来年に何も証明(予告)しないとし、ドルコスト平均法も否定している。お給料から毎月三万円積立てる等の「積立」は肯定しているが、余剰資金があるのに自らタイミングを計ったり、わざわざ時間分散するドルコスト平均法はむしろ有害としている。
私は今までメガバンクで夫とともにNISAをやっていてが、来年からは私はSBIに引っ越す予定だ。「NISAで夫婦別居」。配当の出る個別株や手数料の安い分配金が出るファンドを成長投資枠に入れるつもりだったが、この書籍で全否定されてしまった。個別株はリスクを増やすだけでリターンは増やさない(現在うちも実際そうなっている)、分配金ものは分配金を受け取れば資産は増えないし、再投資にすればNISA枠を新たに食う(うちの別のファンドは実際そうなっている)。ファンド内で再投資を行うSP500,オルカンに勝るものはなく、現金が欲しければこれらのファンドを切り崩していくのが最も効率的、としている。
本当に私、年360万、夫婦で720万の枠を来年SP500にフルブッコするのか? 積立の分はそれでいいと思っているものの。成長投資は分配金、配当金を非課税でもらうのを楽しみにしていたのだが。有名な投資の格言にこんなのがある。
If investing is entertaining, if you’re having fun, you’re probably not making any money. Good investing is boring.
つまんないけど、結局インデックスファンドに投資が正解なのよ、と。
ちなみにiDeCoは全世界株式にしている。当初はひふみと全世界で1万円ずつにしていたが、ひふみのパフォーマンスが明らかに悪い(かつ手数料が高い)ので全部全世界にスイッチングした。今年は途中180%増しまで行ったが、今年8月5日のブラックマンデーのあたりの暴落で150%くらいまで落ち、今170%まで戻っている。ギトさんも繰り返し動画で語っているが、30%落ちは想定に入れて投資をしなくてはならない。絶対ではないが戻る確率はかなり高いし、10%落ちた程度ですぐ損切りするようでは明らかにリスクの取りすぎだ。投資は余剰資金で、が基本。
しかしこのiDeCoがとんだ食わせ物であることを最近知った。全部非課税かと思っていたら、給付時に高確率で課税されるのをいまさら知った。非課税って何度も繰り返していなかったっけ? この課税のされ方も複雑でわかりにくい。要は最もやってはいけないのは高額退職金と同時にiDeCoの給付を受けるパターンで、最も税金を持っていかれる可能性が高くなる。うちはもう退職金はないので、65歳まで積立てて頃合いを見計らって一括で給付を受ける予定だ。現行の制度だと400万までは非課税でそれを超える分には普通に20%課税される。しかし総選挙を目の前に金融所得増税とか言ってるし。うちはiDeCoを始めたのは遅く、夫が54歳の時だ。当初は60歳までしか積立てられないが、所得控除があるからいいか、と思っていたら65歳まで積立てられるようになったし、制度はコロコロ変わるので実際にそのときにならないとわからない。さらにiDeCoがトリッキーなのは、解約日を指定できないことだ。解約(給付)を申し込んで一か月後とかそういう仕組みなので、たまたま暴落日に当たったりした日には悲劇だ。うちもiDeCoのスイッチングをするとき、ひふみを相対的に安く売って、全世界を高く買ったような結果になった。大きな影響があるほでどはないが、実体験済み。ちなみにこの書籍でもiDeCoは控除があるからと推奨している。
しかし金融所得増税って何考えているんだろう。今の20%ちょっとだって私は納得していない。消費税と同じがせいぜいだろう。俗にいう「1億の壁」を取り払う試みは必要だ。そうではなく、それ以下の中間層は25%課税なんかになったらNISA枠外での投資なんて控えるようになるに決まってるし、当然だが定期預金等の課税も増える。高齢者などは文字通りの「タンス預金」を始めるのではかろうか。結果市場にお金は出回らなくなる。どうやって経済を活性化させる気なんだろう。
ちなみにNISAは円建ての投信・株に限る、というのは日本経済を活性化させる意味で賛成だ。ドルで買う外国株にまでNISAの優遇を適用させる必要はないだろう。
