あけましておめでとうございます。このブログも9年目。今年も細々とでもこのブログを続けていく所存でおります。当初より読んでくださる方のいいヒマつぶしになればと思って書いております。本年もよろしくお願いいたします。令和最初のお正月が干支の最初の子年というのもキリが良くておめでたい感じがしますね。

 

※ネタバレあり

 

 2019年作品。川越出身で現在横浜市民の私としてはいずれ見ねばなるまいよ、と思っていたが、WOWOWで放送されたのでさっそく見た。これは面白い。しっかり真面目に悪ふざけ。小ネタもこれでもかというほどぶち込んでくる。ちなみに原作は1986年の作品だそうだ。

 

 東京を頂点とする差別が支配する世界。埼玉、千葉は隣接するだけにひどい人種差別にさらされており、通行手形がないと東京には入れてもらえず、ようやく入れてもらえたところでゴキブリのような嫌悪感をもって選民意識の強い東京都民に蔑まれている。密入者への締めつけも厳しく、SAT(特殊攻撃部隊Special Assault Teamではなく、ここではSaitama Attack Team)が目を光らせている。群馬となっては差別云々以前、ひとが住むところではない秘境。この日本にあって頂点に君臨するのは東京都知事(中尾彬)。その息子の百美(ももみ。こんな名前だけど男というか少年役の二階堂ふみ)は都内随一のセレブ校の生徒会長を務めていた。この学校、Aクラスに属するのは港区、赤坂や青山の住人。B~D組は新宿や中央区、横浜市民。Eともなると田無、八王子だ。都下より横浜が優越感に浸っている。
 そんなヒエラルキーのきつい学校にアメリカ帰りで”都会指数”の高い転校生・麗(ガクト)が転校してくる。支配的地位に慣れた百美は自分に媚びを売らない麗をやり込めようと画策するが、逆にやり込められ、恋に落ちてしまう(原作者がパタリロで有名な魔夜峰央なので、やはりというか同性愛世界)。そんな麗の本当の姿は、通行手形制度を撤廃させ、埼玉を開放するために都心に送られた埼玉解放戦線の中心人物だった。麗の真の目的にいち早く気づいたのは百美の家の執事である阿久津(伊勢谷友介)。この阿久津も実は千葉解放戦線のリーダー。先代のリーダーは阿久津の父親で、埼玉解放戦線のリーダー、デューク埼玉(京本政樹)に危害を加えることで東京都知事に取り入り、莫大な賄賂を贈って千葉の東京化(TDR的な)を推進。こちらも通行手形の撤廃を目論んでいた。プチネタだが伊勢谷の父親が誰かは要チェック。骨格的に伊勢谷の父親である設定にさほど無理がないのが笑えた。

 

 ちなみに20代~30代を埼玉県民で東武東上線池袋を起点に行動していた私も、葛西は千葉だと思っていた。また貧乳率。私個人について言うなら前も記事にしたが、今はともかく20代~30代はEカップFカップでなかなかの豊乳でした。ええ。アホかおばはん。
 郷土愛はなかったなあ。「ダさいたま」とか恥ずかしいとは全く思ってなかったけど、結婚して長野県上田市出身の夫とその周囲の郷土愛に接し、その濃厚さに驚愕。自分の郷土愛の希薄さを実感した。信州人の郷土愛はエグい。ちなみに「長野人」というと夫ら上田人にとっては長野市民を指すようで、信州人といったほうが全体を指す。信州のなかでも四分割されていて、東信、北信、南信、中信とそれぞれ他との同郷意識はやや薄い。こういうことが本当に異文化な私であった。
 おおむね川越にしか住んだことないが、川越についていうならなかなかの都会で基本的になんでもあるし、病院も各種そろっていて、東京に出るのもけっこう楽だし、本当に便利で住みやすい。人が多すぎて騒がしいという欠点はある。特に私の実家のある駅前。今は横浜でも山奥で、駅や商店街に行くのも決意がいるが、その分家にいる分には静かで緑多く快適だ。私の住んでいる地区は電線の地中化もされている。しかし横浜といっても今の磯子だと一度横浜駅に出てから都内に出なければならず、東京は川越より遠くなった。ちなみに神奈川県知事役の竹中直人も横浜出身だけど、さらに東京から遠い金沢区だ。つまり金沢区は湘南に近いので、この設定には合ってる。二階堂ふみとGacktと、主役二人の出身地はなぜか沖縄だ。

 海といえば、私は生まれてこの方埼玉に海がないのは全然気にならなかった。磯子も海に接してはいるが海岸が工業地帯というのもあり住んでいてさほど身近には感じない。こんなんで湘南に行くと、湘南はやっぱり他の海とは違うよな、ある種あこがれの対象にはなるよなあ、とつくづく思う。やっぱり逗子とか金沢区とか横須賀の海とも違う。そりゃサザンが歌うわというか。横須賀の海もサザンには歌われないが他の歌手には歌われる、独自のいい雰囲気ある。クレイジーケンバンドとか、渡辺真知子とか、百恵ちゃんとか。あたし個人の意見だが、横浜(山下公園とかレインボーブリッジのある一帯)の海より、横須賀の海のほうが歌には向いている。