引き続き緊急事態宣言中の4月27日日曜日。朝起きると右目に糸くずのようなゴミが感じられた。痛くはないが、取れない。眼球の上を動いている。数時間経つと糸くずは増えていった。その日は晴天。昼頃に空を見上げると、青空にゴマのような細かいつぶつぶが広がっていた。これは俗にいう飛蚊症ではないのか。コロナの自粛によるストレスがついにこんな症状を。症状があるのは右目だけで、左目だけで見ると以前と変わらない。ネットで飛蚊症について調べると、軽症で経過観察と重症で要治療のパターンに分かれるとのこと。特に急にひどくなった場合は早めに病院へ。というわけで翌月曜日、花粉症でいきつけの眼科にでかけた。
 普段は一時間以上、時には二時間近く待たされるのも珍しくないこの眼科だが、コロナ騒ぎでガラガラ。病院なのに、普段の混雑はなんなんだ。瞳孔を開く目薬を指されて、検査開始。そしたらなんとびっくり網膜剥離。「あ、破れてる」といつもの女医さん。ショックで倒れそう。糸くずにしろゴマにしろ動かない“ゴミ”はなかったし、片目ずつでチェックしても視野欠損の自覚はなかったから、それはないと思っていたのに。
「どこかにぶつけたとかそういう記憶はないんですが」
「ボクサーとか打撲でなるのは有名ですが、そうとは限らないんですよ」
 聞けば、強度近視と加齢はリスク因子で、50歳くらいから発症率が上がるそうだ(今年で50歳)。私は高校時代から近眼で、以後かなりの速度で進んでいき、最終的には一番上が見えない0.1以下になった。30代でレーシック手術をして以後は裸眼だったが。

「症状が出た原因としてストレスは関係ないんですか」
「聞いたことないですねえ」

 先生が患部を撮影してパソコンで確認できた。破れた網膜は幸い小さいが剥がれて別の場所に張り付いている。穴のそばから出血もしており、血が眼底にたまっているので視界がぼやけているのだろう。手術でとりあえず穴の周りをふさぐとのこと。

「手術って、いつどこで」慄きつつ尋ねると、

「あそこにあるあの機械で」
 なんと。待合にあった飛蚊症の冊子には、網膜剥離の場合は一週間ほど入院して手術とあったが。

「穴が小さいし、光凝固術という方法を取ります。レーザーを照射して、穴の周りを止めていきます」

 照射箇所は1~2週間で接着する。眼底に溜まった血はいずれ吸収されていくので黒いつぶはなくなるだろう。糸くずのような現象は繊維なので無くならないし、穴は元には戻らない。右目が一か所なんとなくボヤけるような感じは残るだろうが、小さいし、一般にさほど気にならないという人が多い。そこまでにいくのに一か月程度みればいいだろうか。
「それと手術が高いんですよ。三万以上」
 保険適用でコレらしい。でも入院に比べたらはるかにマシだ。
 レーザー照射機は眼科によくある、あごを乗せるタイプの機械と同様の作りだ。また麻酔の目薬を指したあと、レンズをあてられ、先生が目視で確認しながらパチパチとレーザーを当てていく。目を開け続けるのがしんどいし、とにかくわけのわからん怖さで緊張していたが、痛くはない。10分ほど?20分は経ってない気がするが、途中数回休みを入れて照射を続けた。
 画像で術後を確認。一週間後にチェックに来いとのことだが、目薬や飲み薬のたぐいは出なかった。普段の花粉症用の目薬も指して構わないという。特にしてはいけないこともなく、格闘技級の衝撃を目に与えないようにする、とのこと。それは網膜剥離になっていなくてもしたくない。
「加齢と強度近視がリスク要因だって話でしたが、てことは再発の可能性は高いんですかね」
「再発がないとは言いませんが、基本的に一度なったひとは別箇所で再発しやすいということはありません。先ほど確認したところ、剥離を起こしそうな、ひっぱられて薄くなった箇所は他に特に発見できませんでした」
 いろんなショックでヘロヘロになって帰宅。瞳孔を開く目薬は4~5時間効くらしいのでその間視界はややぼやけているが、街中を歩いたりちょっとした買い物ができないほどではない。目にも「それどうしたの?」と言われかねない外的な変化はない。
 翌朝。昨日術後は糸くずは消えないもののゴマが一掃されていたのに、ゴマが戻っている。昨日は瞳孔を開く目薬を使ったせいなのか。時間が経つほど、視界が昨日より濁った感じもする。ちなみに症状が出てから一貫として、「見えない」ということはない。テレビも新聞もパソコンも問題ない。ただひたすら煩わしい。
 翌日。ゴマが多少減って、糸くずの輪郭が薄くなったような気がするが、良化したというよりは悪化してないという程度。それでも一週間ほどするとゴマはかなり減り、糸くずは鮮明だったのがボヤけてきた。ただ「正常」には程遠いが恐ろしいことに、この視界に煩わしいなりに慣れてしまっている。術後のチェックで眼科に行くと、先生曰く基本的には順調とのことだった。
 一か月たった現在はどうなっているかというと、「かなり慣れてしまった」というのが正直なところだ。つまり「普通/正常」ではない。特に青空やざっくりと風景を見るとき一番感じる。ゴマも少しあるし、時折ボヤけた糸くずも感じる。左目だけで見れば「正常」だが。テレビをみたり、こうしてパソコン画面、新聞、本など、何かを意識して見ている時はほぼ気にならない。
※追記:網膜剥離を起こしている以上視野欠損があるはずだが、範囲としてはどの程度なのか後日検診時、先生に聞いたところ、誰でも「盲点」があるが、そのサイズと大差ないと言われた(11/9)

 健康ガラミで別話題。DHA、EPAなどはサプリメントとして摂取すると効果は期待できないという臨床実験結果が出たという内容をテレビでやっていた。気になったので検索すると同様の記事をみつけた。2018年7月付。うちの夫はサ〇トリーのソレを何年も飲んでるが、結局悪玉コレステロール値、中性脂肪ともに下がっていない。うちの夫も検体のひとりのような気がする。というわけでうちも次回からこのサプリは止めます。記事はコチラ(外部)。
 というわけで、夫の高脂血症対策として6/8より亜麻仁油を導入することにしました。続いた場合は健康診断にどう反映されるか、ご報告したいと思います。

★今週の出来事★
5/30 ついにアベノマスクが来た。

※結膜下出血に二度なったのは左目↓