「最高の花婿」2014年フランス。原題はQu'est-ce qu'on a fait au Bon Dieu ? で、これをグーグル翻訳で英語に訳すとWhat did we do to the good Lord? 「私たちは神様にいったい何をしたのでしょうか?」。フランス国内で大ヒットしたコメディ映画らしい。

 保守的なカトリック教徒であるヴェルヌイユ夫妻には四人の揃って美女の娘がいたが、上三人が相次いでユダヤ系、イスラム系、中国系の移民(?)と結婚。婿たちも義理の両親に対する敬意はしっかりあるし、それぞれの婿同士、義理の家族としてうまくやっていきたい気持ちもあるにはあるが、いかんともしがたい文化、人種の壁が。「神が与えた試練/報い」とも思えそうなこの状況にうんざりしているヴェルヌイユ夫妻は、なんとか末娘だけは白人でフランス人で「普通の」カトリック信者と結婚させたいと願っている。しかし末娘はアフリカ系と交際中。末娘はなにかと緊張感をはらむ三人の姉夫婦と両親の四組のカップルの様子をみて、彼氏のことを言いだせないでいた。

 いわゆる大衆向けお約束映画。そういった作品に何より大事なのはテンポの速さだが、大変よくできた楽しい作品。ある程度世の中と世界を知った大人が気軽に楽しめる作品に仕上がっている。ヴェルヌイユ夫妻と姉妹夫婦、全員基本富裕層なのに苦笑。

 パート2たる「最高の花婿 アンコール」は2019年制作。リタイアした父親は「執筆活動」に没頭。四姉妹「多国籍」一家は揃って外国に移住を計画。「孫が生きがい」のヴェルヌイユ夫人はなんとか娘夫婦の移住を阻止しようと夫を巻き込んで画策する。
 多くの例にもれず、この続編は前作ほど面白くない。リアルさが面白かった前作に対し、無理に笑いを取りにいっている印象。
 このパート2で引用されるフランス映画「最強のふたり」↓