というわけで初めて行きました、国内男子ゴルフ。場所は千葉の夷隅ゴルフクラブ。チケットをもらったので、病を背負う身ながらリハビリ的に行くことを決意。最終日の日曜日、寸前まで行くのを迷い、一時間ほど見て帰ろうというつもりだったが(アクアラインは夕方混むし)、結果的に5時間以上滞在して、まんまと帰りのアクアライン渋滞にハマった。やはり男子は迫力が違う。見ていて本当に面白かった。
 ではテレビと比べてどうか。その意味ではテレビのほうがスイングの迫力は伝わるかな。女子ゴルフでも思ったけど収音マイクがあるし。でも目の前で男子プロのスイングとその球のゆくえ(飛距離)見る感動はやはりある。球追うのかなりヘタなんだけど、私。夷隅は広々として気持ちのいいゴルフ場だった。多少曇っていて、ピーカンの暑さではないのにも救われた(しかし軽いやけど程度の日焼けをしたマヌケぶり)。なんせ病気もちなんで(伝染はしない)。観客も最終日なのでそこそこいたが、ごった返すということもない。だいたいどのホールも好きな場所から見られた。折り畳みの椅子をもって夫婦で出かけた。
 ドライバーの迫力を一番感じたのは蝉川泰果プロ。びっくりの300ydをゆうに超える飛び。18番ティーショット打って二打目を見ようとてくてく追って歩いて行ったがもう、「どこまでいくの~?」っておばはんバテバテ。でも蝉川プロに限らず、テレビで見るよりさほど力んで振っているようにも、左右の体重移動も感じられない。男子はテレビで見てると筋力を活かして”力んで”見えていた。アマチュアが力むのとは違う力み方なんだろーなーと思って見ていたけど、でも目の前で見るとテレビ程は力感を感じなかった。くるっと回って、しかしインパクトでは急にヘッドが走って球がビューンと飛ぶ、っていう印象が多かった。やっぱり力むのとは違うのね。当たり前か。大谷のホームランも軽く振ってる感じするけど。やっぱ男子プロ飛ぶよ、普通のこと言うけど。初速が違うって感じ。フォロースルーがすごく長く見えるかと思ったら、そうでもなくて(って長いんだろうが)やっぱり捻転って感じだったかな。テレビで見るよりドローもフェードもなかった気がする。あたしが球を追うのが下手だっていうのは間違いないが、テレビよりみなストレートな高弾道に見えた。蝉川プロが飛ばすのは当然?としても、別の意味なら、さらに迫力を感じたのが香妻陣一郎プロと、この前ミズノオープンを勝って全英の切符をつかんだ平田憲聖プロだ。香妻プロは小柄だし、平田プロはテレビで見るよりさらに華奢な印象を受けた。しかしぶっ飛び。練習場とかで彼らより体格のいい男性はいくらでもいるけど(うちの夫含め)、あの弾道はない。その意味ではそもそも体格のいい河本力プロや中島啓太プロより二人のティーショットに迫力を感じた。あの体格でなんであんなに飛ぶの? しかもまっすぐドギュン。
 会場に着くとまず青木会長がクラブハウス前にいるのを発見。パッティングの練習場にはちょうど河本力プロがいた。テレビで見るほどガタイがいいわけでもない。それはちょっと驚いた。テレビで見てるとラグビー部かいなって感じかと思いきや、そこまででもない。日韓共同開催ということで、韓国料理の出店がチラホラ。ヤンニョムチキンをとりあえず食す。韓国といえばこれだ。なんとなく海外旅行気分。韓国人選手も多いし、関係者も多い。当たり前だ。賞金がウォンだ。 

 蝉川プロはナイショーと声をかけるとちょっと微笑んで会釈をするのがマジでかわいい。52歳のおばさんほっこり。そして中島プロ22歳はテレビで見たまんまのイケメン。それ以上でもそれ以下でもないってか、おばはんマジで目の保養。久しぶりに生のイケメンを間近でみた。やっぱジャニーズ的ってか? ホストみたいな”イケメン”にさほどぴんと来なくなってしまったおばはんとしては、もはや息子クラス(中島プロの親より年上か)ではあるが長身で姿勢がよく顔もガタイもいい中島プロにしみじみと網膜が癒された。直接見るのはやはりいい。若い時にイケメンにときめくのとは違った感動がおばはんになってもある。以前ピザ屋の店長には女性ホルモンを刺激される興奮があったが、そういうのとは違う(って何の話だ)。やはり中島プロクラスのイケメンにはもう何年もお目にかかっていなかった。とにかくああいうイケメンが好きな女性ゴルフファンには男子プロゴルフ観戦を薦めたい。間近で拝める。だから男子プロのほうがいいって話かよ、って思われそうだが、夫や周囲の男性ギャラリーも男子プロのショットに当たり前だが感動していた。イケメンといえば石川選手は全米オープンで不参加。やっぱり元祖?イケメンゴルファーの遼くんは一度拝んでおくべきかな? 夫は10年以上前に三井住友で石川プロを見たらしい。当時の彼と比べてどうかと聞くと「中島のほうがかっこいいかな」。遼くんファッションセンスも微妙だしな。でもやっぱ一度は生遼くん見ておくべきかな、そこそこ若いうちに。
 ちなみに源ちゃん(時松隆光プロ)と稲森佑貴プロも好きな男子プロだが、テレビと寸分違わずみたまんまだった。そして本当にフェアウェーにいる稲森プロ。源ちゃんのベースボールグリップも間近で見られた。テレビで見たまんまのスイング&間合いだ。今平周吾プロとかもね。とにかく見たいプロを全員見ようとしたら大変。ティーショットから二打目からグリーン周りも見たいし。予選でなくてよかったかも、そういう意味では。人数が減っていて。
 そして正直に白状する。9番パー5のグリーン周りに長居した。河本プロが第二打をグリーン真ん中に乗せ、さすが、と拍手。二打でカップインして「ナイスバーディー!」とデカい声を出すおばはん。実はOBでボギーだったらしい。ハズい。「違うんです、ボギーです」とか言ってよ。イチイチ言わねーか。以後気をつけます。次回観戦することがあったら、パー5のグリーン周りは拍手に留めよう。ブラインドホールもダメだ。拍手だ。つい叫びたくなってしまう。でも素晴らしいティーショットに「ナイッショー!」って叫ぶの楽しい。
 あと女子の時も書いたけど、プロは派手なウエアを着てもらえると嬉しい。遠目にもどこにいるかよくわかる。今回だと蝉川プロの蛍光イエローとか。中島プロと一緒に回っていた韓国のチャン・ドンギュ選手のビビッドな赤とか。あとさ~ほんと大きなお世話だけど、ゴルファーが髪伸ばして束ねたりとか基本止めてほしい。似合ってないし、ゴルフウエアに合わないし。浅野忠信とか菅田将暉がそういうのしてトータルでカッコいいのとは違うよ。大槻選手までいくともう「仕方がない」というか「そういうもの」っていうところまで来た感じはするけど(生大槻見たわ~見たまんまで愛想もなかったわ~って、いいんです、大槻選手は)。石川遼はヤカラファッションが本当に似合わないのに続けてるし(多少治まってきたが)、若い選手はくれぐれも真似しないように(池村プロとかさ)。女子プロがハイブランドのロゴのイヤリング、ピアスをつけてるのも本当にカッコ悪いと思う(どんどん話がそれる)。ディオールとかシャネルとか。若くて金あると、ああいう成金みたいなことしたくなっちゃうのかね。契約プロか、って思うよ。スポーツウエアには合わないし、そもそも私、ブランドロゴのデザインのアクセサリー自体カッコ悪いと思うんですけど(個人的意見)。シャネルのマークのTシャツ着てたらカッコ悪くない? それと同じってか、ピアスも。ハイブランドのデザインした素敵なデザイン、とかならまだ理解できるけど。
 ちなみに勝ったのは最終組を中島と回っていた韓国の34歳ヤン・ジホ選手。中島啓太はミズノでプレーオフで二位→金谷拓実(いなかった)と優勝争い→優勝→また優勝争いで最終組二位の四試合連続。最終日のビッグスコアは河本プロの-7(5位)だった。