スギ花粉症が「治る」医療行為としてスギ花粉舌下免疫療法がこの10月から保険適用になった。早速行きつけの県立総合病院の耳鼻科に問合せたところ、その治療は小児科の先生が専門だと言われた。この病院は小児科にアレルギーを専門としている先生がいた。子供のアレルギーが多いからだろう。この療法について12歳以下は保険適用が受けられないのだが。
 この治療法、スギ花粉のエキスを口内にたらし、二分間そのまま保持した後に飲み込み、その後五分間は飲食をしない。それを毎日やる。開始時期は花粉が飛ぶ前からで、つまり最低でも来年一月にはスタートしないと、次の開始は6月頃になる。飛散前の1月までに服薬を開始すれば次の花粉飛散時期は鼻水も目の痛みもなくOKかというと、この治療法、効果が保障されていない。基本的には毎日最低三年の服薬が決まりだ。大まかにみて、服薬患者の1/3は効果大(薬を止めても全く症状がでなない、完治のひとも)、1/3は一定の効果があり、残りの1/3は効果が感じられない、というものらしい。この辺は情報によってバラつきがあり、完治を含めて八割に改善がみられるとか、いろいろだ。とにかく「まったく改善がみられない」ひとがそれなりの割合でいることについては共通しているが、「効果あり」がはっきりと優勢であることについても同様だ。テレビから得た情報などを総合した私見だが、スギ花粉しかない、もしくはスギ花粉による花粉症の症状が殊更重篤なひとほど効果が期待できそうだ。私はというと、スギ、ヒノキ、カビでアレルギーの陽性反応があり、スギのひどい時期が最もキツイといいつつも、薬でなんとかやり過ごせてしまい、マスクをしている期間も大して長くない。こんな私は「ヒマ」であることしかこの治療に対する「適性」がない気がするが、なんとなく流れで始めてしまった。
「いったいいつまでやったら、”私にこの療法は効果ない”って判断を下せるんですかねえ? 毎日コツコツは得意な私も、効果ないことに三年毎日はキツいですよ」
「本当は最低でも次の次の花粉時期(2016年春)までは続けて欲しいけど、とりあえず来年(2015年)の花粉時期まで続けて様子をみよう」
 この療法、なんといってもやっかいなのが、保険適用になったばかりのせいで、一度に二週間分しか薬が処方されない。来年(2015年)10月までは決まりのようで、月に二度も病院に行って処方箋をもらわなければいけない。月に二回も病院に、しかもただ処方箋をもらうためだけに行くのはけっこうしんどい。総合病院って会計とかけっこう面倒だし。来年10月以降は最低でも1ヶ月分は処方されるそうだ(三か月分くらいまでOK???)。
 というわけでこの記事内では効果についてお伝えできないが、今のところ副作用等は私にはない。来年6月頃には一度結果を報告したい。スギ花粉の時期には生活に支障を来たすほどだ、という方は今すぐ始める価値があると思うが(重ねてになるが、効果は即効ではなく、効果が出る時期もひとそれぞれ、かつ保障もされていない)、そこまでひどくはない、という判断の方は来年秋以降まで待って、興味があればこの治療を処方できる先生を探しておくのもいいかもしれない。現在全国に四千人ほど専門医がいるらしい。費用について、私の場合は以下の通りだ。
 

初回 診察料420円+開始用の薬二週間分 740円

二回目以降  診察料420円+継続期用の薬二週間 860円
 

 テレビなどでは薬代が千円弱と言っていたが、実際には診察料に薬局の処方料も加わって結果四週で2,560円かかることになった。年間にして三万以上かかる。これがもし一度で四週間分処方されることになれば、診察料の420円は当然半分になる。私が現在も使っている低容量ピルは四周期(16週間分)一度に処方される。こちらも同じくらいにしてほしい。
 またハウスダストについてもこの治療法が保険適用になる方向にあるようで、数年後(四年後くらい?)には実現されるらしい。わたしとしては、こちらのほうが軽いが一年中症状があるので期待している。

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