前回の話です。
中学校の入学式早々に怖い担任に目をつけられた私の一年生一学期は辛い期間になりました。
本当に怖い担任だったので態度を改めざるを得ない状況でしたが
人間すぐには変われないので表面上だけ少し落ち着いて、本質的な部分は変わらず調子乗りな部分もあり、勉強も大してしていませんでした。
そんな調子で過ごしていたところ理科教諭の担任から授業である宿題を出されました。
それは周りにあるシダ植物を採取して持ってくるという簡単なものでした。
シダ植物は湿気が多い林などに生えていることがどこにでもある植物ですが、私の地元は畑と住宅ばかりで林や森は場所を知っていないとどこにあるのか分からない地域ですぐには見つけられなかったのです。
分からなければ友人や親に聞けば良いのに面倒だと思った私は早々に諦めました。
そして提出日となり当然のごとく叱られるわけです。しかも私だけではなく他の多くのクラスメイトもシダ植物を持っていなかったので、授業がストップして延々と怒られました。
立て続けに1学期の期末テストの点数と順位が発表され自分の頭の悪さを突きつけられました。
なんと約300名の1年生のなかで280位くらいでした。
さらに追い打ちをかけるくらいショックだったのは、そこまで分かりやすい形ではないのですがクラスメイトに陰口を言われたり笑われなりなど軽いイジメみたいなのを受けました。
人は簡単には変わりませんが、さすがにこれだけの出来事があり打たれ続けると
今までの態度や生き方を反省するしかありませんでした。
私は真面目になることを決めたのです。
次回に続く

