「脅威的な低空飛行、日本側の謝罪を」…韓国紙
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190101-OYT1T50031.html
韓国海軍による海上自衛隊の哨戒機へのレーダー照射問題で、韓国紙のソウル新聞は12月31日、「日本の哨戒機の低空飛行は、太平洋戦争で米国の軍艦に向かって自殺攻撃を行った『神風』を連想させるとの指摘も出ている」と非難する記事を掲載した。
ソウル新聞は、哨戒機が当時、韓国海軍の駆逐艦から500メートルの距離で高度150メートルまで近付いたと問題視した。ソウル新聞は、民間組織の韓国国防安保フォーラムのムン・グンシク対外協力局長が「駆逐艦への自殺攻撃が可能な距離だった。日本がどんな理由で脅威的な低空飛行を行ったか責任を問い、謝罪を取り付けなければならない」と主張したと伝えた。
韓国国防省「低空飛行」で日本に謝罪要求=哨戒機レーダー照射問題
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019010200308
海上自衛隊のP1哨戒機が韓国駆逐艦から火器管制レーダーの照射を受けた問題で、韓国国防省報道官室は2日、声明を出し、哨戒機が「人道的な救助活動中だったわが国の艦艇に対し、威嚇的な低空飛行をした」として、謝罪を要求、実務協議の開催を呼び掛けた。
また、「わが国の艦艇は哨戒機に(火器管制用)追跡レーダー(STIR)を照射しなかった」と重ねて否定。「日本はこれ以上、事実を歪曲(わいきょく)する行為を中止すべきだ」と主張した。韓国国防省が日本への謝罪要求という強硬対応に転じたことで、日韓間の対立が一層深刻化し、防衛協力全般に影響が及ぶ懸念も出てきた。
声明は「日本側が公開した動画に見られるように、友好国の艦艇が公海上で遭難漁船を救助している状況で、日本の哨戒機が威嚇的な低空飛行をしたこと自体が非常に危険な行為だ」と指摘した。さらに、「韓日国防当局間で事実確認のため、実務協議を継続するという合意にもかかわらず、日本は動画を公開し、高官までテレビのインタビューで一方的な主張を繰り返している」と批判、「深い遺憾の意」を表明した。
過去のアメリカ海軍の認識「高度180m距離500m程度の接近飛行をされても全く脅威ではない」
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20181230-00109645/
12月20日に発生した韓国駆逐艦レーダー照射事件で、韓国側は火器管制レーダー照射の事実を認めなかった上で「海上自衛隊P-1哨戒機が高度150m距離500mの挑発的な接近飛行を行っていた」と逆に非難しています。日本側は「国際法や国内関連法令で規定されている高度および距離以上で飛行」としています。
そこで他国の過去の事例からこの条件に近いケースを参考にしてみましょう。2015年5月31日に黒海でアメリカ海軍のイージス艦「ロス」がロシア軍のSu-24攻撃機に高度180m距離500mで接近飛行されたケースです。
動画には遠方から飛来したSu24がミサイル駆逐艦ロス(USS Ross)の近くを飛び去っていく様子が捉えられていた。ロシア軍機は高度約180メートルで飛行し、ロスから約500メートルにまで接近した。このほかにも数機のロシアの爆撃機が駆逐艦ロスから見える位置にいたが、ロスとの間に通信はなかった。
このような動画の公開はまれだが、米国防総省のスティーブン・ウォレン(Steven Warren)報道官は記者会見で、米海軍はこの件の報道に満足しておらず、事実を正確に伝えるため動画の公開を決めたと述べた。
ウォレン報道官は、駆逐艦ロスの近くにいたロシア軍機はどれも非武装で、米露いずれの側も敵対的な行動は取らなかったと説明。「今回のケースは艦艇の付近を航空機が通過したにすぎない」と述べた。
出典:ロシア軍機が駆逐艦に接近、米海軍が動画公開 「転針」報道を否定:AFP(2015年6月2日)
距離500mの接近でも通常飛行なら抗議せず
この2015年5月31日の黒海でのケースではアメリカ政府はロシア軍の行動を問題とせず、ロシアのメディアに対して抗議しました。「我がロシア軍のSu-24攻撃機がアメリカのイージス艦に肉薄しクリミアに向かう進路を変えさせた」と報道したことに対して事実ではないと否定する目的です。その説明の中で高度180m距離500mまで接近して飛行したことは敵対的なものではないとしています。つまりアメリカはこの程度の飛行なら「付近を通過しただけ」と全く問題にしない態度を取ったのです。なおこの反応に怒ったロシアは接近飛行をエスカレートさせていき、翌年にはSu-24攻撃機がイージス艦にわずか9mまで異常接近を行っています。
距離900mの接近でも襲撃飛行なら抗議する
ただしアメリカはこの他の事例では、2014年4月12日黒海でのイージス艦「ドナルド・クック」に対するSu-24攻撃機の接近飛行について、距離900m(1000ヤード)の接近であっても攻撃機が模擬的な襲撃飛行パターンを12回も繰り返した敵対的な行為として抗議しています。レーダーに見付かりにくいよう海面すれすれを低空飛行して接近してから急上昇する飛行パターンです。敵対的な行為として判断される材料は高度と距離だけでなく、武装の有無や飛行の意図も含まれることが分かります。友軍との訓練ではない意思疎通が出来ていない相手からの模擬襲撃飛行が危険なのは、本当の襲撃飛行と見分けにくいからです。本当の襲撃だと勘違いして迎撃ミサイルを発射してしまう誤射を誘発しかねません。
P-1哨戒機は襲撃飛行ではなく観測飛行
では12月20日に発生した韓国駆逐艦レーダー照射事件での海上自衛隊P-1哨戒機の飛行の意図はどう見做されるでしょうか。まず観測目的で飛んで来たことは明白で、実際に観測行動しか取っていません。けっして模擬襲撃飛行は行っていないことは日本側が公開した動画を見れば分かります。
そもそもP-1哨戒機は武装することも可能ですがエンジン4発の大型機であり、小型の戦闘機と比べると速度と運動性は低い機体です。駆逐艦クラスの水上艦相手に距離500m~5000mまで接近してから交戦した場合はとても生き残ることが出来ません。P-1哨戒機で対艦攻撃する場合は相手の艦対空ミサイルの射程外から撃てる長射程の対艦ミサイルで攻撃するスタンド・オフ攻撃と呼ばれる戦い方を通常は選びます。鈍重な大型機にとって有力な対空兵器を持つ相手に接近した状態での襲撃飛行は自殺行為であり、やろうと考えもしないでしょう。
韓国駆逐艦レーダー照射事件でP-1哨戒機が韓国駆逐艦に対して高度150m距離500mで飛んだのは観測飛行が目的であり、ほぼ近い高度180m距離500mでまで接近し模擬襲撃飛行ではなかった2015年の黒海でのロシア攻撃機とイージス艦のケースで問題にしなかったアメリカ海軍なら、やはり問題にすることはないと思われます。
何があっても日本に対しては絶対に謝ろうとしないのが韓国です。
事実を歪曲してきたのはどちらなんですかね。
こうやって、無理筋を強行してきたから、慰安婦や徴用工の問題がこじれてきた歴史があります。
そろそろ、韓国に対してはこういった無理筋の話にはペナルティが必要なんじゃないですかね。
韓国との付き合いではメリットよりもデメリットの方が多いと思います。
◯ 韓国:米国なら即座に撃沈