コロナという言葉を初めて聞いたのは下の子の出産で入院していた病院の個室でした📺


産後の入院で、あかちゃんが診察の時間のため看護師さんとナースステーションへいったあと、世の中のことが気になってテレビをつけると武漢から新しいウイルスがみつかり、世界中へ拡がったら大変なことになる・・というニュースをしていました


次の日も次の日も同じようにニュースでやっていて、旦那さんがきたらこんなニュースがあったと話そうと思いながらあかちゃんだった下の子を抱っこしていたのをよく覚えています


その後、だんだんと世界にコロナが拡がっていき、旦那さんの職場のコロナ対策も厳しくなり、コロナを職場に持ち込むことがないよういろいろな制限を受け入れて、子ども達にも話をして協力してもらってきました


幼児期に自由に思うように遊ばせてあげたいという想いを抑え、たくさんのお友達がいる場所で遊ぶことや行きたい場所など我慢させたこともたくさん


心の中でごめんねと思ったこともたくさん


コロナのせいで出来なかったことがたくさん


コロナが落ち着いたらいろいろしようね、コロナが落ち着くまで待ってね、と言ってきたので、コロナの話をする時は大体が「コロナのせいで」という雰囲気でした


訪問看護の看護師さんとお風呂に入れたりミルクをあげたりしながら世間話をしたり、いろいろな会話をするのですが、コロナがいいことをもたらしたという話が聞けました✨


コロナ禍になってから、妊婦さんの早産が減ったようです


在宅ワークになったり、不要な外出が抑えられたりしたことで、無理をする妊婦さんが減って、その結果、あかちゃんがお腹の中で大きくなることが出来たとのこと


おかげで無事に生まれることができたあかちゃんがいて、いいこともあったんだなぁ✨と思うと、自分のことではないけれど少し報われたような気持ちになりました


いまは看護師さんの実習の時期で、訪問看護を体験するべく実習に来られた実習生さんが、我が家にも数名来られます


大学四年生の学生さんですが、コロナのせいで私達は入学式はなかったんですと言っておられました


当たり前に出来ていたことが当たり前に出来ない経験をされた実習生さんの、実習生を受け入れてくださりありがとうございますと言う言葉はとても心がこもっているように感じました😊


コロナ禍で家族に頼れないこともあるかもしれないと不安になり、私達の不安を真摯に聞いてくださり、暮らしを想像して心配してくださったNICUの方々が繋げてくださった訪問看護


管理入院中に長い期間家族に会えなかったのは寂しかったけど、三つ子妊娠中に少しも無理をしなくてすんだ影響はもしかしたら大きかったかもしれないし、これまでに出会った方々とのご縁も、もしかしたらコロナのおかげと言えるのかもしれません


今の状況で昔のようにいろんな行事があったら我が家はすでに少々困っていたり、参加できないことに申し訳なさを感じていたかもしれません


出来ることなら負の気持ちでいるよりプラスの気持ちで過ごしたい


なんだかいいヒントをもらったような気がしました✨


何事にも2つの面があって、考え方や視点でいいこともみつけられる


マスク着用義務がなくなり、これから日常で出来ることが増えていきそうな気配を感じますが、忙しすぎずちょうどいいところで暮らしが定着していくといいなぁ✨