登山で死んだ人と、異国の戦地に自ら行って死んだ人には、
「死んでしまってかわいそう」
と、言っちゃいけない気がする。
彼らは命と引き換えにしても、そこに行きたかったんだろうし、
死んでしまうかもしれないという事を、
当り前のように念頭に置いたうえで、
あえてそこに行った筈だと思うから。
だから家族もそのつもりでいないといけない。
もし私の息子たちが、
危険な登山に挑戦したいとか
戦場ジャーナリストになりたと言ったなら、
私は気が狂ったように止めるだろう。
あと、バイクにも乗らせない。
それでも、どうしてもそうしたいと言って、
私が認める気持ちになったなら、
私は覚悟を決める。
助けられなかった救急隊や医者を一言も責めないし、
息子に銃を向けた人を少しも恨まない。
可哀想とか、残念とか、酷い事をされたなんて、
思う権利はこちらに無い。
そして死んだからと言って英雄でも勇敢でもない。
生きて帰ってきていれば、英雄にはなれないとでも言うのか。
死んでからじゃなくて、死んでない時にもっと、
こういうジャーナリストがいて、
こんな危険な場所で生の情報を伝えようとしている、
この映像を観た人が少しでも心に何かを感じてほしいと願っていると、
もっともっとテレビでワーワー伝えるべきじゃないかと思いながら、
「もう食えねぇ~!」
と言いながら料理を必死で食べる芸人達を見ている私でした。