8月後半に観た映画 そしてシネスイッチ銀座閉館のお知らせが... | やせっぽちのヒロシのブログ

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趣味は国際交流?(笑)。

2008年2月25日から28日にかけてニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われた、エリック・クラプトンとスティーブ・ウィンウッドによるジョイントライブを収録したコンサートフィルム。
バンド「ブラインド・フェイス」で活動をともにしたエリック・クラプトンとスティーブ・ウィンウッドが、「泣きたい気持ち」をはじめとするブラインド・フェイスの楽曲のほか、2人がそれぞれ所属したバンドやソロで発表した楽曲に加え、ジミ・ヘンドリックス、レイ・チャールズ、J・J・ケイルの楽曲のカバーも惜しみなく演奏した。その模様を余すところなく収録し、ライブ会場さながらの臨場感と迫力をスクリーンに映し出す。
日本では2009年に本編90分の「エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッド ライブ・フロム・マジソン・スクエア・ガーデン cine sound ver.」として公開。2026年には、エリック・クラプトンのライブ&ドキュメンタリー作品を連続上映する「クラプトン・フェスティヴァル」にて、本編140分の「ライヴ・アット・マディソン・スクエア・ガーデン2008」の邦題で公開される。

2009年製作/140分/G/イギリス
原題または英題:Live from Madison Square Garden
配給:IAC MUSIC JAPAN、Santa Barbara Pictures
劇場公開日:2026年8月14日

その他の公開日:2009年9月26日(日本初公開)(以上、映画ドットコムより)

 

☆前々回の来日公演でかなりガッカリしてしまったことで、クラプトンのコンサートを観に行くことはもう無いと思うけれど、このスティーヴ・ウィンウッドとの共演が再びあったら行ってしまうかも?

ということでこの映画を観に行きました。ブラインド・フェイスというよりは、それぞれの持ち歌を中心に、両者ともかなり気合いの入ったパフォーマンスで楽しませてくれましたが、最後の''Cocain''で「やっぱりラストはそれかよ」と萎えてしまいました。基本的にクラプトンの歌うJ.J.ケイルのカヴァーが好きでないこともありますが、あの予定調和の極致的な観客とのお約束のパターンが大嫌いなもので。

 

「ハッシュ!」で国内外から注目された橋口亮輔監督の長編第4作で、ある夫婦の10年間におよぶ希望と再生の軌跡を、1990年代から2000年代初頭に世間を騒がせたさまざまな事件を背景に描いた人間ドラマ。
小さな出版社に勤める生真面目な性格の妻・翔子と、マイペースに生きる夫・カナオ。美術大学出身のカナオはテレビ局で働く先輩の紹介で、法廷画家の仕事を始める。やがて夫婦の間には初めての子どもができるが、生まれてすぐに亡くなってしまい、翔子は心のバランスを崩していく。うつになった翔子を、カナオは全身で受け止めようとする。夫婦はさまざまな困難に直面しながらも、ともに乗り越えていく。
妻・翔子役で木村多江、夫・カナオ役でリリー・フランキーがそれぞれ映画初主演。2009年・第32回日本アカデミー賞にて木村多江が最優秀主演女優賞、第51回ブルーリボン賞にてリリー・フランキーが新人賞を受賞した。倍賞美津子、柄本明、寺田農といったベテラン勢に加え、寺島進、安藤玉恵、八嶋智人ら個性的な俳優たちが脇を固めた。2009年・第59回ベルリン国際映画祭パノラマ部門出品作。2026年7月、4Kリマスター版にてリバイバル公開。

2008年製作/140分/日本
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2026年7月24日

その他の公開日:2008年6月7日(日本初公開)(以上、映画ドットコムより)

 

☆初公開当時は勿論観ていませんでしたが、今回のリバイバルに伴い何度か予告編を見たことで興味を持ち、観に行くことにしました。シリアスなストーリーでありながらも、適度にユーモアもあり、また前半と後半では夫婦の立ち位置のようなものが全く変わってしまう辺りも興味深かったですが、その辺を主人公二人の演技の抄もあり、なかなか見応えがありました。今にして思うと(当時はまだ頭角を現していなかった人も多かったけれど)なかなか豪華な脇役陣で、ある意味製作者に先見の明があったこともうかがえます。個人的には若き日の安藤玉恵(今とほとんど変わりないけれど)の出演が嬉しかったです(笑)。

 

東京の上野公園を舞台に、1人の人間の生き方としての“失踪”に焦点を当てながら人と人とのつながりに迫った、日本・中国・韓国の合作によるヒューマンミステリー。
上野で「ゴージョー」と呼ばれていたホームレス男性が亡くなった。彼の本名も、生前に何をしていたのかも、なぜ公園のテントハウスにたどり着いたのかも知る者はいない。ソーシャルワーカーのサツキは、妻を亡くし公園で暮らすトシの助けを借り、ゴージョーが遺した日記を手がかりに彼の正体を求めてホームレスのネットワークを訪ね歩く。やがて1人の女性の存在が浮かび上がり、ゴージョーが自ら家族との縁を切ったという過去が判明する。それは、サツキの人生をも大きく揺るがす事実だった。
自らの生い立ちにとある喪失を抱えるソーシャルワーカーのサツキ役で門脇麦が主演を務め、サツキと行動をともにするホームレスのトシ役で竹中直人が共演。監督・脚本は、幼少期を日本で過ごしイギリスで映像制作を学んだワン・チイ。「スモーク」「ジョイ・ラック・クラブ」などの監督として知られるウェイン・ワンが共同脚本・企画に名を連ねた。

2026年製作/92分/G/日本・中国・韓国合作
配給:NAKACHIKA
劇場公開日:2026年8月8日(以上、映画ドットコムより)

 

☆たまたまソーシャルワーカーだった知人がいたこともあり興味を持ったのと、何かと気になる門脇麦が主演ということで観てしまいました。う~ん、実際そのソーシャルワーカー以外にもホームレス支援で炊き出しなどを長年やっていた友人・知人も居ますので、そうした活動にも若干関わりを持ったこともありましたが、概してホームレスのおっちゃんたちはなかなかあそこまで心を開いてくれないですし、性格的にも問題のある人が多く疲れるので、私は深く関わることをせずに遠隔支援みたいな立場に留まりましたが、それは置いておくとして、ちょっと現実的ではなく突っ込みどころもいくつかあったように思います。まして最後のオチで一気に興ざめしてしまいました。門脇麦と竹中直人のコンビはなかなか良かったので、何か別の題材でやってほしかったです。

 

仲良しだけど共同生活に少しずつ不満を抱える2人の女性が、汚い部屋を片付けようと奮闘する一夜を描いたドラマ。
好奇心旺盛でトイレが長い矢吹ことりと、発酵食品マニアで家事が苦手な三森すずか。ベストフレンドの2人はシェアハウスをしているが、どこか違和感を覚えていた。そんなある日、2人の家に憧れの男性・栗田さんが遊びに来ることになるが、信じられないほど部屋が汚い。タイムリミットの朝10時までにどうにかするべく、一緒に大掃除に取りかかることりとすずかだったが……。
「スミコ22」「まだ君を知らない」で知られる、はまださつきと福岡佐和子による映像制作ユニット「しどろもどり」が、自身のシェアハウス経験をもとに制作。はまだが監督を務め、福岡が脚本・編集を手がけた。「結局珈琲」の瀬戸璃子が矢吹ことり役、「おとなになりたくなれますように」の園凛が三森すずか役で主演を務め、松㟢翔平、新帆ゆき、特別出演として工藤遥が脇を固める。シンガーソングライター・かなふぁんによるプロジェクト「chill the gambler」「kiss the gambler」が音楽と主題歌を担当。

2026年製作/61分/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
劇場公開日:2026年8月8日(以上、映画ドットコムより)

 

☆全く現実味のないツッコミどころ満載のストーリーで久々にアホらしい映画を観てしまったという感じです。それもわずか60分の映画でありながら、均一料金とやらのおかげでシニアにとっては割高になってしまい、損した気分にもなってしまいました。

 

アン・ハサウェイとユアン・マクレガーが共演し、平和な町を襲った異変から生き延びようと奔走する家族の運命を、圧倒的スケールでスリリングに描いたサバイバルスリラー。
プラット家の4人家族は、平和な町オークストリートで普通の毎日を過ごしていた。しかしある日を境に町で不思議な現象が起こりはじめ、水道や電気も完全に止まってしまう。不穏な空気が町を覆うなか、絶滅したはずの恐竜が次々と現れ、住民たちを容赦なく襲いはじめる。プラット家の家族は手近な武器を手に取り、さまざまな恐竜の脅威をくぐり抜けて町から脱出するべく奔走するが……。
一家の父グレッグをマクレガー、母デニースをハサウェイが演じ、「マイ・オールド・アス 2人のワタシ」のメイジー・ステラが娘オードリー役、「THE MONKEY ザ・モンキー」のクリスチャン・コンベリーが息子ブライアン役を務める。監督・脚本は「イット・フォローズ」「アンダー・ザ・シルバーレイク」のデビッド・ロバート・ミッチェル。製作には「クローバーフィールド」「ミッション:インポッシブル」シリーズなどのヒットメーカー、J・J・エイブラムスが名を連ねた。

2026年製作/100分/G/アメリカ
原題または英題:The End of Oak Street
配給:東和ピクチャーズ、東宝
劇場公開日:2026年8月14日(以上、映画ドットコムより)

 

☆かなり荒唐無稽なストーリーではありましたが、存分にスリルを楽しみました。たまにはこういうのも良いですね。次々に犠牲者が出る中、何と父親までがまさかの...となったのは意外でしたが、その辺はラストの機転に洒落っ気があり良かったです。

以前から思っていたのですが、日本の怪獣映画の多くがイマイチ現実感や恐怖感が足りないのが、迫りくる怪獣に命の危険はあっても、食われてしまうという危機がないせいだと思います。私の記憶にある限り人が怪獣に捕食される場面があったのは」「サンダ対ガイラ」「ガメラ対バルゴン」「ガメラ対ギャオス」くらいで、海外の恐竜映画やサメ映画のような弱肉強食のリアルさがないのですよね。

このところやたらとアン・ハサウェイの主演する映画を観ているような... ちなみに近くの映画館では「隣人たち」を今も上映していました。

 

990年代初頭のペルーを舞台に、疎遠だった父と思春期の娘たちが一緒に過ごす最後の夏を、切なくもユーモラスにつづったドラマ。
アルベルト・フジモリ政権下のペルーの首都リマ。国内情勢が不安定ななか、母エレナは娘のアウロラとルシアを連れ、安定した仕事のあるアメリカ・ミネソタへの移住を決意する。出発は3週間後の予定だったが、娘たちが出国するには父親である元夫カルロスの渡航同意書へのサインが必要だった。カルロスはタクシー運転手として働いているが、乗客には本業は役者だと語り、友人たちには輸入業をしていると出まかせばかり。久々に再会した娘たちにも、ジャングルでワニに噛まれたと話したり、実はスパイだとうそぶいたりする。父娘3人はアウロラの希望で夏の海辺へ出かけ、限られた時間を過ごす。数日後、母と言い争いになったアウロラはルシアと一緒に、夜間外出禁止令が発令されている市街地へ父を探しに向かう。
自身も10歳でペルーを離れ国外へ移住した経験を持つクラウディア・レイニケ監督が、自らのルーツと向き合いながら撮りあげた。2024年・第74回ベルリン国際映画祭にて、子どもや若者向けの作品を対象とするジェネレーションKPlus部門の最優秀作品賞を受賞。

2024年製作/104分/PG12/スイス・ スペイン・ ペルー合作
原題または英題:Reinas
配給:ブエナワイカ
劇場公開日:2026年8月21日(以上、映画ドットコムより)

 

☆1990年代のペルーと言えば、1996年のリマにおける日本大使公邸占拠事件を思い出してしまいますが、この映画はその事件よりも更に何年か前のペルーが舞台となっているようで、夜間外出禁止令というのも当時の不安定な政情を伺わせられます。そんな環境を嫌い娘らを連れてアメリカへ移住しようとする母、ダメダメな父、その別居してしまった父親への思いからそれをためらう娘たち、様々な人間模様を見せながらも、そこそこ笑えるシーンもあり、あまりドロドロしていないのは救いでした。

 

「スパイダーマン」シリーズのゼンデイヤと「THE BATMAN ザ・バットマン」のロバート・パティンソンがそれぞれ主演を務め、結婚式直前に暴露された“最悪の秘密”をきっかけに、完璧なカップルの関係が崩壊していく姿を描いた恋愛ドラマ。
ボストンのカフェで運命的な出会いをしたチャーリーとエマは、結婚も決まり幸せの絶頂にいた。結婚式まであと7日に迫った夜、付添人の親友夫妻と4人で食事していた彼らは、これまでに自分が犯した最悪の行いを告白することになる。軽い気持ちで始めたゲームだったが、エマの“最悪の秘密”に全員が衝撃を受け、チャーリーは彼女に別の顔があるのではないかと恐れを抱く。幸せな日々は一転して疑心暗鬼のどん底に陥るが、今さら結婚式の準備を止める訳にもいかず、ついに当日を迎えてしまう。
共演は3人姉妹バンド「HAIM」のメンバーで「ワン・バトル・アフター・アナザー」など俳優としても活躍するアラナ・ハイム、「憐れみの3章」のママドゥ・アティエ、「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」のヘイリー・ゲイツ。監督・脚本は「ドリーム・シナリオ」「シック・オブ・マイセルフ」など独自の世界観をもつ作品で注目を集めるノルウェー出身のクリストファー・ボルグリ。製作には「ミッドサマー」のアリ・アスター監督が名を連ねる。

2026年製作/105分/G/アメリカ
原題または英題:The Drama
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2026年8月21日(以上、映画ドットコムより)

 

☆結婚を控えたチャーリーとエマのカップルとその友人夫妻との酔った勢いからの他愛もない過去の「最悪の秘密」告白話からとんでもない展開になっていくというストーリーですが、それぞれの最悪の秘密がとんでもなくエグイ上にエマのダメ押し的な過去が明らかになったことで、その現在の人格まで否定されるというのも何だか話が飛躍し過ぎていないか?なんて思ったりもしましたが、その後のチャーリーの小心ぶりもかなり笑えますし、その後の同僚女性とのあわやの場面にはドキリとなったり、クライマックスの結婚式では予想以上の大荒れで収拾がつかなくなっていっただけに、気の利いた結末があったとはいえ、まわりとの人間関係が改善された訳でもないので、ちょっとモヤモヤ。ちなみに嘔吐のシーンが3度もあったのにはめげました。

 

安田章大(SUPER EIGHT)とのんが主演を務め、自閉スペクトラム症の兄と結婚を控える妹の温かくも強い絆を描いたヒューマンドラマ。
自閉スペクトラム症の大貴と、幼い頃から彼を支えてきた妹の希。母を早くに亡くした彼らはネグレクト気味の父から距離を置き、ふたりで懸命に生きてきた。現在、大貴は清掃の仕事に就き、周囲のサポートを受けながら自立した生活を送っている。大貴はほとんど会話をせず、表情もあまり変わらないように見える。独自の規則を持つ彼は、すべてを平行と垂直に並べるほど几帳面でこだわりが強く、机に並ぶ食器もていねいにそろえる。週に1度の希との食事の時間は19時ちょうどで、1分でも過ぎると落ち着かなくなる。カウンセラーとして働いている希は、ある日恋人からプロポーズを受け、一抹の不安を抱えながら大貴とともに恋人の両親に会いに大阪から東京へ向かう。希の結婚話をきっかけに、兄妹は思いがけずお互いの過去と未来に向き合うことになる。
劇団ふくふくや主宰で俳優としても活躍する山野海によるオリジナル脚本に感銘を受けた安田章大が製作を熱望し、企画から参加。自閉スペクトラム症の専門家の監修のもと約2年かけて脚本を練り、安田自身も専門家のレクチャーを受けて撮影に臨んだ。監督は「かぞくのひけつ」「毎日かあさん」の小林聖太郎。

2026年製作/118分/G/日本
配給:東映ビデオ
劇場公開日:2026年8月28日(以上、映画ドットコムより)

 

☆精神疾患を描いた作品は役者が熱演すればするほどかえって嘘くさく感じてしまいどうも苦手であまり観ないようにしているのですが、これは自閉スペクトラム症の兄を支える主役希が個人的にファンである のん ということもあり、観てみることにしました。結論から言えば、こちらの好みは別として安田章大は自身が製作に尽力したというその意気込みがこちらにも伝わってくる演技だったとは思います。そして、のんはここでも喜怒哀楽の感情表現が素晴らしく、その健在ぶりが嬉しかったです。そのほか意外な立役者が兄大貴のメシ友である5歳の少女役の女の子で、今後の活躍も期待できそう。

希の婚約者はあまりパッとしなかったけれど、その両親を温かみのある人柄に設定したことで、物語全体の後味を良くしてくれたと思います。

 

音楽があふれる島・アイルランドの過去と現在の姿を、ミュージシャンや市井の人々の視点からとらえたドキュメンタリー。
アイルランドがイギリスから部分的な独立を果たしてから100年。国境で南北に分断され、激動の歴史のなかで生きてきたこの島の人々は、ユーモアと皮肉を交えながら、自由への抵抗や日々の悲哀を美しい旋律に乗せて歌い継いできた。今なお植民地時代の影が残るアイルランドでは、フォーク・リバイバルと呼ばれる新たなムーブメントが起きている。その担い手となっているのは、アイリッシュ・フォークの伝統を受け継ぎながら、R&Bやヒップホップ、パンクなど多様なジャンルから影響を受けた新しい世代のミュージシャンたち。現代的な感覚で祖国に向き合う彼らは、社会の矛盾を鋭く突きながら、未来への希望を歌う。
ザ・メリー・ワロパーズ、ランクム、ザ・デッドリアンズといったバンドや、ラッパーのヤング・スペンサーらが出演。人々の心に響く多様で豊かな音楽に、ポストコロニアル時代のアーカイブ映像を交えながら、歴史の傷跡に向き合うアイルランドの現在を浮かび上がらせていく。2025年・第78回ロカルノ国際映画祭の批評家週間でグランプリを受賞した。

2025年製作/90分/スウェーデン・アイルランド合作
原題または英題:Útóipe Cheilteach
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2026年8月22日(以上、映画ドットコムより)

 

☆1996年のドーナル・ラニーの来日公演から一気にアイルランド音楽にのめり込んでしまった身としては、やはりこの映画は観なければということで公開前から楽しみにしていた映画です。出演者たちは全く知らないミュージシャンばかりでしたが、それぞれに趣があり、またそれらを取り巻く社会情勢や過去の痛ましい歴史を改めて映画の中でおさらいしつつ、今も不条理なものを抱えながらも息づくそうした音楽を楽しみました。「音楽に政治を持ち込むな」なんて寝言を言っている一部のネトウヨらには絶対に理解できない世界かもしれませんし(笑)、勿論こうした異国でただのほほんとケルティック音楽をCDやサブスクなどで聴いているだけではわからないものがこの映画で少しは見えてきたように思います。勿論あくまでもほんのわずかなのでしょうけれども。

 

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余談ながら、これまで多くの印象に残る作品を紹介してくれた銀座の映画館「シネスイッチ銀座」が10月25日いっぱいで閉館してしまうそうです。個人的には交通の便もありよく利用しましたし大好きな映画館でした。

最近観に行くと、あの上映前の予告編の最後に流れるほのぼのとした「ネット予約」のCM(ここではあの不快な映倫のNO MORE 映画ドロボーの映像は流れません)の後に、その閉館のお知らせがスクリーンに映し出されるようになりました。あと何回足を運べるかはわかりませんが、その都度にそれを見ることになるのかと思うと、淋しく悲しい気分におそわれそうです。