実は7/24は私めの誕生日でありまして、ほぼ毎年「バースデー休暇」と称して有給休暇を取ってどこかへプチ・トリップして美味しいものを食べたり、ライヴを観に行ったりしていますが、このところよく内房へ行ってはいたものの、外房は昨年夏に御宿へ行ったきりでしたので、今年は勝浦へ行くことにしました。日帰りですし、ただ昼食に美味しい海鮮を食べてちょっとブラブラして帰るというだけのものです。
もっとも事前の天気予報では関東地区は雨天となっており、プチ・トリップとは言えさすがに雨天の中を歩き回りたくはないので迷っていたところ、当日の予報を見ると何故か千葉県だけは雨マークがついていなかったので、決行することに。
地元から船橋まで行き、そこから数度の乗り換えを経て、勝浦へ。昨年の御宿同様30数年ぶりです。
予報では一日曇りということでしたが、約2時間半ほどかけて現地へ着くと薄日が射していました。
そして駅の構内にはこんなものが...
2001年から春のイベントとして街中がひな祭り一色になるとのことです。
外房と言えば太平洋の荒波を想像しますが、この界隈はやや湾になっているせいか、内房並みの穏やかさでした。
お昼も近いので、いくつか目星をつけていた料理店を探します。
まず勝浦漁港近くのガイドブックにも載っている有名店へ行ってみると、すでに満席状態で、30分待ちなんて表示が。
あまり長くは居られませんし、クソ熱い中、通されるまで並んで待つ気力もなかったので、駅近くの観光案内所でゲットした「勝浦グルメマップ」を頼りに美味しそうなお店を求めて散策。しかし、雰囲気の良さげなお店はやはり高いですし、敷居も高そう。
そんな感じでしばらく歩いた後、あまり格式の高そうな外装ではないものの、外に飾られたメニューに何となく惹かれて中へ入ってみました。先客が2名テーブル席に座っており、お1人様の私はカウンターに通されます。
お店は老夫婦二人で営んでいるようで、メニューを見て、場所柄「地かつお刺身御膳」が気になりましたが、やはり色々な刺身を食べたいので地さざえ・本まぐろ・かつお・いか・なめろう・もずく酢・小付・香の物・ご飯・みそ汁・甘味などがセットになった「刺身御膳」を選び、勝浦の地酒「腰古井」の冷酒も併せてオーダー。
やや甘口ですが、旨味のある飲みやすいお酒。
それを枝豆と共にちびりちびりやりながら、
写真は許可を得て撮りました
手際よくとても丁寧な仕事ぶりで、ひとつひとつがきれいに盛り付けられていきます。
写真ではわかりづらいですが、カツオだけは多めに入っています。
焼き魚はサービスとのことでした。
揃うとなかなかのヴォリュームです。とにかく刺身はどれも新鮮で美味しい。
店主さんは若い頃に神楽坂で修行されたとのこと。
あとでこの界隈のお店に詳しい友人に聞いたところでは、勝浦の海鮮料理の老舗で名店と言われているそうです。
店主さんとおかみさんとも色々話しましたが、もう創業60年になるそうで、感じの良いお店ですし、味も良いので、長く続いているのも当然でしょうね。ちなみにお二人以外に途中からもう一人板さんが加わりましたが、息子さんだったのかな?
ランチを食べながら話していた際に、私が葛飾から来たということで話を切り出されたのですが、渥美清の友人という人が常連客にいて、今度お店に連れてくると言われ、信じていなかったそうだけれど、後日本当にお店に伴って来たそうです。初めは上の座敷に通したら、そこでは調理する姿が見られないからと、カウンターに座って会話を楽しんだとか。写真も向こうから撮りましょうと言ってきて、更に後日お店に電話してきて楽しかった旨を言い、写真も送ってほしいと頼まれ住所もしらせてきて驚いたそう。それからも何度か来店したとか。
その時の写真と色紙が飾られていますが、
写真は他のお店のようなこれ見よがしではなく、言われなければわからないくらいに控えめに飾ってありました。
店内にはもうひとつサトウハチローの色紙も飾られていますが、
そのエピソードも面白く、サインを貰う際に色紙がなく画用紙にしてもらおうとしたら、色紙でないとダメだと言われ、勝浦中の文房具屋を探しても無く、たまたま知人宅に古く色褪せた色紙があって、それに書いてもらったもので、年月を経てこんな色になったわけではないとのこと。かなり変わった人だったらしいです。
「でも、最近の人はサトウハチローを知らないんですよね」と嘆いていました。
お腹もいっぱいになったことですし、また少し海辺や町の中を散策して、お土産や干物を買って帰路へとつきましたが、勝浦駅を出て間もなく空が暗くなっていき、千葉へ着くころにはザーザーぶりの雨に。
普段あまり天気には恵まれない私めですが、今回はツイていたようです。












