毎年のことですが、5月下旬から6月は仕事が忙しいもので、残業が続き、なかなか自分の時間が取れません。
そんな中、6/4は定時よりも早く上がりボズ・スキャッグスの来日公演を観に行ってきました。
既に多くの方が今回のツアーについて記事で書いておられますし、私自身もこれまで何度か彼のライヴに関しての記事は書いていましたので、今回は簡単に印象を記しておきます。
近年のボズのコンサートはファン・サービスの定番曲と自身の本当に歌いたいのであろう曲とが良い具合にバランスが取れているように思います。
確か前回でも歌われたボビー・ブランドのカヴァー、更には「古いニューオーリンズの曲」と紹介して歌われたアール・キングのカヴァーあたりはやはり彼の趣味からのレパートリーでしょうけれど、相変わらず(特に今年は発売から50周年ということもありますが)AORの名盤として日本では特に親しまれている「シルク・ディグリーズ」からの曲が要所に織り込まれ、更にオールド・ファンが泣いて喜ぶ長尺の”Loan Me A Dime”でクライマックスを迎えるというのは近年お馴染みのパターン。
本人の歌声も適度に枯れつつも80歳を過ぎたとは思えない艶もあり、またストリングスやホーンの代わりにシンセサイザーを使った安っぽさや女性コーラスが居ないというハンディはあったものの、バックの堅実な演奏が素晴らしく、個人的にはあまり聞きたいとは思わない定番曲も受け入れてしまいました。特に今回もウィリー・ウィークスの重厚感あるベースが最高でした。
アンコールは2回でしたが、大阪の3回のアンコールと曲目は一緒で、2度目のアンコールで近年のコンサートでの定番曲"You Never Can Tell"の後、観客の声援に応えて人差し指を上げて「あと1曲やるよ」とアピールし、大阪では3度目のアンコール曲だった"Georgia"を歌いましたが、終演後にたまたまお会いした主催スタッフの知人の話では当日のセットリストで同曲はカットされる予定だったそうで、やはり観客の熱烈なアピールも大事だなと思った次第です。
この6/8で82歳の誕生日を迎えたそうですが、いつまでも元気で活動してほしいものですね。
ところで、何回も彼のコンサートを観てきましたが、本編最後が"Lido Shuffle"でなかったのは、今回が初めてだったように思います。

