何せこの当時は年間100数本ライヴに行っていたもので、2日3日続けてライヴなんてこともよくありました。酷い時は一日3本、5日間で6本なんてこともあったくらいです。
その頃を思えば、2000年代に入ってからは若干落ち着いたくらいだったかもしれません(笑)。
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11/4 Lonnie Jordan @Cotton club
あのサム・ムーアの強烈なライヴの翌日だったので、ちょっと印象が薄くなってしまったものの、元ウォーのロニー・ジョーダンのライヴは、素晴らしいサポートメンバーの好演もあって、リラックスした、それでいてユニークなラテン・ジャム・バンドとでもいうようなノリで、とても面白かった。
チョイ悪オヤジ風なロニーと、いかにもチカーノ風のメンバーたち。演奏は皆とても達者で、特にドラマーのサルバドール・ロドリゲス(黒豹さんのリサーチによると、ウォーの最後のアルバムにも参加していたらしい)の絶妙なドラミングには、終始シビレっぱなし。
期待したウォーの楽曲は"Galaxy""Me And Baby Brother""Get Down"くらいだっただろうか。あと2曲目の途中で"Cisco Kid"のフレーズをロニーが弾いたくらい。
後はウェイン・ショーターやら、セロニアス・モンクやら、そして新作でも歌っていたストーンズの"Paint It Black"ラテン風。
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特に"Round Midnight"は、途中で加藤茶が出てきて「ちょっとだけよ~」なんてやってもおかしくないようなアレンジとなっており、噴出しそうになってしまった。
逆に新作ではやはりラテン風味を効かせていた"Me And Baby Brother"がウォーに近いアレンジだったのは昔からのファンに敬意を払ったから?
mixiでの他の人の日記やコットン・クラブのHPのセットリストを見ると、僕が見た時にはやらなかった曲もあって、おそらくステージごとに少しずつセットリストを変えていたようだ。
時間とお金に余裕があれば、もう一度見たかったな。
丁度元ウォーの仲間リー・オスカーも別の仕事で来日していたため、飛び入りもあるか?なんて噂も飛び交ったが、残念ながらなかった模様。
2007年11月9日 記
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11/10 3 Great American Voices (Fergie, Carole King, & Mary J.Blige) @さいたまスーパーアリーナ

最終公演のみ行く人もおられるので、ネタばれしすぎない程度に書こうと思いますが、例の醤油屋さんのアメリカ進出50周年記念のイヴェントを観にさいたまスーパー・アリーナまで行ってきました。
3人公平を規するためか、順番は公演ごとに変わり、持ち時間も各45分という制約があったようです。もしかすると曲数もそろえていたかもしれません。
そんな訳で、3日目にあたるこの日は、ファーギー、キャロル、メアリーJという順番でした。思い入れを抜きにして考えると、動-静-動というこのローテーションは構成上ベストだったように思います。
トップのファーギー、とにかく可愛かった。ダンサーを従え、歌に踊りに華やかなステージを繰り広げてくれました。ソロ・アルバムは聴いたことがなかったので、ほとんど予備知識なく見ることになったけれど、充分に楽しめました。当然のように歌われたブラック・アイド・ピーズのメドレーは勿論盛り上がったけれど、僕が一番ウケたのはハートの「バラクーダ」をマイクを持ち倒立前転しながら歌ったシーン。
キャロルに関しては、キャロルの伝道師ことHさんが毎回詳しくレポートしてくださっているので、そちらをご参照ください。
個人的には、今回のツアーではこの日初めて歌われたという「It's Too Late」から僕にとってのフェイヴァリット「So Far Away」がやはり味わい深く、更に唯一ギターを手にして「Smack Water Jack」を歌ったあと、「イーグルスはステージ中ギターだらけだけれど、私にはできないわね」みたいなことを言って笑わせたり、「トーキョー」と言わずに「サイタマ」と連発して「Welcome To My Living Room」でもきちんと「Tonight in Saitama」と歌詞に入れていたところに彼女の誠実さを見た思いでした。
声は確かに衰えていたように思うけれど、この広いホールにほとんどソロに近いシンプルなバックだけで観客を引き付ける魅力は、むしろ前回の来日時よりも増したように思います。
最後のメアリーJは、やはり今も絶好調ぶりが続いている貫禄のステージ。バンドも含めて完成度の高さはこの日一番だったかも?
ふりしぼるような声でたたみかけるように、それでいて溜めも効いているこの人の歌い方は、パティ・ラベルの影響を強く感じました。
代表曲に混じって後半では新曲らしい曲も歌っていたけれど、新作もそろそろなのなのでしょうかねぇ? 「One」でボノの声がない寂しさを除けばパーフェクトだったと思います。
最後はお約束の3人の共演。
某有名なモータウン・ナンバー....と伏せたところで、すでに主催者のサイトでセット・リストがアップされているので、意味無いですね。マーサ&ヴァンデラスの「Dancing In the Street」ではキャロルも負けずに声を張り上げていたし、キャロルの名曲「Natural Woman」ではメアリーJが最後をしっかりキメてくれました。
それぞれを単独で見たいと望むファンが多い中、三者抱き合わせで、持ち時間が少なく、高い入場料、ということで色々批判が多かった企画でしたが、さすが三者ともそれぞれの世代を代表する人たちであったこともあり、一人ひとりの内容は持ち時間の短さを全く感じさせない密度の濃いステージでしたし、見た側からすれば、最後の共演も含めて決して損のないコンサートでした。
帰り道、いつもの仲間の一人N氏が「こんな凄いコンサートが完売にならず、招待券をバラまいているのって、おかしいよ」とポツリ。
そういえばmixiのキャロル・キングのコミュでも、「リヴィング・ルーム・ツアーでなければ行かない」とか、「チケット代が高すぎるから行けない」、「単独公演でなく持ち時間も少なそうだから行く気がしない」といった意見が多く書き込まれていましたっけ。
でも、極端な話、3曲くらいしか歌わないとか、5万円くらい取られるコンサートであったならまだしも、前回の来日から17年間一度も見る機会がなかったうえに、単独公演の予定もなく、職についている人であれば(イヤ、スネかじりの学生であっても)、ちょっとムリをすれば(あるいは他の楽しみをガマンすれば)決して払えない金額ではないように思えますし、ファンを自認する人であれば行くでしょ?
だからそうした理由で今回行くのをやめた人というのは、しょせんその程度のファンなのか.....なんてつい思ってしまうのですが、やはりそれは暴言かなぁ?
勿論、遠方に住まわれているので涙を飲んだ方や、どうしても都合がつかずに観に行けなかったという方もおられることでしょうが、実際、ヨーロッパあたりでもツアーがなく、マネージャーにネットを通して嘆願書を出す運動をしているファンがいることを知ると、上記のような理由で今回見に行かない人たちは、とても勿体無いことをしているように思います。
もっともそんな僕も、このツアーが決定したときには、そんな抱き合わせのイヴェントなんか実現しない方がいいや....なんて公言していたので、あまり言えた義理じゃないのですが
まぁ、そういうことで、最終日も楽しみにしています。
ちなみに、さいたまでの一番のサプライズは、熱烈なキャロル・キング・ファンのHさんとお会いすることができたことでした。
これまでお会いしたことはなく、手がかりはお互いがMySpaceに載せている小さな顔写真だけ。
たまたま、あの広い会場で近い席にいたことから、Hさんが僕を発見して声をかけてくださり、こちらもすぐにHさんであることを確認できた次第ですが、本当に嬉しい偶然でした。
2007年11月13日 記
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つい最近久しぶりにウォーの来日公演があったそうですが、オリジナルメンバーは先のロニー・ジョーダンだけのようで個人的にはあまりそそられずパスしてしまいました。勿論「昔の名前で出て」いる方が興行的にはやりやすいのでしょうけれども、そういうところにはやはりこだわらざるを得ません。
キャロル・キングはこの後「リヴィング・ルーム・ツアー」と、ジェイムズ・テイラーとの「トルバドール・リユニオン」で2度来日しましたが、凄いことに後になるほど声がよく出ていたように思います。既に80歳を超えてしまったこともありさすがに近年はその活動ぶりは伝わってこないようですが、出来るものならもう一度観てみたいものですね。

