3月に観た映画 | やせっぽちのヒロシのブログ

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3月に観た映画は18本でした。

個人的に気に入った作品は、邦画では「ちひろさん」「Winny」「赦し」「ロストケア」、洋画では「丘の上の本屋さん」「フェイブルマンズ」「オットーという男」「コンペティション」「いつかの君にもわかること」「WORTH 命の値段」といったところでしょうか。

特に「Winny」はやはり実話をかなり忠実に描いていることもあり、警察の不当で強引な逮捕劇や内部の不正行為などが暴かれていく過程は見応えありましたし、また当事者になり切った東出昌大の渾身の演技も見事でした。

訪問介護士による連続殺人事件を扱った「ロストケア」は犯人役の松山ケンイチと検事役の長澤まさみのそれぞれが現実と建前を背負う立場で対峙する息詰まるやり取りに惹きつけられます。昨年の「PLAN 75」は近未来に有り得そうな話でしたが、こちらは今正に現代社会の問題としてもっと関心をもつべきものと改めて実感しました。

自伝的な内容で作られたというスピルバーグの「フェイブルマンズ」は予想以上に面白い映画で、どの程度が実話であるのか、それとも家庭の崩壊も含めて全てが事実なのかはわかりませんが、そうした中にも家族愛はしっかり描かれていますし、どんなテーマであっても娯楽映画として誰もが楽しめる内容に仕上げてしまう技量は流石としか言いようがありません。ラストシーンからすると何となく続編もありそうですね。

そしてこの月で一番楽しめたのが「コンペティション」で、主役3人のシニカルでウィットたっぷりな会話の数々が実に面白く、ストーリーも意外性が随所にあり、下記の話題作より何倍も良かったです。これが何でミニ・シアターでの公開なのか理解に苦しみます。

今年のアカデミー賞で7部門を獲得ということで話題になっている例の作品は、たまたまその少し前に観ましたが、正直なところどこが良いのかも面白いのかもサッパリわからない...と言うか、シュールと言うよりも下品で低俗だし、やたらと話が目まぐるしく飛びまくる展開(この辺はゲーム世代だとしっくり来るのかも?)にも付いていけず、中国人=カンフーという安っぽい図式にも腹が立ちましたし(主演が日系人ならチャンバラかジュードーかといったところだったのでしょうね)、その上無駄に長い感じがして、どうしてこれが絶賛されているのかマジでわかりません。まぁ、単に私の感覚が古すぎて新しいモノについていけないだけなのかもしれませんが...

また、安倍元首相を銃殺した犯人をモデルに描いた作品は、まだ記憶に新しい事件を扱ったということではタイムリーでしたが、容疑者の生い立ちや事件に至る背景などは明らかになっているものの、まだ充分に検証されてない事件でもあるだけに、かなり憶測の部分が多いように思えて、何だかスッキリしませんでした。