未熟で俗物のにわか映画ファンであることを実感 | やせっぽちのヒロシのブログ

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音楽とお酒が大好きです。
趣味は国際交流?(笑)。

泣く子はいねぇが

勿論タイトルを見てすぐに「なまはげ」を連想し題材として興味が湧いたのと、実際に予告編を観た時には面白そうと思ったので、観に行くと、開場時間丁度に着いたら入場には長蛇の列。「マジか!?」と思ったら、ほとんど全員が同じ時刻に始まる「鬼滅の刃」のお客さんでした(^^;)

秋田県の男鹿が舞台。デキちゃった婚で生まれたばかりの娘の子育てに追われ夫のいい加減さから今後の生活も不安に思っている妻を尻目に、その日も夫は断り切れず男鹿の伝統行事である「なまはげ」に駆り出されたものの、途中で外れるしお酒は飲まないと妻に約束しながら、お酒で大失態を演じてしまい、夫婦生活は破局、男鹿にも居られなくなり、夫は逃げるようにしてやって来た東京に2年間暮らすも、元妻の現状を友人から知らされ、再び秋田へ戻り、彼女に許しを請うのですが....

主人公の自分のダメさを自覚しつつも流されてしまう性格には似たようなところもある自分としては共感出来るものの、どうもこちらの理解力が足りないのか、話のディテールがところどころ掴めないままストーリーがどんどん進行していき、最後に意外な形で娘と再会するものの、何か煮え切れずに観終えました。

男鹿の海辺の景色が印象に強く残ります。

 

タイトル、拒絶

先週観ようと思って上映館へ行ったら満席で入れず、今週改めて空席状況を確認した上で再び新宿へ観に行きました。

冒頭からいきなり主役の伊藤沙莉が下着姿で駅前の「ポン引き街娼に注意」の警告看板の脇で「私の人生なんてクソみたいなもの」と叫ぶという広告などでよく見たシーンが。

元々は芝居として上演していたものを映画化したとのことで、いかにもそれ風な演出でしたが、その時点で充分にインパクトがありました。場所も大半は控室の中で、それがそのままステージ・セットのようにも思えてしまいます。

どこにも就職できずにデリヘルに体験入店したものの、行った先で客から逃げ出してしまい、そのまま世話役として働くことになり、その控室での訳ありなデリヘル嬢たちと男性スタッフたちの様々なやりとりを中心に、登場人物たちがそれぞれに事情を抱えていたり心の中に鬱積したものを次第に吐き出していき、やがて爆発していくさまがとてもリアルに描かれていたように思います。実際よくここまで揃えたなと思うくらいに個性豊かな女優さんたちがそれぞれに好演。特に恒松祐里は異様な迫力がありました。

またデリヘル嬢たちのキャラの違いや優劣などから来る妬みなど人間関係はそのまま一般的な職場でも当てはまるものでもあり、社会の縮図のようにも感じながら観ていました。

先週観た「ホテルローヤル」、今週のこの作品と、それぞれにワケありの女の子を演じた伊藤沙莉の魅力にハマってきてしまいました。彼女は更に今上映中の「十二単衣を着た悪魔」にも出演しているそうで(これは観る予定はありませんが)、同時期に3作も出演作が上映されているって凄いですね。

 

ホモ・サピエンスの涙

これもまた予告編を観て興味を持った作品でしたが、私めのように上映中ただただ睡魔と戦い続けたような未熟で俗物のにわか映画ファンには到底理解出来ないアートであり、今回はノーコメントとさせて頂き、あくまでも備忘録ということで、観に行ったという事実だけを記しておきます(^^;)

 

ばるぼら

60年代末期から70年代初期の手塚治虫作品が好きで、「火の鳥 鳳凰編」「ザ・クレーター(初期の方)」「人間昆虫記」「I.L」「きりひと讃歌」「奇子」などと共に、この「ばるぼら」も好きでした。実生活では虫プロの経営が破綻して最も大変な時代だったことでしょうが、そうした危機が彼の創作意欲にはプラスに働いていたように思います。

そして満を持したかのようにご子息である手塚眞監督がこの作品を手掛けるということで、期待と不安の入り混じる中、今日渋谷のユーロスペースへ観に行きました。

内容は概ね、特に前半は割と原作に忠実だったように思います。主人公美倉洋介とばるぼらとの出会いから、彼の身辺に起こる様々な奇怪な出来事などはそのまま原作を現代に舞台を移して映像化したようなイメージでしたが、この映画の見どころはむしろ後半の方で、原作をより幻想的なタッチで描くことで映像美と狂気をはらんだミステリアスな世界へ引きずり込まれていくようなところに、手塚眞監督やクリストファー・ドイル撮影監督の真骨頂があったのかもしれません。でも、その分手塚治虫の原作からはかけ離れてしまったようにも思え、ちょっと複雑な気分でした。

美倉役の稲垣吾郎もばるぼら役の二階堂ふみもそれぞれ熱演でしたが、二階堂ふみは清潔感があり過ぎて(僕が長年イメージしていた)ばるぼらとはちょっと違うかなぁという感じです。

その一方で渡辺えりが演じるムネーモシュネー(ばるぼらの母)があまりにも原作のままだったのが笑えました。

それにしても朝ドラ「エール」がクライマックスを迎えている今、映画でおっぱいまで見てしまった二階堂さんを見るのが気恥ずかしくなりそうです(^^;)