ご存知映画「オズの魔法使い」でのジュディ・ガーランドによる名唱で知られるハロルド・アーレンの名曲ですね。
2001年に全米レコード協会(RIAA)などが選定した「20世紀の歌」365曲のうち、1位を獲得したのがこの曲だったそうです。
勿論私も子供の頃から耳に馴染んでいた歌ですが、実は特に好きだったわけではありませんでした。ただ、よく耳にするポピュラー音楽といったところでした。
で、この歌の良さを最初に教えてくれたのが、先頃10年ぶりに来日公演を行ったリヴィングストン・テイラーでした。シンガー&ソングライターの代名詞とも言えるジェームズ・テイラーの弟です。
彼は自身のサード・アルバムでこの曲を取り上げ、何とアルバムのタイトルも「Over The Rainbow」としていたくらいに入れ込んでいたようです。
そして1979年にはリンダ・リンシュタットの来日公演でオープニング・アクトを務めましたが、そのステージではアコースティック・ギターのジャジーでシンプルなアレンジの弾き語りでこの曲を歌い、間奏では口笛を交え、それが素晴らしかったのです。
近年でも彼はこの曲を歌っていますが、アレンジはもうちょっとフォーク寄りになっています。
今月の来日公演ではピアノの弾き語りで歌われていました。
彼の歌を聴いて以来、この歌に興味を持ち、色々なシンガーの歌を聴き比べました。
勿論多くのジャズ・シンガーも取り上げていますが、どちらかと言えば、リズム&ブルース、カントリー、ロック系の人たちのカヴァーに好きなものが多いです。
それこそこんな人まで演奏しているくらいですから、どれほど多くのミュージシャンに愛されているかもわかりますよね♪(注:それらしいメロディが出てくるまでに2分くらいかかりますが)
カントリー・シンガーの大御所でありながら幅広いジャンルのレパートリーを持ち数多くのアルバムを放っているウィリー・ネルソンも、この曲を取り上げて、やはりアルバムのタイトルにしています。
そしてリズム&ブルースの父レイ・チャールズも、またいかにも彼らしいスタイルで歌っていました。
そんな中で特にこの歌に思い入れを持っていると思われるのがパティ・ラベルでした。
古くはパティ・ラベル&ブルーベルズ時代の録音もあり、
"Lady Marmalade"でブレイクしたラベルを経て、ソロになってからも彼女の重要なレパートリーとしてステージで歌われています。
ギターの神様エリック・クラプトンの10数年前の日本公演のアンコールでこの歌が歌われた時にはさすがに驚きましたが実にいい雰囲気でした。
ギターの神様と言えば、今回の記事のために曲名で動画を検索していたら、レス・ポールがこの曲を演奏している映像を見つけました。いかにも彼らしい演奏ですね。
そしてこのメロディの美しさを堪能させてくれるのが、今年亡くなってしまったベース奏者ロブ・ワッサーマンがアルバム「Duets」でジャズ・ヴァイオリンの名手ステファン・グラッペリを迎えて共演したこの録音でしょう。
まだまだ多くの秀悦なヴァージョンがあることでしょうが、長くなってしまいますし、とりあえずこれくらいにしておきましょうか。
ちなみに、検索した際にトップで表示されたのが、何とこの人のヴァージョンでしたが、何で?(^^;