昨夜カーラ・ボノフの公演を観てきました。
このところ定期的に来日はしていますが、J.D.サウザーやジミー・ウェッブとの共演での公演が続いたので、単独の来日としては久し振りだと思います。
くしくも彼女には関わりの深いグレン・フライが亡くなったばかりで、その追悼からなのか、会場のBGMはイーグルスの楽曲が次々に流れ、そんな中、カーラとサポートのニナ・ガーバーが登場。
カーラが少し足が不自由だったのが気になります。
"I Can't Hold On"から始まったコンサートは、新曲(とは言っても以前聞いた憶えがあり)やジャクソン・ブラウンのトリビュート・アルバムからの曲を交えてはいたものの、名作の誉れ高いファースト・アルバムと日本で人気の高いセカンド・アルバムからの曲が大半でした。
思えば今世紀に入ってからは新作が出ていない訳ですが、パフォーマーとしての彼女は、人気絶頂だった1980年頃とは比較にならないくらいに声が良く出ており、同じ曲を歌っても表現力が全く違っています。
もしかしたら、彼女は新曲を作ることよりも、過去の作品を再構築して、より深みのあるものにすることに関心が行っているのかな?なんて思ってしまいました。
ギタリストのニナ・ガーバーは、亡くなってから30年になるケイト・ウルフのサポート・メンバーとして今も印象に強く残っていますが、カーラのシンプルな弾き語りに必要最小限な音を加えつつ、決して邪魔をしない、それでいてしっかり存在感も示しているのが素晴らしかったです。
ただ、これまでの彼女のコンサートには必ず居た故ケニー・エドワーズの不在がやはり淋しく、アンコールでの"The Water Is Wide"では彼の声が聞こえないことに、改めて彼の存在がいかに大きかったかということを感じ、それに付随して、ケニーと共に彼女の盟友だった故アンドリュー・ゴールド、亡くなったばかりのグレン・フライ、彼女の存在を世に知らしめた療養中のリンダ・リンシュタットなどを次々に思いだしてしまい、何とも切ない気分になってしまいました。
(ケニーがステージでサポートしていた時代の映像です)
せめて彼女はそうした人たちの分も長く活動してほしいものです。
そして、今回のステージを観て、改めて彼女の作品の素晴らしさも感じました。やはり、まだまだ歌を作り続けてほしいと願っています。彼女が強く影響を受けたであろうキャロル・キングのように。
setlist
1. I Can't Hold On
2. Home
3. New World
4. The Letter
5. Restless Nights
6. Something Fine (Jackson Browne)
7. Please Be The One
8. Carry Me Home (new song)
9. Isn't It Always Love
10. Imagine (John Lennon) : instrumental feat. Nina Gerber
11. All My Life
12. Lose Again
13. Someone To Lay Down Beside Me
encore
14. When You Walk In The Room (Jackie DeShannon)
15. The Water Is Wide (trad)
at Billboard Live Tokyo
2nd show, January 20, 2016