髙島屋で行なわれている川瀬巴水展を見に行く事にしました。
彼についての詳しい解説はウィキペディアにおまかせしましょう。
私が彼を知ったのはかなり最近のことで、2009年に江戸東京博物館で行なわれた「よみがえる浮世絵~うるわしき大正新版画~」を見に行った際に、初めて彼の木版画を見て、彼の青を基調とした独特の色使いの美しさに魅せられたのがきっかけでした。
以来、彼の作品をまとめて見られる機会を探していたのです。
広重や北斎といった江戸時代に活躍した絵師とは違い、この人は明治生まれで大正から昭和にかけて活躍した人でしたが、明治以降劇的に変わっていく過程にあった日本の各地の古き良き時代の風景を独自のタッチで描いて残した作品の数々は、先の二人よりもより身近な感覚の郷愁があります。
展示されているのはA3くらいの小さなサイズばかりで、それが200点も並び、混雑した会場内でひとつひとつの細かい描写を丹念に見てまわったら、2時間くらいかかってしまいましたが、実に見応えのある作品展でした。
欲を言えば、せわしないデパートの催事場などではなく、美術館でゆったりとした気分で見たかったものです。









