やせっぽちのヒロシのブログ

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音楽とお酒が大好きです。
趣味は国際交流?(笑)。

 

岸井ゆきのと宮沢氷魚が夫婦役で初共演し、佐藤という同じ苗字を持つ男女が交際・結婚・出産を経て歩む15年間の軌跡をつづったドラマ。「ミセス・ノイズィ」の天野千尋監督が、夫婦をテーマに人と人との関係を丁寧かつリアルに描く。
ダンス好きで活発なアウトドア派の佐藤サチと、正義感が強く真面目なインドア派の佐藤タモツ。正反対の性格なのになぜか気が合う2人は、出会いからほどなくして交際し、一緒に暮らしはじめる。5年後。弁護士を目指すタモツは司法試験を受けるも不合格が続いていた。それでも諦めず挑戦を続けたいというタモツを応援するサチは、孤独に頑張る彼を助けようと一緒に勉強を始めるが、サチだけが司法試験に合格してしまう。申し訳ない気持ちのサチと、プライドを深く傷つけられたタモツ。そんな中、サチの妊娠が判明し、2人は結婚することになる。産後すぐに弁護士として働きはじめたサチに対し、タモツは塾講師のアルバイトをしながら息子の世話をし、司法試験の勉強に集中できずにいた。忙しい生活を送るなか、育児に対する考え方も全く異なる2人は対立し、絶妙に保たれていたバランスが次第に崩れはじめる。
「話す犬を、放す」などの監督・熊谷まどかが天野監督と共同で脚本を手がけた。

2025年製作/114分/G/日本
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2025年11月28日(以上、映画ドットコムより)

 

☆好きな女優の一人岸井ゆきの主演ということで観に行った次第です。と言いつつ彼女の映画を観たのは今年初めてだったかな? 男と女の役割という古い慣習に縛られてしまった中で妻に先を行かれてしまい世間体もあり焦る夫、仕事に燃えるあまり次第に夫から距離を置く妻、そこに子育てという問題も入ってきて、設定的にはちょっと極端な感じはしたものの、あり得るシチュエーションだと思いました。最終的には別れてしまいますが、ラスト・シーンのデジャブ的な展開は割と好みです。

 

孤独を抱える2人の少女が運命的に出会い、やがて離ればなれになりながらも時を越えて求めあう姿をつづったラブストーリー。
俳優を夢見る高校生スアンの学校に、子役出身の人気俳優ソルが都会から転校してくる。きらびやかな世界で自分を見失い苦しんでいたソルは、スアンの青く燃えるような演技に心ひかれていく。ある日の放課後、冬の海でサーフィンをした2人は、冷えきった体を炎の前で寄せあい、互いの孤独に触れるように心を通わせる。しかし、思春期の揺れる思いは友情と恋愛の狭間ですれ違い、やがてソルはスアンの前から姿を消してしまう。時が流れ、成長して俳優となったスアンは、かつて伝えられなかったソルへの思いを胸に、彼女の面影を探し続けていた。ある雪の日、スアンは再び冬の海へと向かう。
韓国ドラマ「わかっていても」「夫婦の世界」などに出演する人気俳優ハン・ソヒが転校生ソル役で映画初出演にして初主演を果たし、彼女と惹かれあう高校生スアンをハン・ヘインが演じる。監督・脚本は、2013年の長編映画「Groggy Summer」で注目を集めたユン・スイク。

2024年製作/87分/PG12/韓国
原題または英題:Heavy Snow
配給:Elles Films
劇場公開日:2025年12月5日(以上、映画ドットコムより)

 

☆これもやはりLGBTモノということになるのでしょうか? もっとも生々しい絡みのシーンがあるわけではなく、冬にサーフィンなんて訳のわからない展開から、ちょっとそれを匂わせる部分はありましたが、観ている側としては漠然とした想いのようなものは伝わってくるものの、再会するまでの年月が開きすぎているし、お互いにその期間も一途に想い続けていたのだろうか?なんて無粋なことを思ってしまいました。映像美はなかなかでしたが。

 

1980年12月に悲劇的な死を遂げたジョン・レノンの最後の10年間に焦点を当てたドキュメンタリー。
1969年3月にオノ・ヨーコと結婚し、その後ビートルズを脱退したジョン・レノン。ビートルズ解散後も独自の道を歩み、革新的な音楽を生み出す一方で、平和活動家として反戦運動の最前線に立った。1980年には本格的な音楽制作を再開し、5年ぶりとなるアルバム「ダブル・ファンタジー」を制作、カムバックツアーも計画していたが、アルバムリリース翌月の12月8日、帰宅時に射殺されてしまう。
本作では貴重なアーカイブ映像をふんだんに盛り込みながら、「ダブル・ファンタジー」制作のため秘密裏に集められたミュージシャンやスタッフ、ジョンが射殺された当日に彼をインタビューしたジャーナリスト、ジョンが搬送された病院に偶然居合わせたジャーナリスト、ジョンの親しい友人たちが、彼の行動の裏に隠された真実を赤裸々に語る。実現しなかったカムバックツアーの詳細や、ジョンとヨーコの出会いと生活の全貌、夫妻の個人秘書だったメイ・パンとの「失われた週末」、ポール・マッカートニーとの法廷闘争の詳細などについても明らかになる。

2025年製作/140分/G/イギリス
原題または英題:Borrowed Time: Lennon's Last Decade
配給:NEGA
劇場公開日:2025年12月5日(以上、映画ドットコムより)

 

☆いくつか興味深い証言があったものの、ジョンにとっては重要な人物だったのかもしれませんが、最後に申し訳程度にビートルズのメンバーたちによるコメントがあった以外、そこで話す人たちのほとんどは馴染みのない人たちでしたし、よほどコアなファンでない限り、集中力が続かないかもしれません。私めはダメでした(^^;) 

個人的には昨年観たジョンとメイ・パンとの暮らしを追った「ジョン・レノン 失われた週末」の方が遥かに面白かったです。

 

 

人生を諦めかけていた英語教師と、重油にまみれた瀕死のペンギンの出会いを描き、世界22カ国で刊行されたベストセラーノンフィクション「人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日」を、「フル・モンティ」のピーター・カッタネオ監督が映画化。
1976年のアルゼンチン。人生に希望を見いだせずにいた英国人の英語教師トムは、名門寄宿学校に赴任する。軍事政権下で混乱する社会、そして手強い生徒たちに苦戦する中、トムは旅先で出会った女性とともに、重油まみれの瀕死のペンギンを救う。しかし女性にはあっさりフラれてしまい、トムのもとにはペンギンだけが残る。海に戻そうとしても不思議と彼のもとに戻ってくるペンギンを「サルバトール」と名付け、奇妙な同居生活が始まる。やがてトムは、サルバトールとの生活を通して、人生にとって本当に大切なものを取り戻していく。
「ロスト・キング 500年越しの運命」のスティーブ・クーガンがトム役を演じ、トムが赴任した学校の校長を「2人のローマ教皇」「未来世紀ブラジル」のジョナサン・プライスが演じる。脚本を「あなたを抱きしめる日まで」でアカデミー賞にノミネートされたジェフ・ポープが担当。

2024年製作/112分/G/スペイン・イギリス合作
原題または英題:The Penguin Lessons
配給:ロングライド
劇場公開日:2025年12月5日(以上、映画ドットコムより)

 

☆英語教師として赴任した軍事政権下のアルゼンチンの学校を舞台に、旅先でたまたま助けた1羽のペンギンを連れ帰ったことから、それまで距離のあった生徒や校長とも馴染んでいく過程が何とも微笑ましくなりますが、いかにもイギリス人らしい皮肉っぽさ全開の主人公のウィットあるセリフや相手とのやりとりが随所にあり面白く、そこに当時のアルゼンチンの政治事情も絡み、なかなか起伏に富んだ内容で温かみを感じつつ実に見応えある内容でした。それだけに最後はちょっと切なくなりますが.... 

 

「ミッドサマー」のアリ・アスター監督が「ボーはおそれている」に続いてホアキン・フェニックスを主演に迎え、コロナ禍でロックダウンされた小さな町の選挙戦が全米を巻き込む大事件へと発展していく様子を描いたスリラー映画。
2020年、アメリカ・ニューメキシコ州の小さな町エディントン。コロナ禍のロックダウンにより息苦しい隔離生活を強いられ、住民たちの不満と不安は爆発寸前に陥っていた。そんな中、町の保安官ジョーは、IT企業誘致で町を救おうとする野心家の市長テッドとマスクの着用をめぐる小競り合いから対立し、突如として市長選に立候補する。ジョーとテッドの諍いの火は周囲へと燃え広がり、SNSはフェイクニュースと憎悪で大炎上する事態となる。一方、ジョーの妻ルイーズはカルト集団の教祖ヴァーノンの扇動動画に心を奪われ、陰謀論にのめりこむ。疑いと論争と憤怒が渦巻き、暴力が暴力を呼び、批判と陰謀が真実を覆い尽くすなか、エディントンの町は破滅の淵へと突き進んでいく。
保安官ジョーをホアキン・フェニックス、市長テッドをペドロ・パスカル、ジョーの妻ルイーズをエマ・ストーン、カルト集団の教祖ヴァーノンをオースティン・バトラーがそれぞれ演じた。2025年・第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

2025年製作/148分/PG12/アメリカ
原題または英題:Eddington
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2025年12月12日(以上、映画ドットコムより)

 

☆これもほとんど予備知識なく観た作品で、ポスターなどから何となくいなたさやユーモアを感じさせてくれそうと思っていましたが、前半はともかく中盤以降は主人公が次第に猟奇じみてきて、時折グロい場面もあったりするので、ちょっと入っていけなくなりました。

勿論こういう映画を面白いと思う方も多くいらっしゃることでしょうし、単に私の好みではなく選択を間違えたというだけの話です(^^;)

 

大映による特撮怪獣映画「ガメラ」シリーズの第3作。人気怪獣ギャオスが初登場し、昭和ガメラシリーズの特色である「子どもの味方・ガメラ」というイメージを打ち出し人気を不動のものとした。
富士山噴火による大混乱のなか、麓に暮らす少年・英一は空を飛ぶガメラを発見し、満面の笑みを浮かべる。ガメラ対応のため結成された総合調査団が乗った航空機は、謎の緑の光線を受けて墜落してしまう。道路工事に従事する堤、マイトの熊、八公が、ガメラ襲来と富士山噴火、地元住民の立ち退き反対運動に四苦八苦する一方で、英一は謎の怪獣に襲われたところをガメラに助けられる。英一の証言により、怪獣はその不気味な鳴き声から「ギャオス」と命名される。謎の光線は、ギャオスが放つ超音波メスであったことが判明。ギャオスは名古屋に飛来し、名古屋城や東海道新幹線を破壊する。知恵を尽くした作戦でギャオスに立ち向かう人間たちと、それを助けるかのように戦うガメラだったが……。
ガメラ生誕60周年を迎えた2025年には、樋口真嗣&小椋俊一監修による4Kデジタル修復版が制作され、「昭和ガメラ映画祭」(25年12月5日~、角川シネマ有楽町ほか順次公開)にて上映。

1967年製作/87分/日本
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2025年12月5日

その他の公開日:1967年3月15日(日本初公開)(以上、映画ドットコムより)

 

☆この映画をスクリーンで観るのは58年ぶりでした。これはやはり今観ても前作「ガメラ対バルゴン」と並び傑作だったと思います。3度の対決シーンはワクワクしました。昭和のガメラ・シリーズはこの作品より後は(多分予算も削られて)幼年向けになってしまい、逆にこちらは成長期の真っ只中だったこともあり、ギャップが広がっていって観る気がしなくなってしまいました。

主役の男の子のお姉さんを演じた当時の新人笠原玲子がとても魅力的でしたが、大映所属だったのが不運でしたね。様々な作品に出演したものの、これといったヒット作には恵まれず結婚後は引退してしまったのは残念です。