前回は、人生において自分だけのナビゲーションを持つことを提案し、そのナビゲーションで人生を楽しむためには自分で目標とスケジュールを立てて問題を解決していく能力であるプロジェクト知能知数(PQ)を高める必要があることを提案しました。

 

 シンクワイズ・プランナーはこれに合わせて自分のナビゲーションを作るサンプルとしてマスターマップを提案します。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分を考える

 

 人はみんな自分だけの夢や希望を持っています。先ず、それを書いて明確にしてみましょう。いきなり「夢」と言われてもそう単純ではないと思う人は「自分がやりたいこと」、「欲しいもの」、「なりたい自分」を考えてもいいでしょう。そういうふうに自分の本望を書いてみると本当の自分を客観的に見つめることができ、本来どんな人生を送りたいのか、どんな自分になりたいのかがわかります。

 

 「夢」が整理できたら、今度は「ビジョン」と「ミッション」を考えます。「ビジョン」は「夢」を叶えるために心に思い決めた目的や目標であり、一言でいうと「志」になります。そして「ミッション」は「ビジョン」を達成するための具体的な目標、プロセス、方法などを言います。

 

 「価値観」は物事を評価する自分だけの基準です。誰に何と言われてもこれだけは譲れないような自分だけの人生に対する考え方をまとめて見ましょう。これがあとあと自分の行動指針になります。

 

 勿論、自分というものは社会生活やいろんな経験から変わっていくのでそれを反映しながら自分を管理する必要があります。

 

 

 

ライフプランを立てる

 

 ライフプランとは言葉通り人生設計です。本来は職業や結婚、生きがい、居住地など個人の充足感に主眼を置いた設計でありますが、ここでは上で述べた「ミッション」を長期的なスパンで実行する計画です。

 

 「ミッション」として洗い出した各項目を自分の人生の中で何年後に実現させるか、あるいは何歳まで実現させるかを決めるステップです。達成時期が決まったミッション項目を該当年度にコピーします。そして達成プロセスやステップを考え、実行項目を洗い出し、実行年度に追加していきます。

 

 すべてのミッションの計画を立てたら、今度はミッションを立てるときに考えられなかった項目、即ち死ぬ前に絶対やり残したい項目を逆にミッションに追加して計画を立てることもできるでしょう。
 

 

 

年間計画で実践項目をプロジェクト化

 

 該当年度に与えられたライフプランは内容を具体化してプロジェクト化する必要があります。シンクワイズ・プランナーはプロジェクト機能も備えていますので実行項目を洗い出し、ガントチャートで具体的なスケジュールを決めます。場合によっては必要なリソースを登録して実行項目に適用することもできます。

 

 プロジェクト化した計画はダッシュボードに登録するとプランナーにも自動反映され、実行管理が容易です。このプランナーの内容はGoogleカレンダーにも自動手に反映されますのでパソコンが開けない外部環境でもスマホなどのモバイルで確認・管理できます。

 

 以上で、簡単ではありますが自分だけのナビゲーションを設計して人生の道のりを走る過程を説明しました。勿論、前回説明したようにナビゲーションは常にアップグレードする必要があります。そのアップグレードサイクルが「教育→能力→成果→成功」というサイクルです。ここで欠かせない成功要因はプロジェクト知能知数(PQ)を高めることであるということは言うまでもないでしょう。

 

 みなさんもシンクワイズ・プランナーを活用して自分だけのナビゲーションを持ち、運命の扉を開いて気持ちよくドライブしてみてはいかがでしょうか。