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 徐州電機の社長である劉備は旧友である呂布から連絡を受け、彼の販売と経営力を認めて副社長として採用する。有名人である彼のニュース効果などで会社の知名度が上がり、実績が伸びることで満足した劉備は販売だけでなく経理まで呂布に任せてしまう。その結果、徐州電機は呂布の手に。そこで劉備は権限委譲について思い知らされることになる。

 

 

 

 権限委譲の7つのポイント

 

1. 権限委譲の実施方法の立案

 権限委譲すべき業務とすべきでない業務を区分けし、管理の仕方やサポートの仕方を規定する。

 

2. 権限委譲の9つの障害を克服

 ①   従業員を信じない

 ②   コントロール不能となることを懸念する

 ③   組織内で自分の重要性を強調しすぎる

 ④   自分は他の人よりもうまくできると思っている

 ⑤   組織内での自分の地位が弱まるのを恐れる

 ⑥   部下の手柄に嫉妬する

 ⑦   権限委譲はフレキシビリティを下げると考える

 ⑧   社員の通常業務に影響を与えることを恐れる

 ⑨   彼らは会社の経営計画を理解していないと思っている

 

3. ふさわしい候補者の選択

 実績だけに気を取られず、人間性やコミュニケーション能力などを参考に慎重に選ぶ。

 

4. 効果的なコミュニケーション

 権限を委ねるにあたって、その業務の目的や達成時期、達成後の評価なども併せて説明する。そのうえで裁量がどの範囲までなのかを明確にする。

 

5. 仕事の効率を考慮

 経営者が指示を出すのは退勤前に行い、指示を受けた者の翌日の段取りがうまく調整できるようにする。

 

6. 仕事の進み具合を観察・コントロール

 権限委譲を受けた者が目標を見誤らないようにする。

 

7. 業務態度の評価

 権限委譲した仕事が終わってからだけでなく、観察や管理のプロセスも評価する。タイミングよく激励・コントロールもできれば部下が脱線しないように監督もできる。

 

【出所:水煮三国志】

 

 

 

 権限委譲は、従業員が積極的に仕事に励むようにするためのニンジンであるだけではなく、権限委譲する側にとって多くの業務を生んでくれる野菜畑のようなものです。しかし、それを行わなければ経営者は雑務の蟻地獄から抜け出せなくなります。

 

 松下幸之助によれば、正しい経営者は「自分のやるべきことだけをやって、部下がやるべきことはやらないものだ。」といいます。

 

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