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 経営とは経営者と従業員のマネジメントゲームであり、そのルールを決めるのは経営者であります。その中で従業員を効果的にコントロールするためにはニンジンが必要になりますが、ニンジンを使うためには従業員の要求段階を理解する必要があります。

 

 

従業員の要求段階

 

 レベル1.給料支給日の遵守

 

 レベル2.フリードリンクサーバーのオフィス内への設置

 

 レベル3.社長との懇談の機会

 

 レベル4.周囲からの好評価

 

 レベル5.特別権限の付与と重大任務の遂行

 

 レベル6.ボーナスのアップ

 

 レベル7.昇進

 

 レベル8.昇給

 

 

 上記従業員の要求レベルは3つのポイントを前提に構成されています。

 第1、満たされていない要求だけが行動に影響し、すでに満たされた要求はインセンティブの道具にはならない。

 第2、社員の要求は重要度に応じて一定の順序があり、段階的な構造になっている。

 第3、ある要求がある程度満たされれば、その次の要求を望むようになる。

 

 会社全体、または従業員個々の要求レベルを把握してそれに応じた対処を取るようにするのが経営者の仕事です。

 

 

 

お金をかける必要のないニンジン

 

 従業員に使うニンジンとしてはお金をかけずに使えるものがたくさんあります。場合によってはお金をかけたニンジンより効果がありますので是非試してみてください。

 

●  天女散華:天女が花を降らせて貧しい人々を救うように、社長が社内を歩き回り、ここで一言、あそこで一言褒めてあげる。

 

●  心配りを示す:上司が部下のプライベートな生活にも心配りすれば、彼らとの間にある種の絆が形成されます。

 

●  心配りのフリをする:プライベートなことに敏感な人には軽い挨拶で親しみを示す。

 

●  特別な意味を持つプレゼント:社長からのプレゼントであればバスデーカードもネクタイも栄誉のシンボルになる。

 

●  仕事を挑戦的な刺激でいっぱいにする:簡単な仕事では終わったときに英雄のように褒め、非常に困難な仕事は「キミにしかできない」と激励する。

 

●  賞状を授与する:賞状は安上がりの褒章ですが、その効果は意外と高いものです。

 

●  社長とランチを共にする:ランチを共にして世間話をする。

 

●  社員に目標設定の権限を与える:権限委譲はやる気を引き出すのに最も良い方法のひとつです。

 

●  社員の献身的精神を激励する:残業したり、病気の体に鞭打って働く社員への激励は惜しまないよう

にします。

 

●  社員同士の競争を画策する:競争するような風土ができれば、みんな切磋琢磨するようになり、その効果も持続することが期待できます。

 

【出所:水煮三国志】

 

 

 

 経営者や管理者は従業員の目標達成を支援すべく、励ましたり褒めたりしてやる気を煽らなければなりません。そのためにニンジンが必要になりますが、最近ではかつてよりも過剰になってきている気がします。ですのでお金をかけなくても効果が上がる方法をいろいろ検討して見るのはいかがでしょうか。