水煮三国志
現代中国を舞台にカラーテレビの覇権をめぐって三国志の武将たちが活躍するビジネスの本ですが、
現代が舞台ですので、曹操が電子メール使ったり、赤兎馬が赤い高級外車だったり、諸葛亮が切れ者のマーケティング部長だったりと、微妙に違和感があるところが、またニヤリとさせられます。
市場シェアの半分を握る実力派企業を率いる、魏の曹操。
中堅企業を率いる、呉の孫権。
ベンチャー企業を率いる、蜀の劉備。
本は23章で構成され、章ごとに、「本章のポイント」というまとめが入ったり、途中重要なところでは経営理論の解説が入ったりと、ビジネス書としてのポイントも押さえてます。タイムマネジメントやマーケティング、人材管理などなどの理論も出てくる面白い本です。
孔子の言葉
さて、第1章は孔子の言葉から始められています。
孔子曰く、「道を志すべし」志をもって赴けば、どんなに遠くても届かないところはない。志をもって立ち向かえば、どんな困難でも克服できないことはない。道を志せば、義理を根本として、物欲に惑わされるようなことはなく、そのため仁徳をよりどころとし、教養をも身につけることができ、おのずと前後や軽重の秩序を失うようなこともなくなる。本来のいずれにも気を配り、心身を陶冶し、すべての道理を悟ることができるようになり、知らずのうちに聖人の域に達するのである。
起業七つの心得
大学生である劉備は学生生活の中で起業のために必要なことを学び、それを起業七つの心得としてまとめています。
○鷹の子としてのプライドを持つ
人生の成否は、その人の意志で決まるものだ。金持ちの子息、貧しい家の子、普通のサラリーマン、大企業の経営者…、どんな境遇であれ、自己の考えに沿って生き方を決めることで、その結果が人生となる。
「理想という種をまき、行動を刈る。行動という種をまき、習慣を刈る。習慣という種をまき、性格を刈る。性格という種をまき、それがやがては運命を収穫することになる。」
つまり、意志がしっかりしていれば、人間は運命を自分で決めることができるということだ。
○天は自ら助くる者を助く
自ら助くる者とは、人を敬服させられるということを自覚している者にほかならない。困難をものともしないその者の前では、困難は轟然と崩れ落ちる ― 天の神様 が助けてくれるのである。
自ら助くる者とは、真っ暗な夜に光を発する蛍のような者で、自分を明るく照らすだけでなく、他人を楽しませることもできる ― 楽しませてもらった人々は、それを助けるという形で気持ちを返すものである ― 幸運はこうして訪れる。
自ら助くる者とは、最後に成功し、そのものを助けたすべての人に喜びと安らぎをもたらす人のことである。
自ら助くる者とは、恩に報いる人と理解されれば、人々はより彼を支援するようになる。それによってより豊かな気持ちで生活と向き合えるようになる。
○興味が幸運を呼ぶ
興味のあるところが自分の宝があるところ ― たとえどんな困難や逆境に見舞われようと、興味を持ちさえすれば、使える資源やす ばらしいこと、幸せな生活を磁石のようにひきつけることができる。
○人に好かれる人間になる
- 毎日鏡に向かって笑顔の練習をすること。
- 人にあったら、親しみをこめて挨拶をすること。
- 善意を持って、積極的に人の手伝いをすること。
- 誰だって過ちはあるのだから、寛容な心で周囲の人々と接すること。
- 人に思いやりを持って接することは、自分自身に思いやりを持って接することと同じであるという
哲学を堅く信じること。
○卵の殻を自分で突き破る
時期を待ってちゃんと育てれば、すばらしい才能や長所が現れてくる。そのとき、自分で殻を突き破らなければならない。
○全力を尽くしてみたかを考えてみる
ノートを開き、片方のページにこれまでにあった困難を書き出し、その反対側のページに自分の能力や人脈など、自分が使 えるあらゆる事柄を書き出してみる。そして「本当にずべての力を尽くしたのかどうか」を心に問いかけてみよう。
○成功を疑うな!永遠に情熱をあふれさせよう!
強い意志を身に付ける方法は、自分の成功を疑うのをやめればいい。そうすれば、楽しいことや道理にかなったことがあったり、心に響く名言を聴いたり、美しい場面を想像したり、褒められたりしただけで心の中に感動が広がっていくようになる。
