ビジネス・健康・経済の分野で活躍する人間行動学の専門家である 「トーム・ラース」 さんはいくつかの著書を出版していますが、『ストレングスファインダー 2.0』 を見ると成功を収めたすべての人に共通するのは、自分の才能とその活かし方を知っていることだそうです。それがわかれば、欠点さえ強みになれるということで人間が発揮できる 「強み」 を34種類に分類しています。

 

 

  また、彼の書籍 「ストレングスリーダーシップ」 の記述によれば、34の強みを 「リーダーシップ」 という観点で分類すると

 

  • 実行力:アイデアを「捕まえて」現実のものにする能力
  • 影響力:グループの主張を確実に周囲に伝える能力
  • 人間関係構築力:グループ全体をまとめ、より大きな力へと変える能力
  • 戦略的思考力:常に先を読み、筋道を立てて集団を導く能力

 

の4種類の領域にカテゴライズされます。これら4つの領域に対する34の強みの対応は以下のようになっています。

 

 

 

 

 

 

  「ストレングスリーダーシップ」では、一人で何でもこなせる「絶対的なリーダー」や「卓越した個人」がいるチームよりも、それぞれの領域に秀でた力を持った「個人の組み合わせ」によって団結した強固なチームは、はるかに高い成果を上げると書いています。

 

 

 

  人間はそれぞれ個性を持ち、自分の能力を生かすことに悩んでいます。「一人一人が万能である必要は無い。それでも、チーム自体は万能であるべきである。」という本の趣旨を考えると、4つのカテゴリで自分の能力を把握し、それ以外の3つのリーダーシップを持つ人を探して協力することが成功への近道だと思います。

 

  そういう意味から考えると、三国志の主人公の4人が下記のように分類できると思えるのは気のせいでしょうか。

  

  「劉備:実行力」  「張飛:影響力」  「関羽:人間関係」  「諸葛亮:戦略的思考力」