防災グッズ探偵団-非常食
ああ、ゴールデンウィークが終わってしまう・・・。でも今年のはちょっとやっぱり被災者の方々の事を思うと心から楽しめるものではなかったですね。かといってだらだらすごしてもおられず、我が家では自給自足のため、家庭菜園を準備していました。せめて夏の間でも野菜等が自足時給できるといいなと思います。

さて、今日はその食べ物のお話です。最初のブログでも説明しましたが、災害直後の私達の最大の目標は「生き残る事!」です。しかも72時間!そう、平均的に助けが来るまでの72時間をなんとか自力で生き残らねばならないのです。そのために持ち出し袋にはそういった防災グッズを入れていくのですが、まずは食料!食べなくても72時間なら何とか持ちますが、体力は激減します。もし怪我をしていたとしたらその体力の消耗はハンパではありません。少しでも体力を確保しておくために食料を手に入れておきたいところです。

防災グッズ探偵団
ところで皆さん、災害用食料といえばまず何を頭に思い浮かべますか?「カンパン」って答えた方はなかなか年季が入っています。カンパンは日本を代表する災害食料です。なんと江戸時代からあったんですよ!もともとは侍が戦のときに食べる兵糧(ひょうろう)食として。やがて明治、大正、昭和の時代には戦争に出ている兵士の非常食として作られました。ビスケットのような小さな硬いパンで、長期保存を目的とするため、脂肪や糖分を抜いてありましたから、とてもおいしいとは言えないものでした。最近では味も改良されています。確かにカンパンは具体的な非常食です。しかし、それが最高のものでしょうか?



もともと「非常食まずいもの」という考え方があり、皆非常時にはあきらめながら食べていました。それでも無いよりマシですが、最近の国際社会では「非常食はおいしくなければならない」という考え方が広まってきています。それはなぜか?災害にあって、体力が落ちると食欲も失われます。そんなときにまずいものを出されても食べない場合が多いのです。ですから、そういう場合でも食欲がそそられるようなおいしい長期保存のできる食べ物が今は求められてきているのです。

では何が良いのでしょうか?人によって好みは様々ですから、私はこのような組み合わせをお勧めしています。

①3年ー5年にわたって長期保存のできる携帯食料(おいしいほうが良いが、高望みはしない)
②保存期間は1年ほどでもおいしく食べられる携帯食料
③長期保存のできるカロリー重視のスナックバー
④飴やキャンディー類の糖分を確保でき、割合長期保存のきくお菓子類


次に一年のうちある一日を自分の「防災グッズ点検の日」と定めます。例えば私は毎年4月の第一日曜日をその日に定めています。毎年その日には家族での特別行事があるので忘れないのです。それで、その日に防災グッズを取り出して中身を調べていきます。このときに保存期間の切れている食料品を交換しているので、常に袋の中にはおいしく食べれる食料が入っています。

「防災グッズの食料=防災用に作られて販売されている食料」ではありません。保存が利くものであれば、その辺のスーパーで買えるものでも十分役立ちます。要はそれをきちんと管理していくことが大切なのです。それでは上記の組み合わせのそれぞれを御説明していきましょう。あくまでの組み合わせ方は御自由です。全部あわせて72時間生き残れるほどの量があればOKです。

①3年ー5年にわたって長期保存のできる携帯食料(おいしいほうが良いが、高望みはしない)
これは基本的な非常用食料です。レトルトパックなどで保存され、水もいらず、冷たいままでも食べれて長期保存が出来るものが望ましいです。
例)
Eパン  http://store.shopping.yahoo.co.jp/rescuenet/12099.html
おでん等 http://store.shopping.yahoo.co.jp/bousai/426082.html
おろしりんご http://store.shopping.yahoo.co.jp/rescue/bh-18.html
さば味噌煮 http://store.shopping.yahoo.co.jp/rescuenet/11946.html

探せばいろいろあります。中には水や熱を加えなければいけないものもありますが、最初の72時間は自分が怪我をしており、調理は出来ない状況を考えてそのまますぐ食べられるものを準備してください。

②保存期間は1年ほどでもおいしく食べられる携帯食料
これは自分が食欲が無くても食べれるものなら何でも結構です。スーパーに行けば別に防災用でなくとも1-2年は保存が利くものがけっこうあります。それを見つけて必用な分を購入します。賞味期限をはっきりと分かりやすいように太字のマーカーで表面に書いておきましょう。

③長期保存のできるカロリー重視のスナックバー
これも小さくてすぐに食べれるし、とにかく体力の回復につながるので便利です。保存も利きます。

④飴やキャンディー類の糖分を確保でき、割合長期保存のきくお菓子類
飴などは糖分も含まれ長く口の中に入れておくことが出来るので非常に優れた非常食になります。昔はカンパンだけでは味がまずかったので金平糖も兵隊の非常食として用いられていました。

家族の中に赤ちゃん、子供、お年寄り、アレルギー体質の人等がいる場合はそれを考慮して必要な食べ物を集めることも必要です。そういう特別なものは非常時にはなかなか手に入らないものです。出来るだけ準備しておきましょう。

いかがでしたか?保存食だけを集めているとどうしても忘れていて古くなったり、味も落ちて実際に食べるときには食べれないほどまずくなっていたりします。専用の保存食でなくとも日持ちのするおいしい食料はいろいろとありますので、年に一度はそれを入れ替えて災害に備えておくのも実は大切なことなのです。「非常時だからまずいものでも食べられる」ではなく非常時だからこそ、食欲の湧いてくるような食べ物を準備しましょう。

次回は「命をつなぐ(その2:飲料水)」をお送りします。
防災グッズ探偵団
いよいよゴールデンウィークに入りましたね。今年は「楽しい!」という連休ではなくニュースを見てもいろいろと考えさせられます。その中でこの連休を被災地でボランティアをして過ごそうという方々が多くいるという話を聞いてとても心が温まっています。素晴らしいですね。

さて、前回の「情報の確保(その2:携帯電話)」に続いて今回は「情報の確保(その3:紙とペン)」です。「え?それって防災グッズなの?」と思われるかも知れませんが、こういう緊急時には以外にローテック(ハイテクの逆)なアナログのものが非常に役に立ちます。

まず、用意すると良い種類をあげて見ましょう。

● 多色ボールペン
● 太目のマジックペン(油性マーカー)
● メモ帳
● 白い紙(A4サイズの印刷用紙など)
● 強めの粘着テープ(ガムテープなど)

こういうものが非常用持ち出しに入っていると非常に便利です。それほど大きくないものですから入れておいても無駄にはなりません。それでは一つ一つ御説明いたします。

多色ボールペン
これはいわゆる一本で3-4色の色が出るボールペンですね。まず、なぜ鉛筆ではいけないのでしょうか?被災状況の中では皆さん自身もホコリまみれになり、筆記をする紙もホコリ等で汚れると考えられます。ですから、薄く書かれた鉛筆の文字よりもしっかりとしたインクのボールペンのもじの方が見やすいのです。また鉛筆の場合、削らなくてはなりませんので、ボールペンが重宝します。ただし水性のものは避けましょう。色がいろいろと使えると、必用な情報をメモっていく段階で、優先順位などを色分けして見やすくすることが出来ます。とても役に立ちますよ。

太目のマジックペン(油性マーカー)
油性マーカーは色々なサイズを用意したいところです。例えば、避難所に逃げる際に、家族へ連絡を残したりするのに目立つ文字で書き留める必用があります。油性マーカーでしたら、紙がなくてもドア等に直接書き込むこともできます。

メモ帳
これは絶対に必用です。被災後は様々な情報が飛び交いますのでそれを全部覚えておくことは出来ません。必用な情報や連絡先はメモ帳に残しておきましょう。自分以外の人のためにも役立ちますので。

白い紙(A4サイズの印刷用紙など)
家族にメッセージを残す等、様々な目的で役に立ちます。10枚ほど封筒に入れて持っておくと便利です。

強めの粘着テープ(ガムテープなど)
せっかく書いた家族への連絡情報も風で飛ばされては意味がありません。そこで濡れてもはがれない粘着テープでとめておきます。粘着テープにはそのほかにも、非常用アルミ保温シートをつないで寝袋を作ったり、テントを作ったり、ビニールを重ねて雨ガッパを作ったり、骨折した腕等を固定するのにも役立つ優れものです。

こんな簡単なものでもあるとないとでは大きな差が出る防災グッズの紹介でした。

さて、次回は「命をつなぐ(その1:食料)」をお送りします。

防災グッズ探偵団-携帯電話
みなさんこんにちわ。
前回の「情報の確保(その1:ラジオ)」いかがでしたか?いいものが準備できると良いですね。

あまり高価なものを買う必用はまったくありません。しかししっかりとした使えるものを選んでいきましょう。何度も言いますが、高いものが使えるものではありません。気をつけて防災グッズを揃えてください。

さて、今回は携帯電話のお話です。といっても携帯電話そのものではありません。利用法の話なのです。しかしながら災害時に携帯がつながらなくなるのはみなさん御存知の話。それでも携帯電話は大変重要な情報源ではあります。

まず、そもそもなぜ災害時に携帯電話はつながらなくなるのでしょう。「皆がかけるから」というお答えが聞こえてきそうですね。まさにその通り。無線電話の回線には限界容量があって、それが全て一杯になると、救助にあたっている人たちの連絡活動にも支障が生じてきます。そこで、システムはある一定の回線使用容量に達すると一般の回線を遮断するように設計されているのです。でもそんなことは普通知りませんから、相手が出ないと不安になってさらに何度も何度も電話をかける、それで一向に通話回線が回復しないというわけなんです。

それでも「では携帯なんか持っていても意味ないじゃないか!」とはならないのです。携帯も数日すると使え始めます。そうすればこれほど便利なものは無いのです。また、大災害の場合、数日すれば公共の公衆電話無料で使えるようなサービスも出てきます。しかし、せっかく電話が出来るとしても、肝心な電話番号を皆さんお持ちですか?ほとんどの方が、電話番号は全部携帯電話に記録してあるのではないでしょうか?実際に携帯電話で電話をかけずとも、持ってさえいれば役に立つのです。

他にもこんなことがあります。

① 携帯電話専用の災害伝言板サービス
それぞれの携帯電話会社が提供している電話サービスです。必ずつながるわけではありませんが、通常通話よりつながりやすいと思います。会社によってやり方が異なりますので、日ごろから操作方法をチェックしておきましょう。

② インターネット通信
会話は出来なくともインターネットが使える環境が得られるかもしれません。災害時、インターネットは大変心強い味方ですから持っていたほうがグッドです。

③ 緊急警告
電話会社によっては地震速報等を携帯に送ってくれるサービスがあり、とても便利です。

④ GPS機能
GPS機能付きの携帯であれば、災害によって土地が変わってしまっても迷うことなく進めます。また、今回の災害でも、多くの道が通行止めになっていながら、裏道を通って避難所等にたどり着いたケースもありました。

電池の消耗
さて、災害が起こったときの携帯電話最大の敵は「電池の消耗」です。今回の地震でも地震発生後あっという間に(本当に)、コンビニ等で売っている簡易携帯電話充電器が売り切れて姿を消してしまいました。そこで紹介したい防災グッズの一つが携帯電話の充電器なんです。

防災用の充電器には2種類あると思ってください。手回し発電機太陽電池方式です。停電で家庭の電源は使えませんから電気は発生させなければなりません。

しかしっ!!皆さんこの点だけは気を付けておいてください。私は手回し式をお勧めできません!理由は・・・・やってみればわかりますそもそも手回しダイナモ発電はLED照明や、ラジオには大変優れた効果を発揮します。しかし、携帯電話は別です。携帯電話はかなりの電力を必用とします。

防災グッズ探偵団
一般に売られている手回し発電の携帯電話充電器はこんな感じの設計になっています。

「1秒間に2-3回転で1-2分回し続けると連続待受約90分、連続通話が約3分間分の充電が可能です」

「わ~い、わ~い、うれしいなっ」とはいきませんよ。よく読んでみてください。1秒間に2-3回転で1-2分間????まあ、やってみてください。腕の筋肉がはちきれますから。それで地獄の苦しみを受けて話せるのがたったの3分間。私もやってみましたが、充電が完了する前に話す気力がもぎ取られてしまいました。ただでさえ、災害で体力が落ちているのに、それは無理な話です。

防災グッズ探偵団
さて、ここで登場するのが太陽電池版です。一日外に放置しておくだけで、携帯電話の半分以上の電力が回復します。簡単??簡単なんです。驚くほど簡単ですよ。

ただしここにも御注意が必要です。太陽電池というのは一般的にその大きさで作られる電気の量が違います(あくまでも一般的にですが)。つまり小さい太陽電池は少ない電気を、大きい太陽電池はより多い電気を発生させられます。よく、ストラップアクセサリーのようなような感じの小型の携帯電話充電用太陽電池が販売されていますが、はっきり言って足りません。太陽電池(ソーラーパネルバッテリー)の選び方として、自分が持っている携帯電話とほぼ同じ大きさのサイズでなら、一回の充電で携帯の電力が半分回復すると考えたらよい目安になります。

いろいろな太陽電池がありますので参考にしてください。割合軽いものですので、2-3個持っていても問題はありません。

http://store.shopping.yahoo.co.jp/stage-shopping/xln-607.html
http://www.strapya.com/categories/12_45_4043.html
http://www.plus1-shop.com/shopdetail/008001000003/order/

しかし、太陽電池はあくまでも太陽が必用なので雨天などでは使えません。どうしてもと思う人は腕が痛くなるのを覚悟して手回し式を準備しておきましょう。

さて、今回は携帯電話のお話でしたが、当然公衆電話も重要な情報のゲートウェイです。テレフォンカードをも携帯しておくことをお勧めします。また非常時にはNTTの171サービスが利用できます。
こちらも見ておくと便利です。

http://allabout.co.jp/gm/gc/48270/2/

いかがでしたか?次回は「情報の確保(その3:紙とペン)」をお送りします。