ここ数日はもっぱら元の弾力化が取り上げられている
元の弾力化が取り上げられているがそれによって中長期的にどのような企業・業界にどのような変化をもたらすのかを考えてみたい。
中国へ進出している製造業にとっては製造拠点のシフトが起こるだろう。これは元高による為替損、人件費の上昇によるコスト高のためである。製造拠点の移動は簡単にはできないので、近視眼的に考えれば、元高により輸入原材料のコスト削減になるため、元高により甘い汁を吸うこともできるだろう。だが、近隣のアジア諸国の方が、人件費が抑えられるのであれば、そちらへのシフトが始まるだろう。
逆に、賃金の上昇に伴い、中国内での購買意欲の拡大も長い目では起こり、高価なサービスの中国進出も考えられる。
グローバルな人材の必要性があるのは外資系・だいきぎょうだけではない
太陽電池などでは、日本の市場へ進出してきている中国、台湾の企業が、高い技術力を持つ日本の中小企業と関係を持とうとしているようだ。
中小企業においても、国際的な人材が必要とされている表れであり、これまで国内市場で国内企業としか接点がなかった企業でも国際的な競争の中にいることを実感させられる。
【今日の数字】
79%
工作用機械・産業用ロボットを製造するファナックの海外売上高の割合。為替の影響を多大に受けることにはなるがグローバル展開が進んでおり、縮小する内需とはほとんど無縁の企業であると言える。