
RFKジュニア次期保健福祉長官 米医師が18,000人以上拒否署名
アメリカの医師たち18,000人以上が上院に対し、
連邦保健福祉長官として拒否するよう上院に求める書簡に署名したそうです。
年末には15,000人でしたので、かなりの勢いです。
彼は大統領選挙において、トランプ候補の勝利に貢献し、
連邦保健福祉長官、
日本でいえば厚生労働大臣に相当するポストが約束されました。
反ワクチンで稼いできた彼ですから、
アメリカが相当ヤバいことになりそうだと懸念されているわけです。
彼はその大統領選挙戦を候補者として戦っていましたが、
夏に撤退し、トランプ支持を表明。
その際に、RFKジュニアの選挙資金がトランプ陣営に渡ったとされます。
彼は、自身の反ワクチン活動について、
「利益は得てない」と主張し続けていましたが、
寄付金、講演活動、書籍などで多額の利益を上げているのは事実です。
それに、新たな事実が出てきました。
大統領選に立候補すると、個人財務開示書類の提出が求められますが、
そこで2022年と2023年に73万ドルの収入があったとしていました。
しかし、実際は違っていたという報道です。
非営利団体「Children’s Health Defense」の創設者で会長、
法律顧問の彼ですが、
120万ドルもの収入があったというのです。
RFKジュニア側は、この数字の違いについて、
「見落としていた」と話しているようですが、
これまでも、彼は過小に記載していて、今回の指摘に対し、
財務開示書類を修正。
Kennedy’s total reported income, including from consulting, legal work and speaking fees, is listed as $8.3 million.
(コンサルティング、法律業務、講演などを含むケネディの報告された総収入は830万ドルと記載されている)
とあり、その画像らしきものが確認できます。
ただ、米大手調査会社の有権者に対するアンケートでは、
過半数が彼の長官就任に賛成していて、
米国民のリテラシーの低さが表に出てきています。
とはいえ、こうして公の重職に就くということになれば、
彼が隠してきた事実が明るみに出てくる可能性が高いです。
反ワクチンの首謀者は根拠といえるようなデータを示すことなく
「ワクチンは危険だ!」と叫んでいれば儲かるわけです。
一方、その反論には、公正なデータを多数用意するなど、
多大な手間がかかります。
反論はただ働きで、割に合わないのです。
反ワクチン首謀者は儲かります。
下々の反ワクチン信者は、その餌に過ぎません。
首謀者は信者から養分をどんどん吸い取って
RFKジュニアのように、米連邦の閣僚にだってなれるのです。
RFKジュニアは、ポリオワクチンすら反対していた事実があります。
アメリカが阿鼻叫喚の国になるか、
今が瀬戸際なのかもしれません。
杉浦非水「非水百花譜 第四輯 つばき」