斎藤知事の件は公益通報ではない? / 次に石破茂が裏切るのは国民か? | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

斎藤知事の件は公益通報ではない? / 次に石破茂が裏切るのは国民か?

まずはこの件からですが、

 


その後、公益通報についてあらためて勉強してみますと、
「元局長の文書送付は公益通報ではなかったのでは?」
と考えるようになりました。

元局長は兵庫県警に文書を送付したもののそれは受理されず、
報道機関などにも送付していますが、
どこも公益通報として取り扱っていませんでした。

当時、斎藤氏がその文書を「怪文書」として扱ったのは、
違法ではなかったのではないでしょうか。

内部公益通報とは異なり、外部公益通報には
当事者が通報について調査することを禁じておらず、
それは法制度の不備かもわかりませんが、
現行法では「公益通報ではない」可能性が高いと思うのです。

この件について「公益通報である」との弁護士の方による記事を複数読んだものの、
かなり怪しいなと思う次第です。

斎藤氏の一連の行いには賛同できず、
道義的、政治的にはアウトかと思いますが、
「公益通報かどうか」の点では、
「公益通報ではない」と考えを改めました。

 

 

奥山儀八郎「能登新七尾八景 石崎の漁場」
 

 

さて、自由民主党総裁選挙で石破茂が勝利しました。
彼が勝ったというよりも、高市氏に不安を感じる人が多かったのでは、
そう思っています。
中国を刺激したくない議員、党員が多いのではないでしょうか。

彼のこれまでの歩みを見てみましょう。

田中角栄の世話になりながらも、中曽根派から立候補。

細川連立政権で自民党が下野した際は、
「自民党の使命は終わった」と吐き捨てて離党。

小沢一郎を讃えつつ新進党結党に参加するも、
考えが違うとして総選挙前に離党。

赦されて自民党に復党するも総スカンを喰らい、
そんな中でも伊吹文明が助け船を出しくれたものの、
伊吹派から離脱し、伊吹氏を裏切りました。

また、麻生内閣では閣僚だったものの、
支持率低下を見ると、麻生氏退陣に加担。

第二次安倍政権では地方創生担当大臣でしたが、
日本獣医師会から献金をもらって、
違法に獣医学部新設を妨害。
四国4県の長年に亘る宿願を阻止しようとしました。
いわゆる加計学園騒動の主犯でありながら、
安倍氏退陣に加担していました。

派閥を批判しつつも、自ら石破派を立ち上げています。

こんな人なんですが、次に裏切るのは誰でしょうか。
国民が裏切られるだけ、そんな気がしています。

総裁選当日まで、高市氏有利とみていた世界市場では、
日本株が上がっていたものの、石破勝利の瞬間から、
海外日経平均先物では真っ逆さまに株価が下落。

高市政権なら利上げはなく、緊縮財政になることもなく、
日本経済は上昇するという見立てが崩れ、
市場は先行きを不安視し、一気に円高株安になりました。

ごくごく短時間で3円も円高、

2400円もの株価下落というのは、
彼が以前から口にしていた利上げが行われる可能性を見ているのでしょう。

安倍氏の総裁選勝利の時には、
ご祝儀相場もあって、株価が大きく上がっていたのとは対照的です。
通常、どんな政権になろうとも、
ご祝儀相場があるものなのですが、

彼の場合、「石破ショック」が起きたのでした。

今後、円高株安になるほか、
彼の経済観では、財政規律が第一ですから、
消費税増税は待ったなし。

さらに、社会保障関連にも手を付けそうです。
私たちの可処分所得は減ることになるでしょう。

恐ろしいことに、野党第一党の代表が野田氏ですから、
ほぼ、同じような経済観の持ち主ということで、
円滑に消費税増税が決まってしまう可能性があります。

早期利上げ、法人税増税、金融所得課税強化と、
彼が掲げていた経済政策は、日本経済に大きなダメージを与えることでしょう。
現政権は、経済音痴でしたが、
それでも、財務省と戦う気概は見せてくれました。

彼にそれは期待できません。
私たちは、そういう総理大臣をトップに頂くことになるのです。