蓮舫 - 政治家としての寿命を削り続ける東京都知事選の負け方 | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

蓮舫 - 政治家としての寿命を削り続ける東京都知事選の負け方

東京都知事選を興味深く見ておりまして、
立候補者の面々の中では、期待通りの結果になったと感じています。
本心は、現職を倒せる候補がいればよかったのですが。

まともな候補ではありませんでしたが、
戦前から、蓮舫は現職と戦える候補と目されていました。
しかし、蓋を開けてみれば、2位にもなれず、
予定していたのであろう、衆院鞍替えによる国政復帰にも悪影響となりました。

敗因はいくつかあって、
そもそも、日本共産党の全面バックアップを受けたのが間違いでした。
自民のバックアップを受けていた現職の場合、
自民は完全に裏方に徹し、逆に蓮舫の場合は立憲民主党よりも
悪目立ちしていたのが共産党でした。
彼女は無所属ですが、直前まで立民の所属。
しかし、その知識がなければ、共産党候補のように見えました。
共産党の組織票を獲得した一方で、
連合の票を逃し、支持政党を持たない無党派層の多くが蓮舫に投票しませんでした。

日本共産党のはしゃぎぶりを見ていますと、
ただ単に、蓮舫は担がれただけなんだなとも思います。

立民の"大物"たちも支援に入っていましたが、
出てきたのが枝野などの民主党政権時代の"大物"。
当時のことを忘れるはずもない有権者たちがそれをポジティブに捉えるでしょうか。

次に「神宮外苑の森を守れ」という共産党のデマに乗っかり、
民間企業が公共の観点もふまえ再開発計画を止めようとしました。
前回、お書きしたように、今、その話題は皆無です。
彼らにとって、利用価値がなくなったからです。

リンク先は選挙運動の様子。

 


この動画のようなダンスを見て、
蓮舫に投票しようと思う人と、
「こいつはダメだ」と思う人と、どちらが多いでしょうか。
私はオウム真理教のアレを思い出しました。

彼女の主張の中には、まともなものもあるものの、
どれも具体的な内容ではなく、的外れ以下のものも目立ちました。
街頭演説で

現役世代は結婚して子どもが産まれれば控除がドンドン増えていく

と彼女は訴えたのですが、
民主党政権の2010年に年少扶養控除の廃止を決定。
自民党政権時代は、年少扶養控除と児童手当を組み合わせた制度設計でしたが、
民主党政権により、「所得税の年少扶養控除」
及び「住民税の年少扶養控除」が廃止となり、
子育て世帯の手取りは減少しました。

彼女は政権で少子化問題の担当大臣でしたが、
そんなことを覚えていないあたり、この問題に如何に興味がないかがわかります。
この発言を含む街頭演説の動画にはテロップが付けられていましたが、
子ども手当はあっても控除はなくなったとの指摘に、
字幕を付けた"お仲間"が「控除」ではなく「公助」だと言い訳。
文脈として成立しない状態に。
さらに、それ以前の動画でも、蓮舫は

結婚して子どもがいれば、税額控除が受けられる

と話していて、これも「控除」が「公助」だとすれば
税額公助」というありもしない日本語が語られたことになります。
こういう「ごめんなさい」「間違いでした」が言えないのも敗因の一つです。

「ごめんなさい」が言えないのは、これまでも今も同じで、
 駐日イスラエル大使が小池都知事の再選に祝辞をXでpostし、
そこに付けられた都知事と大使のツーショット写真にXで噛みつきました。

敗者ですが言わせてください
当選直後にこの外交は私の考えではあり得ません。都民の1人としてもとても残念です。


蓮舫は選挙後に大使が都庁を訪れるか、知事が大使館を訪れるかして、
この写真が撮られたと思い込んだようですが、
これは2022年に撮影されたもの。

その指摘に対し、

それならばこそ、きちんと抗議撤回を要請してほしいです。

とoost。

仮にも一国の代表である大使に対し、そんなことをすれば
無礼千万、国際問題になりかねません。
もう馬鹿丸出し。確実に自身が間違えていたのに、
「ごめんなさい」が言えないのです。

 


この独り相撲は、流石に恥ずかしかったのか、削除。
ただ、上記、リンク先などの画像として保存されています。

 

 

土屋光逸「夕空 日暮里諏訪神社」

 

そして、彼女にとっては喫緊の問題であるはずの「R」シール問題。

 

 

無断で公共物や私有物などにシールを貼り付けることは、
器物損壊罪、軽犯罪法違反、

都の屋外広告物条例違反などに問われる可能性があります。
選挙期間終盤で、このシールが街中に貼られ続ける事態になりました。
彼女や、応援演説に登壇した議員たちも「R」のシャツを着ていて、
シンボルマークということだったのでしょう。

蓮舫はXやInstagramを駆使していたのですから、
当然、蓮舫サイドはシールの問題を知っているはずなのに、
選挙後は

全く意味が分かりません

と知らぬ存ぜぬを決め込んでいます。

少なくとも、新宿の街宣現場でこれが配られていたことは確認されているのです。

これはこれで公職選挙法違反なのですが、
私は、蓮舫の選挙事務所が貼らせたのではないと考えているものの、
都民は、あれがある限り、「蓮舫のせい」と思い続けることでしょう。

 

 

 

そして、公費を費やして剥がすということになろうかと思います。
原資は税金です。

選挙期間中、現職やほかの対立候補の街頭演説を妨害していたのも
蓮舫支持者でした。
自身の応援演説でそれを制止する、諫めることもしませんでした。
自分たちが被害者となったつばさの党の事件もあったのに。

2021年9月、自民党総裁選挙において、
政策批判を超えた罵詈雑言を発する支持者に対し、
高市早苗氏はこう述べていました。

他候補への誹謗中傷や恫喝や脅迫によって確保される高市支持など私は要りません。

 

こういう姿勢こそが必要なのです。

シールについては、「無断でシールを貼るのはやめてください」
「貼った方は剥がしてください」
「私たちが貼ったものではありませんが、私たちが剥がします」
といえば、印象は大きく違ってくるでしょう。

今は、蓮舫自身に、シールの呪いがかかっている状態です。

 

逆に小池都知事は狡猾ですので、
「仕方なく剥がす」という決定により、

それを自らの得点にしてくる可能性があります。


そういう計算もできない。
その程度の人物なのです。

もしも、立民がもう少しまともな人物を立候補させていれば、
打倒現職の可能性もあったのではないでしょうか。
例えば、野田佳彦氏あたり、
この選挙では、志位の横に立たされて応援演説していましたが、
あの死んだような表情は忘れられません。
彼ならば、共産の協力は得られませんが、
もっとまともな選挙戦ができたかと思います。

蓮舫は今、自分が女性だからだとか何とかぬかしていますが、
現職も女性。さらに、今の国民民主の玉木代表が涙した時、
代表代行として「玉木君、男が泣くな」と言ったのも彼女でした。

2016年の民進党代表選の時です。

 


この負け方があまりにも酷く、見苦しく
政治家としてのイメージを悪化させています。
まずは「R」シール問題と向き合う必要があるはずです。