猥褻選挙ポスターを超法規的に警告した警察 / 日本のリベラルは平気で差別する | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

猥褻選挙ポスターを超法規的に警告した警察 / 日本のリベラルは平気で差別する

56名が立候補した東京都知事選挙。
中にはこの都知事選とは無関係の内容のポスターもあり、
あきれる国民が多いかと思います。

ただ、選挙管理委員会に「これは選挙と関係ない」「けしからん」として、
掲示を禁止する権利はありません。
日本国憲法第21条2項にある

検閲は、これをしてはならない

の検閲行為にほかなりません。
この条項は表現の自由を保障しているわけですが、
公共の福祉に反する場合などに制限を受けるケースもあります。

今回、猥褻な選挙ポスターが迷惑防止条例違反になる可能性があるとして、
警視庁は、当該の候補者に警告を行いました。

気持ちはわかります。
私も感情的には、そこにそれがあるべきではないと思います。
しかし、法律的には警察の対応は誤りです。
むしろ、国民は警察の暴走を危惧すべきかと思います。

「子供に見せられない」という意見は当然なのですが、
憲法が規定する表現の自由を尊重する公職選挙法には抵触していません。
そこで迷惑防止条例が出てくるのですが、
所詮といえば語弊がありますが、所詮条例なのです。
公職選挙法よりもはるかに下位の都条例では
公職選挙法はもちろん、憲法を上回る判断はできないでしょう。

猥褻選挙ポスターは、破かれたり剥がされたりする事例が相次いでいたようですが、
それは

交通若しくは集会の便を妨げ、演説を妨害し、又は文書図画を毀棄し、その他偽計詐術等不正の方法をもつて選挙の自由を妨害したとき

四年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する


とする公職選挙法第225条第2項、選挙の自由妨害罪にあたります。
結論をいえば、現時点ではどうしようもない事態で、
罰を受けるのは、ポスターを剥がした人です。

もしも、警察などの権力が「これはけしからん」などと
法的根拠もなく警告したり禁止したりするようになりますと、
権力を持つ側は無限に表現を規制できるようになります。

そのポスターを見ましたが、そこには
「売春合法化」

「表現の自由への規制はやめろ。モザイク解禁」などの政治的主張があり、
その上で写真は、局部を隠すなど

「猥褻物頒布等の罪」にならないようにしています。
馬鹿馬鹿しいと一蹴するのは簡単ですが、
都知事選に向けての主張ではあります。

一方、風俗店の店名などを記載したポスターについては、
政治的主張ではなかったようで、
都条例ではなく、風営法に違反の可能性があるとして警告しています。

残念ながら、これらは性善説に則ったバグ、コストで、
法改正して、二度とこういうことが起きないようにしてもらいたいです。

理窟からいえば、NHKから国民を守る党の行為は異常で、
都知事になれるのは1人なのに、少なくとも24人が立候補しています。
この党に寄付をした人を同党の名前で立候補させていて、
目論見どおりであるなら、供託金300万円ずつを支払っても、
利益が出ると踏んでいるのでしょう。

しかし、現行法にそれを防ぐ規定はありません。

懸念するのは、法改正がなされたとしても、
こういう輩は法の抜け穴を探すことでしょう。
鼬ごっこも民主主義のコストなのかもしれないということでしょうか。

 

 

山本昇雲「いま姿 ぽんぽん」

 

さらに都知事選の話題。
2016年の都知事選において、立候補していた鳥越俊太郎の応援演説で、
瀬戸内寂聴のメッセージが代読されました。
その中に、

あの厚化粧の人に都知事になんかなってほしくない

というものがありました。
この言葉に対立候補の小池百合子は怒る様子もなく

私は顔にアザがあるので色々な化粧品でカバーしています

と説明。このバトルは小池の完勝となりました。
リベラルを自称するなら、あのメッセージが読み上げられた時、
直ちにたしなめるべきなのですが、笑い声や拍手があったとのこと。

似たような事例が今回も起きていて、
蓮舫に出馬依頼した前川喜平、
出会い系バーに通って女子学生限定の貧困調査を行い、
天下り斡旋を斡旋し依願退職した元文科相事務次官ですが、
彼が現職の都知事選第一声が八丈島で行われることを知ると、

 


渋谷へ行けば会える蓮舫さん。
八丈島まで行かなければ会えない小池さん。


とpost。八丈の人たちも、紛れもない都民であるのに、
島を渋谷よりも下に見ていることがあきらかになりました。
リベラルを自称するなら、その指摘があるべきなのに、
差別していることに気付いていないようです。


これに気付かないようでは、2016年と同様に票は減るでしょう。
八丈行きの効率は悪くても、
現職は「少数の人たちの声も聞く」というイメージを作ることに成功しました。
実にしたたかです。
蓮舫陣営はその真逆です。

で、結局、蓮舫側も

 


こちらには行ったようですね。
伊豆大島でしょうか。

つまり、前川喜平はただ単に、八丈島を差別しただけ。
そして、今もそのpostを消していないあたり、
根本的な問題を理解していないようですね。

このビラも日本共産党大島南部後援会によって作られたとのこと。
蓮舫サイドに立憲民主党の名前は少なく、
ほとんど日本共産党の名前ばかりの選挙運動のようです。

しかも、選挙運動期間中、選挙運動に使用する文書やビラは
選管への届け出と許可が必要で、ここにはその証紙がありません。
公職選挙法違反です。



最後に、新型コロナの患者が増えております。

 

 

症状は軽い人が多いようですが、
軽症でも後遺症リスクはあります。
医療機関から聞こえてくる話では、
陽性率も上がっていて、熱中症で搬送されてきた患者を検査したら、
感染していたという事例も聞きます。

ニュースでは「熱中症により全国で41人が搬送された」などと報じますが、
先週、1372人が新型コロナで入院しているということは報じません。
国の補助がなくなり、病院に行かない人も増えています。
検査と治療を拒否する人も多いです。
この数字以上に患者がいるものと考えてください。
今は、第10波の半分ぐらいの状況ではないかと考えています。

 

あと、溶連菌感染症、ヘルパンギーナの手足口病患者が増えています。