今回も知名度だけの都知事選か~とはいえ候補者の顔ぶれが… | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

今回も知名度だけの都知事選か~とはいえ候補者の顔ぶれが…

6月20日告示、7月7日投開票の日程で東京都知事選挙が行われます。
既に、現職の小池百合子が3選出馬の意向を示し(公式表明はまだ)、
立憲民主党の蓮舫参議院議員が「無所属」で出馬すると発表しています。
そのほか、安芸高田伸二市長、元航空幕僚長の田母神俊雄氏、
あのねのねの清水國明氏などが立候補するようです。

 


2020年の記事ですが、戦後の都知事には東京都出身が少ないようで、
美濃部亮吉氏と、青島幸男氏の2人だけだとか。
首都圏の神奈川、千葉、埼玉の出身者はゼロだと。
大阪府知事の場合、大阪、京都、兵庫の関西圏出身で、
橋下徹氏は東京生まれの大阪育ちとしています。

選挙の戦い方で、最も象徴的なのが青島氏でしょう。
テレビ放送の始まりの頃からテレビに出続け、
作家としては直木賞を受賞した彼は、
当時の参院選全国区で、行った選挙運動はほぼ政見放送のみで当選、
都知事選でも、選挙運動を行う予定はなかったそうですが、
長男(利幸氏)からたしなめられ、7人のみでポスター貼りをしたんだとか。
当然、貼れる枚数も限られています。

それでも都知事になれたのが青島氏でした。
その後、石原慎太郎氏、猪瀬直樹、舛添要一、小池百合子と続きます。
絶大な知名度を誇る面々ばかりです。
なんだかんだ政策を述べてみても、毎回、知名度勝負になっているのでした。

全てとはいいませんが、能力的に都知事に見合う実力がない人も含まれ、
それでも、都政をやってこられたのは職員たちが有能だったからだと思います。

私はこれまで小池を有害都知事と言い続けてきました。
豊洲市場の件では、共産党のデマに乗っかり、
築地からの移転を妨害しました。
その影響でオリンピックのために通すはずだった環状2号は開通できなくなり、
風評被害で豊洲の不動産価格は一気に下落。
豊洲での事業、築地での新事業を予定していた事業者などから訴えられれば、
東京都は1兆円以上の損害賠償を請求される可能性もありました。
その後、豊洲市場はどうなりましたか?

何か起きましたか?
当然、この女も放送局も責任なんてとらないのです。

 

 

ポール・ビニー(敏弐)「百年の華 一九五〇年の婦人の一票」
 

もしも、私が東京都民の有権者で、
冒頭にお書きした面々のみの候補者だけの場合、
投票用紙に誰の名を書くかと考えるのですが、
「小池百合子」になってしまいそうです。
高田伸二市長の評価は虚飾のようですし、
小池は有害都知事ではありますが、

コロナ禍での対応は都庁の判断が合理的で、
彼女の得点とすべきかは疑問ではあるものの、評価すべきかと思います。

蓮舫についての功績はゼロ、もしくはマイナスで、
未だに民主党政権の総括、反省を行わず、
治水、利水でも妨害し続けてきたのでした。
批判を浴びて建設再開となりましだか、あのまま八ッ場ダムが中止なら、
今はどうなっていたでしょうか。
東日本大震災では防災服を着ていましたが、なぜか襟を立てて登場。
国会内でグラビア撮影、ろくなことをしていません。
下野してからは建設的なことは一切言わず、
批判しかできない女というのが私の評価です。

もちろん、芸能人だからダメなんてことはありません。
自民・三原じゅん子参議院議員はHPVワクチンの接種について、
彼女は勉強し、専門家の意見を聞き、
それまでの政治家と違い、デマ屋の苛烈な妨害に負けずに、
大きな流れを作り出しました。
蓮舫にはそのような功績も姿勢も気概もありません。
さらに出馬表明では、なぜか自民の裏金問題を持ち出していました。
それ、国政マターです。自民という敵がいないと何も言えないかのようです。

小池は、とりあえず、部下たちの意見を"ある程度"聞くことができるようです。
だから都政は成立しているのでしょう。
ただ、有能な官僚もパワハラ首長がトップに座りますと、
それが機能しなくなってしまいます。


また、都議会の議席構成を確認しますと、
自民27、都民ファースト26、公明23で、
共産19、立民15です。
共産は蓮舫側に立つらしく、それでも合わせて34議席。
蓮舫都知事が誕生しても、少数与党は確実で、
これで都政は回るのでしょうか。

また、出馬会見で昨年リニューアルされた「東京防災ブック」について、

このデジタルの時代に、紙で防災ブックを作り配布

と現職を批判。
その後に「都知事の顔写真が入ったメッセージが添付されている」と続くのですが、
災害時に電力が失われた中、紙の防災資料は欠かせません。
全ての都民がデジタル端末を使えるわけでもありません。
事業仕分けで見られたように政権時に防災を軽視していた悪癖、
無知は修正されていないようです。
あとは国籍の問題ですね。

彼女は国籍法違反、公職選挙法違反で民進党の代表を辞任していますが、
二重国籍自体は、自身が気付かずにそのままになっている人も珍しくないようです。
立候補も公職選挙法違反にはならないとのこと。
ただ、国会議員になった場合は別です。

昔、台湾出身の論客の金美齢氏は自身が日本国籍であることについて

日本と台湾の利益が衝突した場合には間違いなく私は
国籍を取った日本の側に立ちます


と話しました。
国会議員は総理大臣になる資格があります。
外交で他国の利益を優先する人が国会議員になるべきではありません。

2016年9月、蓮舫は台湾籍から離脱し日本国籍の選択宣言と表明していますが、
それまではどうだったのでしょうか。
1997年の雑誌「CREA」のインタビューの中に

自分の国籍は台湾なんですが

とあり、台湾籍であることを自覚していたようです。
それを知らなかったとするのは明らかな虚偽です。

 

 

1993年「週刊現代」でも、

父は台湾で、私は、二重国籍なんです

と話しています。

2000年「週刊ポスト」では、

私は帰化しているので国籍は日本人だが、アイデンティティーは『台湾人』
 


とも。二重国籍そのものが公職選挙法違反ではなくとも
経歴詐称は公職選挙法違反です。

 

 

今、日本人でいるのはそれが都合がいいからです。日本のパスポートはあくまで外国に行きやすいからというだけのもの。私にはそれ以上の意味はありません。いずれ台湾籍に戻そうと思っています。

こういう人なんです。
今は違うというのであれば、その説明を行う必要があるのです。

戸籍謄本を示せば、いつ台湾籍を抜いたのかもわかります。

経歴詐称でないことを証明できるはずなのに、それをしません。

 

まあ、そう遠くないうちに衆議院選挙があるでしょう。
そこで、衆議院議員になろうという魂胆かもしれません。