児童精神科のテレビドラマ「リエゾン」 / 1年に50人の子どもの命を奪った新型コロナ | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

児童精神科のテレビドラマ「リエゾン」 / 1年に50人の子どもの命を奪った新型コロナ

今は1期に1つは医療ドラマが放送されていて、
複数あることも珍しくありません。
金曜夜に放送されている『リエゾン -こどものこころ診療所-』は、
児童精神科というフィクションでは扱われてこなかった診療科が舞台です。

原作は『モーニング』に連載されている漫画で、
『コウノドリ』の31巻巻末に『リエゾン』第1話が収録されていて、
その部分だけ読んでいました。
ドラマ版とは主人公の設定などを変えているみたいですね。
おそらく、現実に近いとすれば、原作なのでしょう。

児童精神科を掲げている医療機関は少なく、
実際、全国的に医師や医療機関が相当不足しているのでしょう。
日本児童青年精神医学会認定医ですと、2022年6月の時点で443名らしいです。
原作第1話には主人公の一人佐山卓医師が
「少子化が進んでいるというのに
 児童精神科にかかる子たちは増えていて
 都内だと半年待ちになるほどの医師不足です」
と語っています。
ドラマで、待たされている様子はあまりないようですが、
需要が高いのに、医師がいないのは、
やはり、儲からないからのように思います。

日本の医療機関には保険診療のシステムにより、
「患者に寄り添えば寄り添うほど儲からない」
という構造があり、薄利多売でないと収益が上がりません。
1人の患者に要する時間が長い児童精神科はその典型でしょう。
特段、収益性を重視しなくても、
経営は厳しいのではないかと思います。

ドラマ版で出色だったのは、第2話で
NHK朝ドラで主人公の子ども時代を演じたスーパー子役浅田芭路さんが登場。
たしかに目を惹かれたのですが、
急速交代型双極性障害で
娘を学校に行かせていない父を演じた岡田義徳さんが凄すぎました。
医療ドラマにはほとんど出てこない言語聴覚士を演じる志田未来さんも見どころです。

ドラマでは、患児のギフテッドな部分を強調しすぎかなとは思うものの、
現実の児童精神科について考えるきっかけになりました。
現在、TVerでは第1話と、最新話の第4話が公開中です。
第4話では、ダイエットによる摂食障害の女子高校生が登場します。

 

 

小原古邨「雪中の梅に緋連雀」

 

さて、新型コロナウイルスに対するワクチンが年1回で調整されているようです。
このワクチンにはざっくり分けて、
感染予防と重症化予防の効果が期待できますが、
年1回だと、重症化予防のみに軸足を置いた接種となりそう。

 

 

ワクチン接種後に感染した人の獲得免疫ですが、
抗体価が下がっていても、感染後に抗体が誘導されているようです。
また、幅広い変異への効果も期待できるのではないかと思います。

 

 

こちらは学校医でもある川上一恵医師のインタビュー。
この中の

国立感染症研究所の研究では、コロナによって命を落とした子供が50人いることが報告されています。年間で50人の子供が亡くなる病気は、そうあるものではありません

この部分は重要です。
たとえば、2009年の新型インフルエンザで、
亡くなった20歳未満は40名です。

四種混合ワクチンなどで百日咳も予防できますが、
百日咳にかかると、0.2%が亡くなるとされています。
1970年代後半は、年に80~90人亡くなることもあったのですが、
ワクチンによって激減しています。
百日咳と新型コロナと驚異の差はあまりありません。
さらに、新型コロナでは、循環器系、中枢神経系、
免疫系に異常をもたらす可能性があるのです。
ワクチンを接種しない理由はありません。

政府は
「妊婦や基礎疾患のある人は人ごみに出かけないように」
と専門家に言わせようとしていたそうなのですが、

こういった方々の権利を奪ってまで、

マスクを外させたいのかと思います。


最後にそんな専門家たちのオールスター、
西浦博、阿南英明、押谷仁、尾身茂、釜萢敏、古瀬祐気、前田秀雄、脇田隆字、
といった各先生の資料
「マスク着用の有効性に関する科学的知見」
を紹介しておきます。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001055263.pdf