所さんの目がテン!「目にまつわることわざの科学」 その2 ~目は口ほどにものを言うのか?~ | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

所さんの目がテン!「目にまつわることわざの科学」 その2 ~目は口ほどにものを言うのか?~

目が点になる
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11478658957.html

こちらからの続きです。


目は口ほどにものを言う


友人関係にある3人の男女で実験です。

所さんの目がテン!「目にまつわることわざの科学」 その2 ~目は口ほどにものを言う

この3人で北海道の9つの観光地の中から、
1つの行き先を決めてもらいます。

所さんの目がテン!「目にまつわることわざの科学」 その2 ~目は口ほどにものを言う

それぞれ、このような目出し帽と、
首もうなずけないように制限し、
目だけでコミュニケーションを取り、
3人の意見が一致したところで、
手を挙げてもらいます。
また、意見が一致したと3人が判断出来ない限り、
この会議は継続されます。

交わされる言葉どころか、
音一つない状態で会議が続きます。
すると、開始から6分39秒で3人が同時に手を挙げました。

所さんの目がテン!「目にまつわることわざの科学」 その2 ~目は口ほどにものを言う

全員が会議の「結論」を書いてみると、
3人が同じ行き先を回答していました。
どうやら、目だけで意思の疎通が図れた模様です。

北陸先端科学技術大学院・大学知識科学研究科、
橋本敬教授によりますと、
この実験のポイントは

交互凝視行動

だといいます。

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最初に左の彼の目に留まったのが宗谷岬で、
彼はまず宗谷岬を凝視、
そしてその後、それを伝えたい相手を見つめ、
これを繰り返して自分の意志を伝えようとしていました。。
この眼球の動きで、他の2人はそれを察したようですね。
そして、他の2人も宗谷岬と、
伝えたい相手を交互に見つめることで、
自分の意志を伝えようとしていたのでした。

この交互凝視行動は、
赤ちゃんが食べ物を見て、
そしてお母さんを見て、
この食べ物に興味があるということを、
お母さんに伝える時に使用される行動なんだそうです。

しかし、会議開始段階で3人が考えていたのは、
「稚内 宗谷岬」「旭川 旭山動物園」「札幌 時計台」と、
実はバラバラだったんです。
これをどう統一したのでしょうか?
最初に宗谷岬を選んでいた彼は、
目を強くつむると、イエスというルールが出来ていたと思ったらしく、
たしかに、彼が強く目を閉じると、
他の2人も同じ行動を取っています。
それで、彼の意志が理解出来たことを伝えていたのでしょう。

それにしても、なぜ目だけで、
これほどのコミュニケーションがとれるのでしょうか?
橋本教授はその理由を

白眼

の存在だと説明します。
白眼が露出しているのは人間だけなんです。

所さんの目がテン!「目にまつわることわざの科学」 その2 ~目は口ほどにものを言う

キリンの目では黒眼しか見えません。

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これはライオン。
白眼は見えていません。

所さんの目がテン!「目にまつわることわざの科学」 その2 ~目は口ほどにものを言う

チンパンジーも。

他の動物たちは、どこを見ているかが外敵などに知られないように
白眼が見えないようになっているんです。
人間の場合は、白眼を見せて、
コミュニケーションを円滑にし、
社会をつくりやすくしているんです。


とは、橋本教授の説明です。
そこには人間独自の進化が関わっていたんですね。

なお、最初の目だけの会議では、
あと2組の実験が行われ、
6分42秒、13分25秒で意見を一致させることに成功しています。


…続きます。

二階から目薬
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11480790122.html


ねてしてタペ