米大統領選挙 オバマ再選。その勝利に歓声を上げている米国民をうらやましく思う -勝利演説動画- | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

米大統領選挙 オバマ再選。その勝利に歓声を上げている米国民をうらやましく思う -勝利演説動画-

前回の時は大差で勝利したオバマ大統領でしたが、
今回は僅差での勝利だとされています。
選挙人の獲得数自体はともかく、
獲得票数、得票率になりますと、その僅差が際立ちます。
それでも、オバマはもう4年、
かの大国を率いることになりました。
本当の彼にとっての苦難はこれから、
ということになるのかもしれませんけれど。

結局、雇用なんだと思います。
我が国の電力事情、電気料金なども含めて、
私もずっと、そう言い続けているんですが、
それさえ問題なければ、
中国のデモは暴動にならなかったでしょうし、
アラブの春もなかった訳で、
かの国でも反ウォール街運動なんかを
起こす必要はない訳です。

この大統領選挙では、多くのテレビ局が
失業者たちのテント村を取材していましたね。
手に職もある人も、中には博士号を持っている人まで
企業の国外流出などの影響で
テントの中でひと月以上暮らしていたり。


仕事さえあれば、収入さえあれば、
世の中に対する不満も少ないでしょう。
明日が見えないことの不安が、
各個人と各世帯の支出を抑制させ、
不景気をさらに悪い方へと引きずっていきます。
特にかの国では、失業すると医療機関への出費が、
完全に自己負担となることが多く、
失業することへの不安、
失業してしまうと、
家族全員が医者に診てもらえないことへの不安は、
我が国以上ではないかと思います。
(オバマ大統領は日本の皆保険制度のようなものを作ろうとしていますが…)

日本の場合も同じで、
失業者数に加えて、非正規雇用者数のことも考えなくてはなりません。
非正規雇用は低賃金であり、
また、直近の未来でさえ、設計することは困難なことも多いでしょう。
これでお金を使えというのは、
土台無理な話です。

いつまでも相も変わらず「雇用のミスマッチ」と、
馬鹿の一つ覚えみたいに連呼してないで、
どうすれば雇用創出出来るかを考えないといけません。


それにしても、オバマ勝利の時に、
彼を支持していた人たちは大声で歓喜し、
中には街中で涙を流す者たちまで。

一国の長(米大統領の場合正確には連邦の長)が決まった時に、
あそこまで喜べるということがうらやましいです。

日本では考えられませんよね。

米国民さえ理解出来ていない人もいると聞く
複雑な間接選挙制度、
各党候補者決定前から大統領決定まで、
どれだけお金が続くかが勝負になるレース、
日を追うごとに酷くなるネガティブキャンペーンなどなど、
これもまた日本では信じられないような問題点も多いですが、
国民が国の代表者を選ぶ選挙に対しては、
単純に憧れてしまいます。

ただ、今の日本で直接選挙であれ、
間接選挙であれ、宰相を選挙で選んだとすると、
現政権党の三総理大臣よりも酷い人物を
当選させかねないような心配があるのも、
日本人としては辛いところです。


あと、うらやましいのがこれ。



素晴らしいですよね。
インチキな英語力でもわかるというのもあるんですが、
(また、彼のスピーチが英語の教材になったりするのでしょうか?)
ロムニーのそれと比べてみても、
オバマの演説は人を惹きつけるものがあります。

日本では議論も出来なければ、
演説も出来ない、そんな政治家が総理大臣になります。
記憶にある中では、小泉、野田といったあたりが
演説を得意としていましたが、
せいぜい、尤もらしいことを言っているな、
という程度なんですよね。




ねてしてタペ