東洋人と西洋人の物の見方の違い ~被災地の秩序~
2009年8月24日の「世界まる見え!テレビ特捜部」から。
まずはこの絵をご覧下さい。
中央の男性は幸せでしょうか?
どう思われますか?

次にこの絵だとどうでしょうか?
こちらの中央の男性は幸せでしょうか?

どう思われますか?
この時の番組では、
韓国のテレビ番組「EAST&WEST」を紹介していました。
東洋人と西洋人の物の見方、捉え方の違いについて紹介していたんです。
なお、ここでいう東洋とは日本・中国・韓国、
西洋とはアメリカ、カナダ、イギリスを指しています。
上の2枚の絵では、中央の男性に違いはありません。
違いは周囲の人たちの表情。
東洋でも西洋でも、
上の絵を見せた時に、この質問をすると、
たいていの人は
中央の男性は幸せだ
と答えます。
しかし、下の絵だと違いが生まれます。
東洋人は
中央の男性は幸せではない
という意見が大半になり、
対して西洋人は
中央の男性は幸せだ
と、上下の絵で中央の男性の心情の評価に変化はありませんでした。
西洋の人は、男性が笑っているので、
幸せに違いないと考える傾向があるようです。
そして、東洋の人は周囲の人たちが不機嫌そうなので、
中央の男性は幸せではないだろうという評価になりました。
この番組では、物の見方として、
東洋人は対象と他の部分との関連性を見、
対して西洋人はその対象そのものを見る傾向があると説明しています。
もちろん、それはどちらが良いという議論ではありません。
次の絵をご覧下さい。

サル、ジャイアントパンダ、バナナがあります。
この3つを二つに分類してみて下さい。
結果は2つと1つに分かれるはずです。
西洋人の多くは、サルとパンダを一つとして分類しました。
両者が哺乳類だからです。
一方、東洋人の多くはサルとバナナを一つとしました。
サルがバナナを食べるからです。
震災以後、被災地で暴動が起こらなかった事、
また、届けられる物資についても整然と整列して順番待ちをしていたこと、
そういった秩序だった行動が、
世界各国のメディアで讃えられることとなりました。
私たちからすれば、逆になぜ、暴動になるのかがわかりません。
しかし、他所の国では実際に大きな自然災害に見舞われた被災地で、
商店の打ち壊しなどを伴う暴動が起こっています。
ご紹介したこの番組では、
この被災地での秩序について、
中国メディアが驚嘆している理由が説明できません。
したがって、何かしら他にも説明が必要なのでしょう。
でも、もしも、私たちに、
被災者が被災者を襲う図式を理解出来ないとすれば、
こんな非常時においても、
他者を思う気持ちは常に忘れないという意識、
それが何に由来しているにせよ、
私たちが失うべきではないモノであることは間違いありません。
Twitterやブログで何かしらをお書きになっている方々、
それが完全な個人的日記でない限り、
それが公開されることで、
何かしらの意味を持つことになります。
他者がそれを見た時に、どういうふうに受け取るか、
また、どういう影響を与えるかについて、
お考えになった上で書いて下さると嬉しいです。
ただ、不安を煽るような不確定な事柄については、よく考えて下さい。
まずはこの絵をご覧下さい。
中央の男性は幸せでしょうか?
どう思われますか?

次にこの絵だとどうでしょうか?
こちらの中央の男性は幸せでしょうか?

どう思われますか?
この時の番組では、
韓国のテレビ番組「EAST&WEST」を紹介していました。
東洋人と西洋人の物の見方、捉え方の違いについて紹介していたんです。
なお、ここでいう東洋とは日本・中国・韓国、
西洋とはアメリカ、カナダ、イギリスを指しています。
上の2枚の絵では、中央の男性に違いはありません。
違いは周囲の人たちの表情。
東洋でも西洋でも、
上の絵を見せた時に、この質問をすると、
たいていの人は
中央の男性は幸せだ
と答えます。
しかし、下の絵だと違いが生まれます。
東洋人は
中央の男性は幸せではない
という意見が大半になり、
対して西洋人は
中央の男性は幸せだ
と、上下の絵で中央の男性の心情の評価に変化はありませんでした。
西洋の人は、男性が笑っているので、
幸せに違いないと考える傾向があるようです。
そして、東洋の人は周囲の人たちが不機嫌そうなので、
中央の男性は幸せではないだろうという評価になりました。
この番組では、物の見方として、
東洋人は対象と他の部分との関連性を見、
対して西洋人はその対象そのものを見る傾向があると説明しています。
もちろん、それはどちらが良いという議論ではありません。
次の絵をご覧下さい。

サル、ジャイアントパンダ、バナナがあります。
この3つを二つに分類してみて下さい。
結果は2つと1つに分かれるはずです。
西洋人の多くは、サルとパンダを一つとして分類しました。
両者が哺乳類だからです。
一方、東洋人の多くはサルとバナナを一つとしました。
サルがバナナを食べるからです。
震災以後、被災地で暴動が起こらなかった事、
また、届けられる物資についても整然と整列して順番待ちをしていたこと、
そういった秩序だった行動が、
世界各国のメディアで讃えられることとなりました。
私たちからすれば、逆になぜ、暴動になるのかがわかりません。
しかし、他所の国では実際に大きな自然災害に見舞われた被災地で、
商店の打ち壊しなどを伴う暴動が起こっています。
ご紹介したこの番組では、
この被災地での秩序について、
中国メディアが驚嘆している理由が説明できません。
したがって、何かしら他にも説明が必要なのでしょう。
でも、もしも、私たちに、
被災者が被災者を襲う図式を理解出来ないとすれば、
こんな非常時においても、
他者を思う気持ちは常に忘れないという意識、
それが何に由来しているにせよ、
私たちが失うべきではないモノであることは間違いありません。
Twitterやブログで何かしらをお書きになっている方々、
それが完全な個人的日記でない限り、
それが公開されることで、
何かしらの意味を持つことになります。
他者がそれを見た時に、どういうふうに受け取るか、
また、どういう影響を与えるかについて、
お考えになった上で書いて下さると嬉しいです。
ただ、不安を煽るような不確定な事柄については、よく考えて下さい。