男の子育て? 鳥の世界の浮気との関係とは?
一昨晩はコウロコフウチョウについて、
オスは子育てをしないとお書きしました。
実は、キジオライチョウの記事をお書きした時に、
現実世界の友人から疑問が呈されていましたので、
ここであらためて考えてみたいと思います。
ダーウィンが来た!生きもの新伝説「キジオライチョウ」[別動画付き]

これがキジオライチョウ、オスです。
そして、

こちらがメス。
全く似ていません。
こういう種を雌雄異形なんていいます。

こちらはオオハクチョウのオスとメス。
どちらがオスなのかメスなのか
見分けが付かないほどそっくりです。
鳥類に限らず、有性生殖を行う動物には、
オスとメスがつがいを形成するか、
そして、パートナー以外と交尾をするかなど様々な生殖の習性があります。
鳥類の場合、データがはっきり出ていて、
概ね、オスとメスの外見上の違いが少ない種は
パートナー以外とは交尾をしない、
または、それが少ないことが分かっています。
逆に上のキジオライチョウや
一昨晩のコウロコフウチョウなどのように、


著しく外見が異なる種の場合は、
つがいを形成しないか、
しても、パートナー以外との交尾がよくある種です。
わかりやすくいえば浮気なんですが、
もちろん、それは種ごとの生態なので、
私たちの常識の浮気ではありません。
だから、パートナー以外との交尾を婚外交尾などとも呼んでいます。
婚外交尾でも私たちの世界の浮気でも、
オスは多くのメスと交尾をしますし、
メスは婚外交尾があったとしても、
オスのそれに比べれば少数といえるでしょう。
それは、自分が産む子供に対するコストの差から生じる訳なんですが…
そのお話はまたいずれと致しましょう。
こういった繁殖戦略の違いは、
子育てにも現れます。
つがいを形成し、常に雌雄が共に暮らしている種、
つまり、雌雄同形の種の場合は、
オスも子育てに参加することが多く、
抱卵が交代だったり、
孵化後も代わる代わる餌を子供たちの所へ運んできます。
対して、雌雄異型の場合は、
オスが子育てに参加することはない、
または参加しても短期間です。
こういう傾向は、動物一般にも当てはまるのかもしれません。
大きさが雌雄で極端に違うオットセイなどの鰭脚類や、
オスにタテガミがあるライオンなどのように、
少数のオスが多数のメスと交尾することにより、
この傾向は顕著になっていきます。
子育てのほうも、オットセイの場合メスが授乳している間も、
オスたちは縄張り争いを続け、
ライオンも縄張りを他のオスから守る事には必死ですが、
子育てには無関心です。
鳥類に目を戻しますと、

こんな鳥がいます。
オシドリです。

これもオシドリです。
上がオスで下がメスです。
おしどり夫婦、鴛鴦の誓いなんて言葉がありますけれど、
これだけ外見が極端に違う種ですから、
つがいは形成するものの、抱卵以降はそのつがいも解消、
メス単独で子育てを行います。
ライオンに対する幻想も然り、
これも、人間の自然界に対する幻想の一つですね。
さて、人間はどうでしょうか?
橋下大阪府知事が言わなくてもいいことを言い放ち、
男の子育てが話題になっております。
社会学的には何かを述べるつもりはないんですが、
生物として、私も何か考えてみたいですね。

オスは子育てをしないとお書きしました。
実は、キジオライチョウの記事をお書きした時に、
現実世界の友人から疑問が呈されていましたので、
ここであらためて考えてみたいと思います。
ダーウィンが来た!生きもの新伝説「キジオライチョウ」[別動画付き]

これがキジオライチョウ、オスです。
そして、

こちらがメス。
全く似ていません。
こういう種を雌雄異形なんていいます。

こちらはオオハクチョウのオスとメス。
どちらがオスなのかメスなのか
見分けが付かないほどそっくりです。
鳥類に限らず、有性生殖を行う動物には、
オスとメスがつがいを形成するか、
そして、パートナー以外と交尾をするかなど様々な生殖の習性があります。
鳥類の場合、データがはっきり出ていて、
概ね、オスとメスの外見上の違いが少ない種は
パートナー以外とは交尾をしない、
または、それが少ないことが分かっています。
逆に上のキジオライチョウや
一昨晩のコウロコフウチョウなどのように、


著しく外見が異なる種の場合は、
つがいを形成しないか、
しても、パートナー以外との交尾がよくある種です。
わかりやすくいえば浮気なんですが、
もちろん、それは種ごとの生態なので、
私たちの常識の浮気ではありません。
だから、パートナー以外との交尾を婚外交尾などとも呼んでいます。
婚外交尾でも私たちの世界の浮気でも、
オスは多くのメスと交尾をしますし、
メスは婚外交尾があったとしても、
オスのそれに比べれば少数といえるでしょう。
それは、自分が産む子供に対するコストの差から生じる訳なんですが…
そのお話はまたいずれと致しましょう。
こういった繁殖戦略の違いは、
子育てにも現れます。
つがいを形成し、常に雌雄が共に暮らしている種、
つまり、雌雄同形の種の場合は、
オスも子育てに参加することが多く、
抱卵が交代だったり、
孵化後も代わる代わる餌を子供たちの所へ運んできます。
対して、雌雄異型の場合は、
オスが子育てに参加することはない、
または参加しても短期間です。
こういう傾向は、動物一般にも当てはまるのかもしれません。
大きさが雌雄で極端に違うオットセイなどの鰭脚類や、
オスにタテガミがあるライオンなどのように、
少数のオスが多数のメスと交尾することにより、
この傾向は顕著になっていきます。
子育てのほうも、オットセイの場合メスが授乳している間も、
オスたちは縄張り争いを続け、
ライオンも縄張りを他のオスから守る事には必死ですが、
子育てには無関心です。
鳥類に目を戻しますと、

こんな鳥がいます。
オシドリです。

これもオシドリです。
上がオスで下がメスです。
おしどり夫婦、鴛鴦の誓いなんて言葉がありますけれど、
これだけ外見が極端に違う種ですから、
つがいは形成するものの、抱卵以降はそのつがいも解消、
メス単独で子育てを行います。
ライオンに対する幻想も然り、
これも、人間の自然界に対する幻想の一つですね。
さて、人間はどうでしょうか?
橋下大阪府知事が言わなくてもいいことを言い放ち、
男の子育てが話題になっております。
社会学的には何かを述べるつもりはないんですが、
生物として、私も何か考えてみたいですね。

