タイムスクープハンター「室町飢饉救援隊」 | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

タイムスクープハンター「室町飢饉救援隊」

記事にお書きする予定はなかったものの、
少しお書きしてみることにします。

相変わらず、生々しいですねえ。

調べてみますと、長禄・寛正の飢饉という項がWikipediaにありました。
1459~1461年の大飢饉のようです。
でも、今回、沢嶋雄一がリポートしていたのは、
1421年の京。

たぶん、今回の飢饉は、
応永の大飢饉と呼ばれているものですね。

そうですか…
あの後に、これ以上の大飢饉に襲われるわけなんですね…
しかも、これに戦が関わってきて、
庶民の暮らしは如何ばかりか…


なぜ、このタイムスクープハンター再開の第1回に、
これを取り上げるのか不思議に思っていましたが、
見終えてみて、少しわかったような気がします。
「有徳思想」ですか。
勉強になります。

そういえば、真の善行を宴席の公家に説いていた役人、
浄土での報われることがあるだろうということで、
納得しかけていた公家でしたけれど、
それは、真の善行ではないなどと原理的な主張をしていましたね。
米が出てくれば、どちらでもいいのではないかと、
思ってしまう私は徳の少ない小人なのでしょう。

その役人は「新右衛門」。
室町時代の新右衛門ということで、
蜷川新右衛門を思い出してしまいました。
松田新右衛門でしたね。
でも、脚本家さんは、
彼から名前を持ってきたのかも。

蜷川新右衛門、
アニメ「一休さん」に登場していた侍です。
実は実在の人物らしいですね。
書の達人として知られ、
空手家の武蔵さんがその子孫だとか。

そんな事はともかく、この番組を見ながら思い出していたのが、
一休禅師。
20代の一休さんはちょうど、
この沢嶋が行った時代の京の飢饉の様を見、
自らが歩む仏道について
思い悩むことになったようです。

このタイムスクープハンターでも、
飢饉をチャンスと捉えている米商人が出てきましたけれど、
実際には、もっと酷い商人がいたらしく、
難民であふれかえっている京には米を入れず、
あえて郊外に米を蓄えさせていたそうです。
そうして、さらに高値で米を売る、
そういう商法があったみたいです。
ちなみに、室町幕府はそういう商人を見つけては、
打ち首にしていたりもします。

こんな事からも、
事の起こりは天災ながら、
人災の様相を呈しているともいえるのでしょう。
天災がもたらす被害よりも、
さらに多くの命が失われるわけですから。

そんな死屍累累の京の町で、
後の、また繰り返された長禄・寛正の飢饉、
さらに、農村において、
60代になった一休禅師は何を見たのでしょうか?

彼が修行してきた仏法では、
この飢饉は救えなかった訳です。
それ以前にも、彼は師から授けられた印可状(お墨付きのようなもの)を
燃やしてしまっていたりもする一休禅師。
また、女犯、男色、飲酒、肉食など、
あらゆる戒律を破っています。
頭蓋骨を乗せた杖を手に町を歩いたとも伝えられています。

皇尊の血を引く彼。

そして、度重なる大飢饉。

なぜ、このような奇行に走ったのでしょうか?

いつか、考えてみたいですね。

ねてしてタペ