というわけで。
日曜日はみなとみらいのパシフィコ横浜へ。エビ中さんのファンクラブ会員限定イベントじゃあ・ベストテン2020に行ってまいりました。

名前から想像がつくとおり、今回は2012年に日本青年館で上演された彼女ら初のホール単独公演「じゃあ・ベストテン」のリバイバル公演。ファンクラブ会員限定のイベントではありますが、エビ中さんの単独公演は今年初のこと。それはもう喜び勇んで出かけていきましたとさ。
てなわけでかんたんにライブリポっていうか考えたこととかを。
あ、きょうは2部構成でセトリもほぼ一緒でしたので、そこらへんごっちゃになります。整理整頓にがてなの。
■開場まで

・きょうは2部構成。1部が正午開演だったため早起きをして現場へ赴く。早寝早起きよい子の現場。それがファンクラブイベント。心配された雨風も、それほど強まることはありませんでした。
・久しぶりな皆様と挨拶などしつつ自席へ。客入れBGMは校長のカラオケじゃなかった。スタッフ様の冷静な判断力に安堵したような寂しく思うような。
・運よく今日は両部とも1階席。ステージは特に緞帳などは降ろされていないぽい。特にセットらしいセットがなにもないステージ。経済的事情かな。この時点ではそのように見えました。
■開演

・客入れBGMがフッと大きくなり、客電が落とされる。さあ、いよいよだ!と思う間もなく「じゃ、ベストテン!」という往年の宏&徹子ぽい声とあの番組のオープニングテーマぽいテーマが響き渡る。
・パロディ元のザ・ベストテンは1989年に放送を終了したらしい。考えてみたらメンバーは勿論、メインターゲットである筈の平成世代の若者層にリーチし得ないパロディだなあ・・・なんてことをいまさら思い出す。その大人の悪ノリもしっかり乗りこなすところが、スタプラアイドルさんの系譜。このくだらなさがなかったら、僕はきっとこの場になんか足を踏み入れていなかったはずだ。
・僕自身も子どものころは家族内でチャンネル権をもっておらず、この番組は観たことがなかった。でも番組フォーマットはなんとなく頭に入っているので不思議なものだ。TVメディアの力というものを感じる。しかし今や動画はネットコンテンツの時代だ。TV世代とネット世代との文化が断裂する日は近い。大人も子どもも楽しめるパロディなんていうものは、存在しえなくなるのかもしれない。未来の永遠なる中学生達は、何を軸に繋がることが出来るのだろうか。
・話がそれた。時を戻そう。
15位 ザ・ティッシュ~止まらない青春~
14位 エビ中一週間
13位 永遠に中学生

・司会のニセ久米宏とニセ黒柳徹子が現れ、「今週の第15位はザ・ティッシュ、14位はエビ中一週間!」とアナウンス。当時の曲そのまんまやるんだ!と理解したためか、懐かしの曲が嬉しいのか、一斉に沸き立つ客席のファミリー。間髪いれずステージに現れるエビ中さん。衣装は当時のまんまだ!更に沸き立つファミリー皆さん。
・いつの間にかステージから小林さんの姿がなくなっている(1部)。僕は気付けなかったのですが、ノドの調子が悪い様子だったとのこと。伝聞ですが、曲中に柏木さんが「ハケて大丈夫!」と合図を送っていたそうで、のこりはステージ上の4人でしっかりカバー。培われた10年分の実力。きょうは懐かしの演目と培われた実力のハイブリット公演なのだ。
・2曲を終えると床がぐるーんと回転して、奥からベストテンの番組を模したセットが現れる。ご丁寧に出演を待つミュージシャンや演歌歌手的なガヤの方々も一緒だ。なんだお金かかってるじゃん!

・司会者からランクインについてお気持ちのインタビューを受けるメンバー。中学生なのに2曲もランクインして光栄ですと答える柏木さん。ボーイッシュというか子ども感が高めのヘアスタイルだ。そしてなんだったかわざとらしく棒読み口調で答える美怜ちゃん。茶髪に高い位置でまとめたツインテールだ。
・そして司会者に自己紹介を促され、当時バージョンのそれを披露するメンバー。ちっちゃくたって負けません。360度どこから見てもアイドル。小林さんもここで復帰(1部)。とりま元気そうでよかった。安本さんの自己紹介はみんなで披露。あやかのあー。あやかのやー。あやかのかー、かかかかかかかか。懐かしい…。
12位 キングオブ学芸会のテーマ
11位 えびぞりダイアモンド!!
10位 ちちんぷい
9位 テブラデスキー~青春リバティ~
8位 オメカシ・フィーバー
7位 青い青い星の名前
6位 どしゃぶりリグレット

・3曲目まででめっさ長くなったので、ちょっとペース上げます。
・12位はキンテマ。ここからはオリジナル公演のトレースから少しはずれ、後発の曲が入ってきます。ちなみにオリジナル公演の際、12位は出席番号のうた。キンテマも出席番号の歌も、テーマはエビ中がどんなグループなのかを表すもの。後からこの対応を考えるのもちょっと楽しい。美怜ちゃんの「反抗ーーー!」は音源より少しだけ音程が低かったかもしれないな。
・11位のえびぞりは昔のとおり。

オリジナル公演のようす
・10位はちちんぷい。オリジナルの曲順ではエビ中音頭が披露されたところです。どちらもちょっとした祭祀めいたところが共通しているのかも。
・9位はあらびっくりテブラデスキー。オリジナルでは結果オーライでした。どちらもたむらぱん曲で、ややホされ気味ってところがアレなのかしら。
・8位はオメカシ。最新曲が来ましたよ。で、オリジナルの8位はロックリー。エビ中のレキシさんによると、ロックリーは当時の公演日が初披露だったんですね。ここは最新曲つながりということで良いでしょっかね。
・7位は青星名。オリジナル時はもっと走れ。ここの対比・繋がりはわからんなー。ランナーだけに、なんつって。もっと走れにはブルースカイって言葉がよく使われているんですが、それ繋がり?青星名は疾走感のある曲なので、ぼく的にはなんとなく納得しています。
・6位はどしゃぶり。オリジナルでも同様でした。そういえば青星名では「砂漠にしみこんだ雨がいつか誰かを潤す」という歌詞があります。それがどしゃぶりに繋がっていたのかなっと。これも苦しい解釈だなー。

・ここでメンバーが舞台裏にハケて、司会者が柏木さんにインタビュー(1部)。カラオケの機械がほしいとのこと。試される10推しの財力。
・2部では柏木小林ペアにインタビュー。メンバーと遊びに行ったエピソードとして、柏木さんは安本さんと肉を食べに行った話。小林さんは安本さんとチーズフォンデュを食べたお話。きょうは安本さんの映像だとかはありませんでしたが、ナチュラルに彼女の話が出てくる方が色々と安心できる。そんな気持ちになりました。
5位 これでいいのだ!
リコリカ(真山・中山)

・と、ここで5位発表。リコリカさんによるこれでいいのだ!でした。ここからユニットタイムのコーナーです。オリジナルの流れもこうだったなー。
・80年代ぽいちょいとアメリキャンな衣装に着替えたふたりがかわいい。ボウリング場のジュークボックスの映像で見たようなアレだ。着替えタイムだからインタビューで時間を稼いでいたのかー!とここで気付くぼく。察しが悪かったって気にしないー気にしないー♪杏野さん元気かな。
・歌が終わると、ここで真山さんにインタビュー。田中みな実さんよろしく朝はフルーツ食べてふこととか、中山さんと焼肉に行った話など。あと本人にはシークレットでメンバー皆さんが真山についてアンケートに書いていたことの話題があったように思うのだけど、どんな内容だったか忘れてしまいました。
4位 神さまの言うとおり
ニューフリンデルガール(星名・小林・中山)

・続いて4位は神様の言うとおり。もしかしたらエビ中曲の中で一番アイドルソングっぽい一曲かもしれませんね。おととしの大学芸会では全員でやったんでしたっけ。時計の針が進むかのような振り付けがかわいい。
・曲のあとは星名さんと中山さんのインタビュー。ふたりでもつ鍋を食べた話、安こばリコですき焼きを食べた話など。安本さんてすき焼き苦手なんですって。事前アンケートを無視して話す美怜ちゃんがほんととっても美怜ちゃん。
3位 一生 一緒 いいっしょ?
トリオ・ザ・インフルエンザ2(柏木・小林・DJタミフル)

・3位にしてユニット曲のラストはトリオザインフルエンザ。パジャマ姿のこばかしの二人がかわいい。そして謎の男性が点滴を打ちながら登場。去年に引き続いて出演したDJタミフルこと松井さんなんですけどね。
・この曲には色々な思いがどうしてもこみ上げてしまう。ときどき溢れそうになる感情を誤魔化すために、パシフィコの天井を見上げざるを得なくなる。でも、モデラートの曲調に包まれた小林さんの優しい歌声にはだいぶ助けられました。笑顔いっぱいで歌いきった柏木さんにも頭が下がります。みんな成長をしている上で、それでいてあの頃のまんまなのだなあ。いや、当時の公演行ってませんけどご理解を。
・小林さんにおんぶされた柏木さん。2部ではオリジナルに反して「うわー人がいっぱーい」と台詞をマイナーチェンジさせていました。

・歌い終わったあとはDJタミフルにインタビュー(1部)。オリジナル公演当時に会場にばらまかれたエビ中マネー紙幣。これを25列目の方々にプレゼント。イキなことしますな。
・2部では校長とDJタミフルにインタビュー。ふたりは飲み仲間なのだそうです。タミフルはふたたびエビ中マネーをプレゼント。校長はなんとMUSiCフェス2020とファミえん2020の開催発表をプレゼントとしてプレゼン。沸き立つ会場。
・ユニット曲コーナー終了。なかなか貴重な時間でした。オリジナル公演ではアンタとまた会えるかなも披露されていましたが、今回はお休み。
2位 Go!Go!Here We Go!ロック・リー

・思ったとおりどんどん長くなってきているので今度こそペースあげて進めます。
・タミフルへのインタビューが終わった後、2位の発表。安普請な発表ボードがくるくる回ると、そこにロックリーの文字。同時に飛び出してくるメンバー。衣装もロックリーのやつだ!
・この衣装、カホリコさんの分も含めて復刻されたものだそう。採寸とか手直しされているのはもちろん、生地のランクもアップしたそう。背中の麻雀牌を模した出席番号、小林さんはHの形に11コ校章を並べた形。りったんさんも無理やり12コ並べた形。
・ちなみにオリジナル公演の2位はエビーダダでした。ロックリー衣装でラストを迎えることが重要なので、きょうは2位にロックリーをもってきたのだな。

オリジナル公演の様子
・そしていよいよ1位の発表!と思いきやなぜか発表ボードに曲名が現れない。あわてる司会者ふたりをよそに、大道具スタッフさんが舞台セットの撤収をはじめてしまう。
1位? 仮契約のシンデレラ
・司会者のふたりが舞台裏に逃げていったあと、仮契約のシンデレラ・ロングバージョンのイントロ。舞台の奥からターンテーブルに載ってぐるーんとエビ中さん登場。ゆったり時間をとって始まるこの曲、だいぶエモいものがありますね。
・といったわけでここからはベストテン形式をふっとばして、どんどん曲をつなげてゆくエビ中さん。
M16-1部 売れたいエモーション!
M16-2部 オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~
M17-1部 イート・ザ・大目玉
M17-2部 HOT UP!!!
M18 ナチュメロらんでぶー
M19 揚げろ!エビフライ
・仮シンが終わったら間髪入れずに売れエモに繋げるエビ中さん(1部)。オリジナル公演でもこの順序でした。ペンライトのウェーブがきれい。
・2部ではオーマイゴースト。正直なところそこまで思い入れのある曲ではないのですが、たまに聴くととても楽しいですね。オリジナル公演では、売れエモの次に披露されたのがゴーストだったのですな。

オリジナル公演の様子
・そして次は激しめの曲。1部は大目玉、2部はホッタップ。オリジナルではここでMXが来てましたので、新旧の激しい曲を持ってきたということですね。
・次はナチュメロ。ファミえんの発表もありましたしね。激しい曲のあとの整理体操的な作用があったのか、とっても楽しく響いてきました。
・本編最後はオリジナル公演と同じく、エビフライでタオルぶんまわし。ああ楽しかった!みなさんごきげんよう!

En1 ジャンプ
En2-1部 感情電車
En2-2部 全力☆ランナー
・場内割れんばかりのアンコールの後、メンバー登場。ロックリーのスカートの上に復刻Tシャツ。
・アンコールはなんていうか、しっかりした楽曲。1部も2部も、パシフィコ横浜からその空が見えました。ホットなミルクティーのような暖かさがありました。

・皆さんお疲れさまでした。
■まとめとか
エビ中さん初のリバイバル公演。なつかしさとジャストナウのふたつの要素が並び立って、とても楽しい時間を送ることが出来ました。
いや、ぼくはオリジナル公演はブルーレイで追体験しただけなんですが、それでも充分すぎるほどのエモさを感じました。当時を実際に会場で体験した方は、どれだけの感情に揺さぶられたものでしょうか。
で、ひとまず気付いたことというか、感じたことというか。
オリジナル公演当時の楽曲は、圧倒的に「楽しいもの」をモットーとしていたように思います。ちょっと意地悪く言ってしまうと、表現力に依拠せず、楽しさや勢いで押し通せる楽曲が並んでいたのだなと。そりゃみんなリアル中学生とかですから、そんなもん当たり前なんですけどね。
対して現在の楽曲群は、多くの人が知る通り、技術や表現力に立脚した完成度の高いものばかり。
両者がミックスされた今回の公演では、この年月で培われた技術と当時の楽しさや勢いの両方を余すところなく楽しめるものになっていました。

しかし例えば永遠に中学生。この曲はこの歳月をかけて、楽しい曲であるままに、いろいろな意味合いが載せられていった。当時もライブのラス曲として機能はしていたと思うのですが、現在はツアーや大学芸会のウルトラスーパーラスト曲に変貌を遂げています。
きょうのように序盤でぽーんと歌われてみると、載せられたいろいろな意味合いがいったん削ぎ落されて聴こえてきます。だもので、かえって現在でのこの曲の存在感の大きさを思い知ることになりました。
楽曲っていうのは、何も変わっていない筈なのに、いつのまにか変化してゆくもの。音楽の持つ不思議な力を感じさせられます。
あと、フジストリーありませんでしたね。校長のトイレタイムのやつ。
いや、これはべつにどうだっていいや。それよりも、オリジナル公演の最後にあったアレがなかったこと。そちらの方が考えることが大きかった。
アレってのは、
ライブの最後の挨拶のあと、美怜ちゃんによる「もう1曲やっちゃおうよ!舞台に上がったらやったもん勝ちだって聞いたもん!」からの仮契約への流れ。これ、やって欲しかったんですよね。何が起きるかわからない、中学生らしいちょっとした冒険、反抗、遊び心。エビ中のコンセプトのいくらかは、この時の美怜ちゃんが具現化させたようにも思えてならないのです。そんな期待をしていたのですが、今回は素直に終演となってしまった。ちょいと拍子抜けしたというところが正直なところです。

でも落ち着いて考えてみると、それでいいんですよね。
きょうそれをやってしまったら、あのときの偶発的かつ爆発的な流れを茶化すことになってしまう。あの想定外の仮シンがあったからこそ、いまのエビ中がここにいる。ぼくはブルーレイで後追いで目にしただけですが、そんな大袈裟なことも感じるんです。それを台本でトレースしてどうする。茶番でやるべきものじゃあない。
だから、
次に美怜ちゃんが突然「叱られちゃうかもしれないけれど、もう1曲やっちゃおうよ!」とブチあげるのは、将来エビ中が発展的に活動を休止する際、ラスト公演でアンコール含め全ての曲が終わった後のタイミングしかあり得ない。
2012年当時を知る人もそうでない人も併せ、全てのファミリーによる嗚咽と笑顔に包まれて、メンバーが最後の立ち位置に向かう。その動線の中途、真山がクールに「この1曲がエビ中です。今までの全ては前座です」と客席に言い放つ。
永遠の中学生が時間軸を飛び越える瞬間は、そのときにこそ訪れるのです。

妄想が過ぎましたが、目を閉じるとなんだかその様子が鮮明に浮かんでくるような気がしませんか。
でもそんな日なんか、きっとまだまだまだまだ訪れてこない。それを本気で願っていたいです。
といったわけで今回もたいへん長くなりました。
いつまでたっても成長しない自分の中学生っぷりも見上げたものだなあ。

それではそろそろ寝ますです。
次回の現場は3月の舞台だな。
おやすみなさいグー。
※追記
美怜ちゃんによる「もう一曲やろう!」ですが、2017年の秋ツアー最終日でも発動していたことが判明いたしました!
ヒロタさんが転校する前の最後のノーマル学芸会のことですね。(ナタリー)
すいません、すっかり記憶から抜け落ちておりました…。
寝ます。