花束とフルバッテリーのサラウンドとどこまでも広がるなないろの話 | 考えてる途中。

考えてる途中。

おもにエビ中の好きな曲のこととかを考えてる途中。
ふしぎと意味のない文章ばかり書きあがります。

というわけで。
金曜日と土曜日ははるばる幕張メッセのイベントホールへ。エビ中さんのこの一年間の集大成『バンドのみんなと大学芸会2019 エビ中のフルバッテリー・サラウンド』に参加してきました。長い。

前置きはそこそこに、簡単にぼく視点からみたライブメモなど書き散らしを残しておきます。しっかりしたライブリポはナタリーを待つのが吉だ。


そうそう。
まず先にネタバレしてしまいますが、両日の本編セトリはほぼ一緒のもの。言葉が悪いですが「2日ともやるべく曲ではないだろうな」というものが数曲入れ替わった程度でした。で、この二日間の色々はぼくの記憶容量を軽くオーバーするアレでしたので、ライブメモは二日間分いっぺんに書いてしまいまーす。


■開場前

・会場着。初日はすっきり晴天。この季節としてはあたたか。2日目は曇天で平年並みの体感。両日とも雨などは降りませんでした。

・イベントホール前、全国津々浦々から続々と集まるファミリーたち。特に2日目は土曜日であるためか物凄い人の量だ。

・と思ったらお隣の国際会議場でジャンプフェスタなるものをやっていた模様。そりゃあ混雑もしますよね。ところでどうですか、うちのジャンプをそちらのイベントのテーマで流して頂くってのは。石崎ひゅーい作なので安心ですし、努力友情勝利にも通じる良い歌なんですよ。

・そのジャンプはもちろん、物販スペースから良き音量でちがうのオメカシフィーバーなどplaylistの楽曲が流されています。物販も盛況。バザールのブースからはときどき大当たりの鐘の音がカランコロン。


・ぼくは5回挑戦。なぜかオペラグラスが3つ当たりました。やったー。はあ。

・開場前オープンスペースでは老若男女が元気。自作グッズ配布芸の方々が元気。色々な人に挨拶しまくっている人が元気。地元のお土産を配ってる人が元気。ぼっちの人も元気。元気しかない。


■開場

・会場の客入れBGMはスローテンポのピアノジャズとか。BLACKHOLE中目黒ナミダとかもかかったかな。ステージの幕の裏から時々エレキギターのチェックの音出しが聴こえる。

・ステージの緞帳はどうやら無地らしく、ロールシャッハ的な柄などが後ろから投影されている。珍しく男性の影ナレ。独特な抑揚の上にカミカミのアナウンス。

 

・今回のタイトルはフルバッテリー・サラウンド。一般的にサラウンドとは、聴き手を取り囲むように5つ以上のスピーカーの設置された、前からも後ろからも音に囲まれるような場のことを指すそうです。だけどバックステージはおろか花道すら見当たらない。二階通路とか使うのかなとか思っていたのだけれど、そうでもなさそうだ。んー。

・開演が近づくにつれ人数が増えてくる場内。初日は3階席上段には人はいなかった模様。2日目は3階席の最上段までびっしり。

・客入れBGMのボリュームがスーッと引き上げられ、客電が落とされる。さあ、そろそろだ!


■開演

M.00 ebiture
・緞帳に投影されていた柄が消えて、聴きなれたいつものebitureがかかります。沸き立つ手拍子とフリコピ。湧きおこる期待感!

M.01 半世紀優等生

・ebitureアウトロのブザーの後、幕の向こうの真山からフルバンドであることの煽りが入る。途端、アタックの強い不協和音の集合体がドカン!少し懐かしの半世紀優等生の重い響き、そして緞帳に写る舞台裏から照らされたシルエットの5人。秋冬ツアーを彷彿とさせるような光景だ。

・そうか、バンドセットなのだからコレが来るわけだ。不覚にもぜんぜん予想していなかった。ライティングにより不思議に立ち位置と大きさが入れ替わり続けるメンバー影絵を見ながら、高まる鼓動が止まらない。

・りったんさんのドラムはスネアのみの軽量タイプ。ぽーさんもキックとシンバルのみ。あてぶりだとは思うのだが、少なくともふたりは音源に忠実に叩いていたと思う。

・みれいちゃんがイヤーーーーー!っと雄たけびをあげ、「さようなら、昨日までのわたし」という言葉とともに幕が落とされる。

・狂乱のオープニングアクト終了。謎のバンド五五七二三二〇は姿を現すことはなかった。かわりにステージの暗がりには、黒系の衣装に身を包んだ見慣れた5人の姿。

M.02 Family Complex
・ファミコンのイントロが流れ出すステージ。5人の後ろはルージュの壁と大モニタのシンプルなもの。みんな元気そうだ。

・バンドは?バンドはどこ?もしかして「エアバンドでーす」とか言っちゃうパティーン?とか思いながらEDM部が終了、曲調は一転ロックへ。このタイミングでルージュの壁と思われていたもの-実はパネル-がワッと外されて、後ろからエビ中バンドが大登場。

・キーボードがいつもの音を再現している中、生ドラムが心地よいスネアでビートを刻む。ギターの音とともにポージングするメンバー一人ずつにスポットが落とされる。ああ、カッコいい。かわいい。

・バンドはちゅうおんで見慣れたフル編成。上手にギターとベース、中央の遮音アクリルごしにドラム、キーボード、下手にギターその2。上段上手にストリングス4人、下手にホーンセクション4人。総勢13人で見応えたっぷり。もう期待しかないよ。

M.03 イート・ザ・大目玉
M.04 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX


・ここでフルバンドの力を誇示するかのような2曲。

・大目玉は例のブレイク。6000人のホールが静寂の浮遊感に身を任せたあの一瞬が白眉。

・ゲタ箱ではツーバスの乱れ撃ち。エックスジャンプのところでは、ベース島本さんとかバックバンドのメンバー皆さんも色々なアクション。普段飛ばないようなファミリーも、きょうは手を交差させ宙に舞ったのではなかろうか。

・音の力というものを感じさせるステージが目の前で展開されていました。やっぱ生バンドは迫力が違うですよ。

自己紹介

・ここで自己紹介。まずみんなで安本さん。ヤス、トマト、好き。最後が無事にそろわない。

・初日の小林さん。海浜幕張の駅の人がなんだろうと思うくらい楽しもうとのこと。

・初日のまやま。いきなり声を枯らす。大丈夫なのか。

・バンドメンバーもここで紹介。初日は紹介→ちょっとしたフレーズという流れが行きわたっていなかったご様子で、ストリングスのところなどで少しグダる。でも二日目はしっかりアンサンブルを聴かせてくれました。

M.05 YELL
・りったんさんから「エビ中から今年最大のエールのプレゼント!」と声がかかり、いつものギターフレーズが奏でられる。

・みれいちゃんの「みんなでいくよ!Y!E!L・L!もういっかい!」がかわいい。美怜ちゃんは必要以上に星名美怜感が増大する瞬間がある。



M.06(DAY1) 結果オーライ
・下手ギターがやおらバッハのトッカータとフーガの旋律を、いや鼻から牛乳の旋律を鳴らすと書いた方がわかりやすいでしょうか。急に始まるまさかの結果オーライ。なぜここで。面食らうファミリー。たのしい。

M.06(DAY2) 踊るガリ勉中学生
・前述のとおり1日目とセトリが変わるとしたらここだけだと思っていましたので、二日目は別の曲がくるだろうとちょっと構えてかかりました。

・でもバンドアレンジのため、イントロではなんの曲なのかすぐにはわからない。このちょっとした時間がまた楽しい。で、ガリ勉だとあきらかになった瞬間から沸き立つフロア。おもにピンク

・ガリ勉はたしか5年前のここ、Luck to the future1のアンコールでやりましたよね。その印象が強くって、なんだかちょっと懐かしくなりました。

M.07 梅


・ここらへんでドラムやギター、キーボードの裏にいたストリングスが静かに存在感をアピールしてきていました。…単に僕がやっと気付けたというだけだと思いますが。

M.08 青い青い星の名前
・上手ギターがメジャーAのコードをかき鳴らし、真山の歌声がのっかる。リズム隊もホーンセクションもなしで、軽くドライブをかけたエレキ2本のアンサンブルとメンバーの声だけで1番を歌いきる。いわばエレキでの弾き語り。PAの力なのか、ギターに負けない5人の声がしっかり聞き取れる。

・曲後半はいつもの軽快なロックに。ここにきてちょっとした緩急でした。飽きさせない構成。ステージにはいなかったけれど、音楽監督Sinちゃんのディレクションなのでしょうか。こういうのも良いな。

M.09 愛のレンタル
・そしてステージのライティングがダークになった中、ちょっとしっとりしたほんのりジャズ系統のピアノソロ。しっとり空気。

・あまりライブでは聴きなれないメロウな曲調のイントロから、先行DLして聴きまくったあの曲のフレーズへ。きましたよplaylist曲!しょっぱなは愛のレンタル。もちろんステージでは初披露。

・いつのまにかステージにはスタンドマイク5本。真山がしっとりとした曲に大人びたヴォーカルを載せこんで、皆が追随する。ポップになったりマイナーになったり様々な表情を魅せるこの曲に息が吹き込まれてゆく。滅茶苦茶良いですよ愛のレンタル。あまりにスタイリッシュでかっこよく泣きそうになってるワイのメンタル。



・ここでちょっとMC。

・スタンドのみんなー!盛り上がってるかー!と美怜ちゃん。アリーナ、男の子、女の子、それ以外、エビ中バンド、エビ中メンバー、そして会場の全員の声出しをご所望。幕張メッセに美怜ちゃんが帰ってきたんだ。でもそんなことを思い出させないくらいに、会場はあったまっています。

・その熱のまんまで次の曲へ。

M.10 シンガロンシンガソン
・これもバンドアレンジされた前奏のお陰で、何の曲が始まるのか数秒間のドキドキ。ガロンソンの音像がまとまってきたあたりで、「フリコピしなきゃ感」にのっとられる僕の脳細胞。

M.11 ちがうの


・シンセの音が印象的なちがうのですが、バンド編成でもその原曲イメージをしっかり踏襲していました。それでいてちゃんとバンドサウンドなんだからもう。

M.12(DAY1) フォーエバー中坊
・毎日聴いたらおなかいっぱいな曲だと思うのですが、たまに聴くととても良曲。そういうナンバーがあるのは強みだと思うのです。10周年のために必要な曲。

・というわけで中坊はおなかいっぱいになる前に、翌日別の曲に差替えとなるのでした。

M.12(DAY2) キャンディロッガー
・バンドサウンドといえばキャンディロッガーですね。原曲は比較的音の厚みを絞ってのアレンジですが、きょうは賑やか。やっぱしかっこいい。

・言いたい奴には言わせとけ。まやまかっこいい。

M.13 紅の詩
・相変わらず生きている真山のスカート。そしてスパっと天空を指すメンバーとペンライトの海が心地よい。

M.14 自由へ道連れ

・こちらはイントロから賑やかな演奏。会場テンションさらなる急上昇。


朧ろ命をふと顧みてまっしぐらの裏で鳴るスネアのドコドコ。生ドラムならではのスリリングさ。そこからの流れできょうも道連れされちゃう者多数。楽しすぎて楽しすぎて、なんだか涙すら出てくるのですよ。


映像
・ここでステージ暗転。ステージモニタにVが流れます。

・都下の住宅街。枯れ葉の道。秋色の空気。歩みを進める誰かの靴。ブランコに腰かけ、コーヒーを持つ手と細い指。

・テンポよくインサートされるダンススタジオ。レッスンをするメンバー。バンドとのリハをするメンバー。

・おやつタイム!おやつタイム!とどこかで騒ぐ子どもの無邪気な声。軽い逆光のもと、少し遠くを見る大きな瞳。ブランコの上、ほほえむ安本さん・・・。


アコースティックコーナー

・舞台明転。気づけば中空にシャンデリアが下げられている舞台。白系の衣装に身を包んだ5人。用意された椅子に浅く腰かけ、「ここからはゆっくり歌を聴いてください」と美怜ちゃん。

M.15 フユコイ
M.16 まっすぐ
M.17 星の数え方
M.18 曇天

・ここは所謂ちゅうおんブロック。楽器隊はアコースティック系の音にしぼり、歌で勝負するステージ。

フユコイ。安定した出来栄えで季節もピッタリ。ストリングスの存在感MAX。

まっすぐ。これも安定して高いレベルが保たれていたと思います。普段から完成度の高い歌ですが、それがトラックの音の壮大さに誤魔化されてのものではなかったことを再確認。

星の数え方。ちゅうおんにあって、きょうの編成にないものはエミコ先生sによるコーラス隊です。ちゅうおんでの先生のコーラスを聴くたびに-もちろんとてもそれは素晴らしいものなのですが-、このコーラスをメンバーだけで出来るようになったらどんなに素敵なのだろうと思ったものでした。

・ツアーでしっかり歌ってきただけあって、完成度は高かった。でもまだコーラスワークにいくらでも伸びしろの残されている曲だと思います。また6人で、来年のちゅうおんにはもっともっと高みをみせてほしいなと思いました。

曇天。ツアーではメンバーの表情とダンスの表現力を確かめる曲になっていたもの。きょうはダンスを封印し、力を全て歌に集中していたわけですが、なるほど歌に表情が付けられている感じが伝わってきました。ただしこれは、ツアーで毎回聴いていた僕だからそう感じただけなのかもしれない。フラットに聴いていた人にはどう響いたのだろう。

・それはそうと、曇天のアコースティックアレンジも聴きごたえ充分でした。原曲はシューゲイズじみたギターの音がアンニュイさを演出していたように感じていたのですが、こちらではアコギのピッキングの強さとある種の粗さによって、そのあたりが現されていたような。詳細はギター系の人に解説願いたいです。


映像
・ここでメンバーみんなが椅子の前に立ち上がります。ステージのライティングは軽く逆光じみたものになり、彼女らの表情はよくわかりません。

・後ろのモニタには、数年前の真山のインタビュー映像が映ります。エビ中のハイテンションガールたろうとしていた時期の声のハリ、あどけなさ。14years oldとの字幕が入っています。

・続いて安本さん。懐かしい眠そうで棒読みチックな言葉廻し。安本ワールドを売りにしていました。

・キラキラした声を響かせる13歳の星名さん。フレッシュなダンスが見所に出来るよう頑張っているそうです。

・ちっちゃくたって負けませんと柏木さん。その言葉通り、カメラのフレームの真ん中に背が届いていない。年齢の字幕も画面上に出ていました。

カホリコの二人は一緒に登場。5年前のLuck to the Future P1の幕間映像。初々しいというよりは頼りなさげなふたり。「幕張のみんな、盛り上がってるかー!」と小林さん。5年越しの煽りに応えるきょうの会場。「(当時LVの)映画館のみんな、盛り上がってるかー!」と中山さん。反応に困るきょうの会場。

・そして先ほどの住宅街のカメラへ。歩き出す安本さん。一軒の建物のドアを開け、中に入る安本さん。椅子に腰かけ、イヤホンを耳に差し、まっすぐにカメラを見つめる安本さん。

M.19 HISTORY


・ステージ明転、楽曲開始、そしてモニタは6分割され、それぞれメンバーひとりずつがアップで抜かれます。

・画面の安本さんも含め、みんなで歌い継いでゆくHISTORY。6人揃っての初披露。歌い手にあわせてイメージカラーにライティングされるステージがとてもキラキラして華やかだ。

・少しだけジョニー初披露時の話を思い出します。安本さんなしで披露したくはないと、なかなか大人に言いだせなかったあの日の真山。あれはエビ中の歴史の中で、少しだけ中学生としての在り方の変わった日だったのかもしれない。

・きょうその日と違ったのは、安本さんの声が音源のものではなく、たぶんきょうのため改めて録られたものだったこと。商品のために突き詰められちょっとした化粧の載った声色とは違い、少し野暮ったい素の声が聴こえてきました。さっきの12歳の頃の声にも、どこか通じる部分があったように思えます。

・その声が10年前のスニーカーのくだりを歌いあげるのを聴くと、HISTORYという曲の重みというか多重構造じみた何かというか、いろいろ去来するものが出てくるのです。

・遠くないうちに、またこの曲を聴くことができますように。

 



M.20(DAY1) フレフレサイリウム
・そしてメンバーはステージの左右からトロッコへ。この流れであまり野暮なことは言いたくないですが、どうしても去年の美怜ちゃんのことが頭をよぎります。

・でもフレフレサイリウムの歌に載せ、メンバー皆とともに最大級の笑顔を振りまきながら会場の最後方まで。それを出迎えてお見送りするかのような、左右に振られる会場いっぱいのペンライト。幸せな1曲でした。

M.20(DAY2) 涙は似合わない
・二日目はこの場面で「絶対負けない!」のひとこと。涙は似合わないとともにトロッコは会場後方へ発車するのでした。

・この曲では小林さんの歌声がとても強く優しく響いてきました。素晴らしかったよ。



M21.ミッションサバイバー
・トロッコは次の曲とともに復路に入り、ステージ前方へ。しっとりから一転、エキサイタブルなタオル曲となりました。

・曲前半でメンバーはステージに帰着。間奏の各人の煽りは今日も気合バンバン。それそれそれそれ!

・ホイッスルをくわえたまんまの柏木さん。煽り文句のかわりにピピピピピ!ピピー!ピピピー!ピピーピーピー!と怒涛の煽り。真剣に煽りを受け止める柏木推しに言葉なんていらない。こわい。それそれそれそれ!

・しんみりじんわりの直後、一気に熱気を取り戻した会場でした。

M22.PANDORA
・その熱気の間隙を縫って、歪みとサステインのよく効いた悪めなギターのショートソロ。

・ヘビィなギターサウンドの向こうからプリンセスみれいとお付きの者たち登場。ついさっきまでしっとり冬風と冬虫と音楽のしらべ~ちゅうおん~だったはずなのに、なんて幅広いバンドなんざんしょ。

・姫の甲高くのびやかな歌声と、花束と地獄とキスとりったんさんのファラユドゥイン。開かれたパンドラの箱により、一瞬でライブハウスに変貌を遂げるホールの熱さたるや。

・曲アウトロのドラムひと廻しに至るまで、全てかっこいい。音楽っていいなあ。

M23.HOT UP!!!
・簡単にはその熱さを終わらせないエビ中さんとエビ中バンド。みんな酸欠とか大丈夫かー?


・そして短いMC。柏木さんが「このライブ、いつ終わるかわからないんですがー」などと言っているうちに、やおらお化粧なおしを始めるみれい姫。「気を抜いてるの?」なんて言われながらも化粧直しに夢中。7の数字があしらわれたコンパクトがかわいい。

M.24 オメカシフィーバー


・その流れから初披露playlist曲、オメカシフィーバー!そうか、だからお化粧なおしだったのか。初日に気付けなかった僕がいちばん気が抜けてたんですな。すいません。

・曲はモーニング娘さん的な、正統派キラキラ盛り上がり系ダンスチューン。振り付けも一緒にやったら楽しそうな賑やかなもの。これまたエビ中さんに楽しい武器が一曲ふえましたよ!

M.25 元気しかない!
・テクニカル&ムーディーなエビ中バンドらしからぬ、パワーコードゴリゴリのパンクナンバー。フロアでは一斉にまわりだすペンライト。

・そして曲中ブレイク。メンバーからエビ中バンドにひとこと。「みんななんか元気なくない?」

・抜き打ちで元気がないと指摘されるバンドメンバー。「元気あるよー」と返すも元気なさそうなリアクションになってしまう皆さん。

・しかし柏木さんは最終的に真山に矛先を向ける。「真山、元気なくない?」

・そしたらなぜか自分が一番元気があるとケンカになるメンバー。仲裁に入るりったんさんが、とある名案を思いつく。「このステージで誰が一番元気があるか、あの曲で勝負を決めよう!」


M.26 サドンデス


元気しかないはいよいよ途中で無事打ち切り。急にはじまるサドンデス。でも久しぶり!盛り上がるフロア。

・ブートキャンプに入ると、会場全体が一斉にダンスサドンデス。

・エビ中メンバーに続き、バンドメンバーも続々脱落してゆく。ギタリストが倒れ、ベーシストが倒れ、ホーンセクションが倒れ、小林さんはマラカス振りながらあははははは。美怜ちゃんはインスタ用の写真を撮り始める始末(2日目)。

・りったんさんは今年もバトルに興味がなく、ストリングスやキーボードも不協和音とともに崩れ落ちる。最終的にステージでは真山とドラム原さんとの一騎打ちに(初日)。最終的にステージでは柏木さんとドラム原さんとの一騎打ちに(2日日)。

・結局真山も柏木さんも倒れ、ビーナスの座は原さんに。困惑するエビ中ファミリー(初日)。覚悟してたためかそれなりに盛り上がるファミリー(2日目)。

・それでもエビ中は横一列。同じ歩幅であゆんできたじゃない。そう。この曲はいつもの予定調和な終わり方を魅せるのだったったったったった(リフレイン)

・繰り広げられた茶番とは裏腹に、やはり満身創痍のエンタテインメントのくだりでは楽しさとハイテンションとエモーショナルさとが入り混じって、汗だか涙だかわからない何かにまみれる僕でした。久しぶりの偉大な一曲。岡崎体育に改めて感謝だな。

M.27 ジャンプ


最後の曲です。私たちの心臓の音、聴いてください。柏木さんからそう告げられて、ジャンプがかかります。

・もう、この曲に関しては言うことはないです。だからもう一度、愛を込めて。壮大なフルバンドのサウンドに後押しされ何度も繰り返されるそのフレーズで、胸がいっぱいでした。


・ここで本編終了。真山のそれじゃバイバーイ!という軽い挨拶とともに皆さん退場。暗転するステージ。お疲れさまでした。



アンコール初日

・きょうもファミリーから熱いアンコール。数分あけて出てくるメンバー。衣装はハコ推しTシャツだったかな。

 

・柏木さん。「まだやっていない曲があるよね。私やりたい曲があるんだけど、言わなくてもその曲みんな伝わってるよね!」とメンバーに。お、おう!といった感じのメンバー&バンドメンバー。

 

EN.01 エビーダダ
・その流れで、久々に来日してしまうダダ様。なぜここで!面食らうファミリーをよそに春ウララ。校庭のアンダーってなんだろう。

 

EN.02 ポップコーントーン
・ここでまたバンドセットの威力を知らしめる一曲。スネアで軽くトリッキーに刻まれるビートが、弾けるポップコーンのようだ。

 

・なんていうかもう考えることを放棄してずいぶん経ったような気がする。楽しい。とても楽しい。

 

EN.03 感情電車

・そして3曲目。直感的に最後の曲であろうと思うわけですが、ステージでは小林さんを先頭に一列になったメンバーが見えます。ああ、やっぱりこの電車が最後に走りだすんだね。

 

・小林さんの歌声と13人の奏でた音と、大勢のファミリーの指し示したペンライトの先に、きょうもその空が広がっていました。どこにも止まらないで、幸せに走り続けてほしい。そんなようなことを考えながらアウトロの最後の一音まで、ぼーっとしていました。

 

・気づけば万雷の拍手と共に初日終了!

 

・ファミリーに10周年の感謝の言葉を伝え、ステージを後にするメンバー。きょうも楽しかった!お疲れさまでした!!!

 

 

アンコール2日目

・きょうもファミリーから熱いアンコール。数分あけて出てくるメンバー。衣装はそれぞれ自分推しTシャツだったかな。

 

・柏木さん。「まだやっていない曲があるよね。私やりたい曲があるんだけど、言わなくてもその曲みんな伝わってるよね!」とメンバーに。お、おう!といった感じのメンバー&バンドメンバー。

 

EN.01 カラー
・二日目は正統派でやってきた。ゆったり賑やかなこれまでのエビ中を示す佳曲。やはりたむらぱんだなあ。

 

・アウトロが原曲のようなストリングスではなく、ジャジャジャジャーって感じで終わったのが印象に残ってます。なんでだろ。描写力のなさ。

 

EN.02 永遠に中学生


・ありゃ!ここで来ちゃった!最強のエンディングテーマが2曲目で来ちゃったよ!きょうはアンコール2曲だけなのかな。

 

・ちょっとした戸惑いはあったものの、隣のファミリーさんと肩を組んでほっこり。きょうは開演前に挨拶のひとつも出来ず言葉が交わせなかったのだけれど、なんていうかラグビーのノーサイドとかもこういう気持ちに近いのかな。

 

・みなさまー、ごきげんよう~。はぁ、おわった。

 

・と思ったら少し暗くなるステージと、フォーメーションを組むメンバー。次の曲があるんだ。

 

EN.03 なないろ
・二日間の大学芸会の最後を飾るナンバーは、なないろでした。少し久しぶり、なのかな。

 

・また笑いあって、くだらない話をしよう。走り出せ私から。キミが笑った気がしたから。歌詞の節々すべてでなんだか熱いものが込み上げてくる。

 

・三階席から会場を広く見渡すと、青を基調にしたなないろのペンライトによって大きな海が作られていました。少し言い過ぎかもしれませんが、歌と共に波打つ光が、透き通るような吸い込まれるような、そんな不思議な空間が出来上がっていました。

 

 

フルバッテリーサラウンド。

ステージのビッグバンドとメンバーから大きな力をもらった僕らは、永遠に中学生でみんなと肩を組んで、会場一体となってなないろの海をつくる。そしてファミリーが作ったこの景色がまた、ステージのバンドとメンバーの瞳に木霊のようにかえってゆく。そのやりとりが増幅して、音楽とエネルギーと笑顔と感謝に包まれたこの時間と空間が、幸せな感情をどんどん呼び込んでくる。

 

そうか、これがフルバッテリーサラウンドなんだ。

メンバーの最後の挨拶の詳細は、正直よく覚えていません。でもメンバーみんなが、ファミリーに感謝の言葉をたくさん告げていたことだけは記憶に残っています。エビ中バンドのメンバーさんも、今までで一番楽しかったと語っています。僕らは僕らで、楽しませてもらったのはこちらだと本気で思っています。

もう一度書きますが、そんな音楽とエネルギーと笑顔と感謝のやりとりに前からも後ろからも囲まれたこのホール。フルバッテリーサラウンドと言わずしてなんと言うのでしょうか。

 

フルチャージされた幸せと共に、来年はもっともっと大きな幸せがここにいるみんなに訪れますようにと。そう願いながら、ホールを後にしたのでした。

 

 


 

 

 

 

フルチャージされまくったのに、

年末にもまた皆さんのステージが見られるなんて!

そんな幸せを噛みしめつつ。

それではそろそろ寝ますです。

おやすみなさいグー。