湖畔で始まった夏と終わりゆく旅とサマーデジャブの話 | 考えてる途中。

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おもにエビ中の好きな曲のこととかを考えてる途中。
ふしぎと意味のない文章ばかり書きあがります。

というわけで先週末は山中湖。私立恵比寿中学「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん 令和元年 in 山中湖2019」に参加してきましたよ。

既にナタリーさんでライブリポが出ていますので、もーライブリポなんて書いたところで無駄ですよね。むだむだ。というわけで僕は僕で来年の僕に向けて、日記的なこととか簡単な感想だけつらつらへろへろと残しておきます。


■会場へ

・わりと早起きをして新宿へ。既述のとおり特急富士回遊1号に乗車。特急が好きなのです。数人のファミリーさんも同じ特急にいらっしゃいました。

・立川駅で同じ車両に友人のファミリーがひとりで乗り込んでくる。ちょっと嬉しそうな顔を見せたような気がする。ファミえんってこれだよなーってこととかを思い出しました。理由は覚えてれば後述。

・富士回遊は順調に山梨へ。富士山駅でスイッチバックをしてハイランド駅。ぼくはここで下車。あの年はぼっちでここに来て、ぼっちのまんま雨の中でI can’t stop lonlinessを聞いて、ぼっちのまんま家に帰ったんだったな。

 

・しかし数年たって仲良くして頂ける方々の出来た令和エディションのぼく。きょうは現地泊してBBQなどもするので、ハイランド駅前のスーパーで皆様と合流して買い出しをするのです。思えば遠くに来たものだ。

・大量のおにくとビール。そして梅サワー、カルピスサワー、ココナッツサブレ、ミレービスケット味ポテトチップスなど関連商品も忘れずゲット。順調だ!しかし油を買い忘れたことにここでは気付けなかったのです。

・ハイランド駅からバスで山中湖へ。こいつがなかなか順調じゃなかった。予定よりだいたい1時間遅く宿舎到着。


■会場着


・コテージから徒歩10分。会場えらい人だかり。夏が始まったよ。

・まずリストバンド交換。ぼくのYブロックはもの凄い長蛇の列だ。スタッフさんによると「あのあたりが最後尾の筈です」とのこと。ぐねぐねの列を進みながら知り合いと挨拶したりぼーっとしたり。

・前日があれだけ強風だったから、舞台設営から人繰りから何から予定が後手後手になったのだろうなあと考えることにする。みんな頑張ってるのだ。きっとそう。

・ちなみに気温は29℃前後。日差しの下だとまずまずの暑さ。

・FCブース。参加賞連続受賞記録を華麗に更新。日本新記録(タイ)樹立だ。


・ぱくぱくうーたん村もすごい行列。友人にご協力いただき、なんとかまやま串カツのみ食することができました。空腹もなんとか回避。ありかとうございます。

・串カツ中に校長とすれ違ったので「お疲れ様ですー」と挨拶。「あ、どうも」とお返事を頂く。あとから聞くと色々駆け回っていたそうで。ほんとお疲れ様ですよ。

・開場呼び出し列へ。最後ブロックだと自ら決めつけていたYブロックが3番目に呼ばれてびっくり。真ん中ブロックだ。センターステージ近くの5列目くらいの位置で一生を過ごすことに決定。

・待ち時間はステージ横モニタで毎年お馴染みのファミレディ放映中。エビ中関係者を招いてのVJトーク番組です。

・僕がついたときは2人目のゲスト、ソニーのエビ中担当平田さん。「運営会議でファミリーの声をよく聞くことが出来た。次のアルバムでも先取りアーティストの楽曲で、どんどん攻めていきたい」とのことでした。

・続いてのゲストは校長。トルコに行く飛行機にかりそめ先生が間に合わなさそうだったことと、ラウンジの寿司の話。なんとなくクリーピーナッツの曲をかける。

・最後のゲストはHERE。今年も現れて空回りするハイテンション。この芸風の安定感にファミリー一同ある種の安堵。

・帰れと願う一部のムラサキ推しの想いと裏腹に、VJに振られて何か喋りだすHERE武田。ファミリーコンプレックスが好きだそう。わかったから早く帰ってくれ。

・HEREがエビ中曲をカバーするのであれば、キンテマか梅だとのこと。前者の反抗部分とかどうバンドアレンジするのかしら。

・彼らの新曲HELLOがかかり、曲中は客席がカメラに抜かれる。「日本一のハイテンションバンド・HERE」と書かれた自作?のタオルを大きく掲げるファミリーさんが映り、ファミリー一同拍手。

・VJタイム終了。そろそろだ!


■学芸会開始!

M01. ラブリースマイリーベイビー
M02. ほぼブラジル
M03. マブいラガタイフーン
M04. Go!Go!Here We Go!ロック・リー


・普段と違うMIXのebitureが響き、打ちあがるウォーターキャノン。そして「冷やし中学」のハッピを着たメンバー登場!響きわたるラブスマのメロディー。夏だよ!光の速さに乗ってものすごい勢いで夏が始まっちゃったよ!

・続けざまにほぼブラジル。僕はこれが聴きたくてここに来たのだ。1月のエビネギで披露されてことしはブラジルの年になると思ったのに。ラストの美怜ちゃんのシャウトが素晴らしい。これ、なかなかのものだと思いますよ。あっちぃ。

マブラガからロックリー。まやまの「跳ぶよ!」で湧き上がる会場。空間すべて、完全にスイッチが入った状態だ。ウォーターもキャノンキャノンキャノンとブチ上がる。ここらへんで目が悪いぼくも安本さんの髪がブラウンになっていることに気付く。かわいい。

・そして皆様の自己紹介。詳しいことなんて忘れてしまったよ。たしか小林さんによってえびごろうに新しいしもべが一匹加わったことが発表されたような気がします。



M05. あたしきっと無限ルーパー
M06. YELL
M07. テブラデスキー~青春リバティ~
M08. MISSION SURVIVOR
M09. 元気しかない!


・ハッピを脱ぎ捨てて無限ルーパー。開けた空の下のEDMがとてもエモい。

YELLではファミリーでいっぱいになった客席がいっせいに立命館。ぼく産業社会学部とっぴ。そうそう。人の入りだけれど、僕のいるあたりはフリコピをするとたまにお隣さんとぶつかることがあるかないかくらい。キツキツでもなくスカスカでもなくまずまずの混雑っぷり。

・君は君なんだよーのとこ。サブステージの踊るリコ中山のおクチの形が例のアレでかわいい。

・だいぶ久しぶりのテブラデスキー。どよめく会場。懐かしいよ元気にしてたかい。夏だけどやっぱりスキヤキ好き。

ミッサバではきららが一気に水の惑星と化しました。いつのまにかでっかい風船がファミリーの頭上を転がりまくり。メンバーはサブステを駆け巡って水風船を投げたりウォーターガン?を撃ったり。生贄になりたがるファミリーとのせめぎあいせめぎあい。

・狂乱のまま元気しかない!へ。コント部分は前半戦のみに削られ、後半の小林さんの左ポッケのくだりが長くなってました。出てきたのは本物のセミの抜け殻、シャチハタのハンコ、校長のメガネ、そこらへんの石。さあブラックタイガーはこれらをBT会員にプレゼントするんだ!


10. いい湯かな?
11. 朝顔
12. EBINOMICS
13. あなたのダンスで騒がしい
14. 感情電車


・山際の雲が多くて、ステージのうしろに富士山が見えないことを嘆くメンバー。「曇天だよねー」なんて口を滑らしてしまってから、「いや、『曇天』は演らないんだけどー!!」なんて慌てたりするMC。…たしかここらへんだった気がする。

・そして毎年恒例のいい湯かな?が今年もしんみりと繰り出されます。この頃から景色が夕暮れに変わってきたのだったかな。夏にしか聞かないからお盆の里帰りの歌だと思っちゃってたんだけど、正月の歌ですよねこれ。

・そして朝顔の季節に。夏が戻ってきた。小林さんの「残念賞」がきょうも冴えわたる。

EBINOMICS。諸事情により振り付けがにゃんこスターからTT兄弟に変わったらしい。なんとなくしか知らない動きだったのでちょっと面食らったよ。あなたのダンスも騒がしいままに終了。

・やおら舞台上でタテ1列に並ぶフォーメーション。日が傾いて少しダークになった世界の中で、感情電車が発車します。

・小林さんがロングトーンで描いた広い広いその空の下。汗や打ち出された水を拭うためか、タオルを瞼の横にあてがうファミリーたち。みんなが中学生です。


15. 紅の詩
16. 明日もきっと70点
17. 買い物しようと町田へ
18. ちちんぷい
19. HOT UP!!!


・高揚感に包まれた紅の詩が久しぶりにライズなう。真山のスカートは、相変わらず意思を持っているかのごとくゆらめいている。

・そしてメンバーがフリコピへの煽りを入れながらの70点。楽しい。運ばれてゆく柏木さん。楽しい。前に小林さんに聞いたけど、柏木さんを運ぶときのコツは「落とさないように大事に持つ」だそう。普通だ!

町田。時間を戻すどころか自分を立ち位置に戻せなかった安本さん。柏木さんのツボにたらたたた。楽しい。

ちちんぷい。このブロックはほんと階段を一段ずつ登るかのごとく、どんどんテンションを上げにかかってくる。負けていらんないのでまやま単独ダンソン部分で真剣になる一部のムラサキ推し。楽しい。

・そのまんまのテンションでHOTUPへ。フリコピ勢はきっと酸欠間近の盛り上がりだったのではなかろうか。夕暮れで少しずつ落ちてきているはずの気温だけど、水も打ちあがっている筈なんだけど、ぜんぜん寒さとか感じない。楽しい。

・ホットアップの最後は舞台で爆竹的な奴がズババババン!上がりまくったテンションとともに弾けて飛んで、僕らは我に返ったのでした。楽しい。


20. summer dejavu
21. ナチュメロらんでぶー
22. 青い青い星の名前


・柏木さんだったかな。最後のブロックはファミえんテーマソングですと前置き。息を整えるファミリー。

・ほぼ一年ぶりに聴くサマーデジャブ。ゆったりしたテンポなのに、なんだか強い力で僕らを引き込んでくるような曲になっている。もともとそういう曲だったのか、パフォーマンスが上がったためか、場の空気がそうさせたのか。やっぱし良曲なのだなあ。

ナチュメロ。357101112エビ中。僕も落ち着いて2回ジャンプ出来るようになりました。安本さんのフェイクっていうかAh~の部分がとても心地よい。

・そして最後に青い青い星の名前。曲の後半には花火も打ちあがって大団円。しかし歌っていたメンバーはその花火が見られずかわいそうなことに。

・安本さんから告知。年末の大学芸会、今年は幕張メッセで2DAYSとなるそう。ガッツポーズをする千葉ファミリー。去年出られなかったぶんを取り戻せるかもしれないと涙ながらに語る美怜ちゃん。応援するよ。

・花道を歩いてファミリーに挨拶。そしてステージに戻る折り、残っていた打ち上げ花火が数発放たれました。空は少し曇っていたけれど、ファミリーとメンバーで同じ花火を楽しむことが出来ました。ああ、来てよかった。メンバーの背中からのショットって、とても絵になるんですよね。

・舞台から退出するメンバー。一旦落とされる照明。始まるアンコール。


23. Famien'19 メドレー
 ご存知!エビ中音頭[12]
 こりゃめでてぇな[3]
 I can't stop the loneliness[10]
 出席番号の歌 その2[7]
 早弁ラップ[5]
 あるあるフラダンス[11]


・舞台が明るくなって、ハッピーな純和風メロディー。そうだ。今年はエビ中音頭やっていなかったじゃないか!ステージでコブシを利かせ歌い始めるリコ中山。屋台やきそばかき氷。また夏が始まった!始まったんだ!

・音頭部分が終わったら、急にこりゃめでてえなに曲がすり替わります。なにコレと思う暇もなくサブステージの一角が照らされ、ぼくらのまやま登場。コングラッチュレーションだよ年末も期待しているよ。

・そしてメインステージにて柏木さんがロンリネスをご披露。また少しりななんのことを思い出しながら、そうかここはメドレーブロックなのだなとやっと気付くぼく。

・サブステージ真ん中に星名さん登場。FCイベの時に歌えなかった新・出席番号のうたの7番部分を初のご披露。サラッとやっているのですがなかなかのエモさ。

・サブステージにて早弁ラップな安本さん。もうラップとかお手の物で、いろいろとアレンジが加えられていたような記憶があります。

・最後はメインステージにて小林さんのあるあるフラダンス。ボツになったフリップの方を持ってきてしまったようで、絵にかいたような大失敗の中でメドレーが終了となりました。楽しい。

・完全版はBTかエビ中のインスタをどうぞ。



24. 梅
25. イート・ザ・大目玉
26. Family Complex


・今年のファミえんには「令和元年」って銘打たれていましたね。をやらないわけがなかった。夏の山梨に咲き誇る梅の花、とっても綺麗でした。

・そして最後に一暴れ。大目玉を食らいまくり熱くなりまくり。

・締めの一品として選ばれたのはファミリーコンプレックス。すっかり暗くなった会場で、綺麗に光るペンライト。件のコール部分で順々に入れ替わる色の波がとても美しい。ここから見えた景色、きょうもまたきっと家宝になったものだと思います。


27. 星の数え方

・そして最後の挨拶をして、締めの後のさらなる一品。それが星の数え方でした。

・春ツアーなどで毎回歌われてはいましたが、美怜ちゃんがこの曲に参加できたのは、きょうが初めてのこと。

・ご存じの通り、この曲は途中3声x2組にわかれて緻密に組み建てられる1曲。つまり、エビ中が6人揃うまでは完成しない曲なのです。

・重ねられたコーラスは、26曲も歌った後ですので、厳しい目で見たら各人の音程のズレなどがあったかもしれません。でも、その時間を一緒に過ごしてきた会場の皆さんは、ただただしんみりと聞き入っているのでした。

・美怜ちゃんが入ったことで見えてきたのは、この曲にはまだまだのびしろがあるということ。完成版に向けての最後のピースが、やっと埋まったところ。いまのこの曲には、未来しかない。

・歌い終えた後は、ゆっくりとメンバーが退場。余計なメッセージなどで引っ張ることなく、今年のファミえんは終演となりました。皆様お疲れさまでした。


■その夜とか

・宿舎言ってBBQとかして楽しかったけど、長くなったので書くのやめまーす。

 

 




■おもったことー

・今年も楽しかったです。ブロックによって当たりハズレが出てしまうのは仕方がないことではありますが、どうにかうまく演出できると良いですよね。

・そのほかリストバンド交換やトイレなどが長蛇の列となったこと。これは辛い。

・どんなタイミングでバスが到着して、どんなタイミングでリスバン列とかが長蛇になるのかなんて予測のつけようがない。当日のバイトもどんな奴が来るかわからんし、予行演習が出来る訳でもない。人が必要になる場所なんて刻一刻と変化する。

・僕もだいぶ長いこと並ばされましたし、怒る人がいるのはよくわかります。けど個人的には「たいへんだなー」って気分の方が勝ってしまって、あまりトサカにくることはなかったなあ。ここ最近の仕事の方が大変だったから、なんか解放感が勝っていたのかな。


・もちろん運営側は、70点ではなくて100点を目指していかなければならないと思う。ファミリーの側もそれを求める権利があるし、それを求めなきゃダメだ。でもちょっと行き過ぎてしまうと、いつの間にか話題のベクトルが「悪いとこ探し」にブレてしまうことがある。

・それって誰にとってもあまり幸せなことではないと思うので、とりま未来でも見ておきますかね。来年もまた100点に近づいたファミえんが見られますように。

・熱中症対策のドリンクは各自で持ってくるようにと、遠足のしおりに書いておく方が良いのかな。


■おもったことー2

・来年のファミえんは武道館とかSSAとかでやれば良いのに。とかそういった言葉も見かけたような気がするのです。

・交通の便が良い場所でファミえんやれば、もっともっとたくさんの人が参加できると思うんですよね。それこそ、初めてエビ中を見るって人も気軽に訪れやすくなる。

・でも、それって単なる夏の武道館公演なんすよね。別のアイドルさんもアーティストさんも持っているコンテンツでしかなくなっちゃう。

・なんつうか、見ず知らずの土地に出かけていくドキドキ感。そこに待っている何かを夢想するワクワク感。この気持ちって、幼少の頃の遠足のときに味わったそれに、だいぶ近いと思うんですよね。

・きょうの特急、途中駅で乗ってきた友人がちょっと嬉しそうな顔をしたと書きました。普段なら用事もなんにもない知らない場所へ、わざわざ朝っぱらの特急の指定席とって出かけてゆく。ちょっとした心細さの中で、知ってる顔に出会ったときの安堵感。本人に聞いたわけじゃないですが、これ、あると思います。僕が逆の立場だったら同じ表情をしていたと思うのです。こわがりですからね。

 

 

・そうやって辿り着いた見知らぬ場所に、知っている顔も知らない顔も含めて、ファミリーの皆様が勢ぞろいしている。その解放感たるや。そしてそのシチュエーションで味わう大型のライブ。ドーパミンが出ないわけがないんですよ。

・これをファミリー遠足と名付けたセンスは素晴らしいと思う。エビ中のコンセプトにもしっかり則っていて、他のグループにはパクりようのないコンテンツになっていると思うのです。

・そのあたりは3年前にもうちょっとネチっこく記事にしていますので、興味があれば読んでみてくださいな。




といったわけで、今年のファミえんはとても楽しかった。
一週間経ってしまったけれど、僕はいまだその余韻で息をしています。


次は氣志團万博、そして秋ツアー。
いろいろ目白押しな10周年。
しっかり前向いてしっかり楽しんでいこうと再確認するのでした。

それではそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。