焼肉屋さんと21のDTMといつか咲くTSUBOMIの話 | 考えてる途中。

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おもにエビ中の好きな曲のこととかを考えてる途中。
ふしぎと意味のない文章ばかり書きあがります。

というわけで。
7月のスタートとともに赤坂マイナビBLITZへ。
安本彩花生誕ソロライブ『歌って踊って歌謡show!!!安安~10年経っても中学生文句ありますか~♪~』に参加してきました。記憶が色あせないうちにライブメモなど遺しておきます。

このブログなんてほら、ナタリーさんがいらっしゃるまでのアレですから。--とか言っているあいだにナタリーさんによる公式なライブリポが無事に更新されましたぁ。はー…。

 

 



■開場から開演まで
 

・曇天模様の空の下。緑色の方々が集合です。

・生誕グッズのフォトブック。販売時間となった途端に一人一冊を求めてなかなかの長蛇の列。50冊くらい?売れたあたりで売り切れ。とたん短くなる物販列。

・時間とともに増えてくるお客さん。ドレスコード的には緑率小さめ。でもこれは前回のぽーらんどさんがちょい異常であったためであろう。

・800番台で入場。きょうも最後方ブロックへ。

・緑色に照らされたフロア。お客さんは良い具合に詰まっている。ステージモニタには赤枠タテ長方形で「歌って踊って歌謡ショー!!安安」のポスター?的な絵柄。

・客入れBGMはヒップホップ系ポップス、女性ボーカルロック系ポップスなど。あまり統一感は感じられませんでした。逆にどんな内容になるのかワクワク。

・チーム安本の円陣の声…がよく聞き取れないうちにフロア前方から拍手と歓声。ちぇ。

・エミコ先生が客人と一緒に所定の位置に。タピオカミルクティーをお持ちになっていた気がする。さあ、そろそろだ!




■安安開店!

・シンセぽいノリの良いSEが流れ、ステージのライトがシンクロ。たぶんこれ彩ちゃん本人が作ったやつじゃないかな(ブラックタイガーによると、やはりそのようでした)。そしてモニターには「全然焼き肉要素がないけれど」なんて出ています。

・で、本日の主役登場!全身白の衣装で、目もとには印象的なアイライン。…後者は僕の位置からだとわかりませんでしたけど。でも後ほど写真で確認。とても麗しい。

・SEの音が一瞬鳴りやみ、さっそく1曲目スタート。


M.01 曇天

・シンセチックだったSEからガラリ、ディストーショナルなギターに彩られた曇天から。けだるめの低音をしっかりしっとり歌い上げる安本さん。始まりがミドルテンポの曇天っていうのもなかなかかっこいい。

 

・敏腕ギタリストは満足してないで!作風違うかもだけど、あなたも凄い曲つくれること、僕は知っていますよ!イチ推しの安本さんのために頑張って!ほら!


M.02 百八円の恋(クリープハイプ)

 

・聴いたことのないメロディ。やおらモニタに無人の映画館の静止画が現れ、歌詞が映し出されます。居たい居たいと何度も繰り返す刺激的なリリック。

・僕は勝手にBiSHさんか誰かの曲かなと思ったのですが、クリープハイプのものだったのね。しみる。安本さんの歌がしみるよ。

・ただモニタの歌詞担当さん、途中で歌詞送りを間違えたのかしばし画面オフになったりでちょっどだけ残念。最後はリカバリしてましたが、そこらへんはなんとかチームプレイで頼んますよ~。


自己紹介CLUBMIX

・いつもの「お待たせしました!待ってました!」がノリノリのクラブミックスになってやってきた!手拍子を打ち鳴らしフロアを煽る安本さん。彼女のこういう煽りはなんだか新鮮!アがる!安本さんの煽りがアがるよ!


M.03 トレンディガール

・MCに移行するのかと思いきや、聴きなれたイントロに。…全国にはこのイントロを10000回くらい聴いた人が複数いらっしゃるらしいですよ。

・安本さんソロで聴くトレンディガールはなかなかの逸品。原曲はメンバーで歌い継いでゆく形なので、どこか少しだけせわしない要素があったのかも。彼女の生声とSEの声での進行はしっかりと筋が通っていて、楽曲のもつ本来の「落ち着き」のようなものや、少し不思議な展開がしっかり活きて聴こえてきたような気がします。


M.04 結ばれた想い

・最新シングルから2曲続けてのご披露。浮遊感のある曲調の中で、軽くボコーダー系のエフェクトのかかった安本ヴォイスが綺麗に響き渡ります。ラップ部分もメロディアスな部分も、とても透明感があって研ぎ澄まされているような感覚。カルピス買わなきゃ。

・きょうはMCぜんぜんやらずに突っ走る奴だな。聴きほれつつやっとこさそれを認識。


・そうそう。声の調子は開始からとても良いですよ。たしか去年はちょっと悔しい出来だったように記憶しています。リベンジ果たせたね。



M.05 踊るロクデナシ

・想いが結ばれた先にはロクデナシが待ってました。声のエフェクトはそのままに、レトロかつモダンなダンスナンバーへ流れ込みます。

・いつものエビ中全員verと違って、きょうは安本ソロ歌唱。原曲では美怜ちゃんが英語力を発揮していたEverything is ambiguousとかのコーラス部分なども、安本ヴォイスに差し替わっていました。フル安本ver。

・生誕祭用に録りなおしたのではなくて、スタダ方式レコーディング?によるもので、あらかじめストックされていた音源ということなんでしょうか。何らかの機会に色々な曲の真山verとか柏木verとか出してくれませんかねー。


M.06 CDプレイヤー(安本彩花)

 

・期待で気鋭のアーティスト、安本彩花さんの新曲です!でもモニタに曲名とかが出てこなかったから、その場では新曲だと気付けなかった方が多いのでは。


・ちょっとしたハウスっぽい?アンビエントっぽい?トラック。メロで引っ張るのではなくて空気感でフロアを包み込むタイプの仕上がり。動画では薄れていますが、現場では拍アタマのキックより後ろに来るスネアのアタックの強さが目立つ、特徴的なミックスでした。これは本人ワークスなのか、どなたかの手が入ってのものなのか?聴いていてかなり心地よかったですよ。


第一回大食い選手権(映像)

・暗転して映像タイム。エビ中さん全員参加によるピザの大食い大会開催!

・すいませんがこいつはリポートを放棄しときまーす。なんだかんだ言っても仕方ない伝わらない。滅茶苦茶面白かった。ブラックタイガーさん、信じてますよ?

・未加入の方ははやいとこブラックタイガーに加入すべきです。胃腸にサービスエリアが出来ますよ!


M.07 星の数え方

・最新シングルやMUSiCからの楽曲が目白押しです。最新型、21歳の安本さんの現在の姿がしっかりと目と耳に焼き付いてきます。

・この曲に関しては、ぼく主観によるちょいと正直な感想を。

・歌の冒頭など各人がソロで歌い上げてゆくところは、安本さんのヴォーカルがとても良く響いていました。低音部などがほんと安定して素晴らしかったです。

・ただ、三声になる部分などは、二声がトラックに載せられており、そこに生の安本ヴォイスが重なる形。歌としては申し分なかったです。が。

・春ツアーで味わったこの曲の魅力というのは、三声が重なる瞬間のある意味の危うさ儚さといったドキドキ感にもあったように思うのです。なんていうか、3人ひとくみで行うジャグリングに似たような緊張感ていうか、ほら、そういうやつ。いや、僕がそう思っているってだけの話ですよ。

・きょうは生歌担当が1声だけで、繊細な曲だからこそのスリリングさは少し薄れてしまったかなと。転じて、美怜ちゃんが入った6人でのこの曲を、ホールでしっかりと聴いてみたいなという感想に至りました。


M.08 花瓶の花(石崎ひゅーい)

 

・知らないイントロがかかり、モニタに花瓶の花のイラストが映り、歌詞が次々に現れます。石崎ひゅーいさんの曲でした。

・できれば歌詞を噛みしめつつ、原曲を聴いてみてください。とても刺さってくる歌詞なんです。安本ヴォイスでこの曲を聴くと、なんだろう、どこか凍てつくような冷たい心細さと、その中での一筋の温かさのようなものが湧き出てくるのです。

・後々の質問コーナーによると、彼女が一番はじめにセトリに入れた曲だとのこと。つまり、一番歌いたかった曲だということなのだろうと思います。そのためでしょうか。きょう僕にとっては一番聴きごたえがありました。

・去年披露されたtsubomiの歌詞で、安本さんはいつかきっと夢の花を咲かせ、ずっと綺麗に咲いていたいと歌っています。花瓶の花はその花を巡る物語の一部であり、一種のアンサーなのではないかと思うのです。

・安本さんにとっての「僕」とは誰なのか、誰の視点なのだろうか。なんで「僕」の側に視点を置いたのだろうか。そういったあたり、いろいろなことを考えてしまいました。


・彼女の歌には、そういった懐の深さが随所に感じられました。まとめめいた言葉を先に書いてしまいますが、きょうの彼女はいつものお茶目なアイドルやっさんではなく、歌姫様・ディーバとしての安本彩花さん。廣田さんや柏木さんに負けない、そしてそれ以上の深みと力があったように思うのです。



M.09 奏(スキマスイッチ)

 

・二年ぶりの披露なんですね。大人になる前の年の奏。なった後の年の奏。歌いたかった理由がそこにあったのだと思うのです。

・しかし僕は前曲の花瓶の花がとても良くって、とても衝撃に似た何かを受けたままこの曲に入ってしまったので、もう何かを考えることは出来なかったのでした。


・すごく濃いブロックだったな。


安本コール&レスポンス

・だいぶ感情線を揺さぶられちゃったところだったのですが、ここで小休止。ふだんのサークルフェイスと笑顔に彩られた僕らのやっさんから、コール&レスポンスで遊ぼうぜとのご託宣。

・えーお!えおえお!とフレディーマーキュリー降臨。当然いれこんで来ますよね。このコーナーがあって良かった。色々と気持ちが遠くに飛んで、帰ってこれなくなるところだった。



M.10 Family Complex

・ここから最後のブロックだという宣言があり、聴きなれたイントロが響きわたります。さああったかまってきた!

疲れて「やすもと」思ったこともあったけど。フロアの皆さんが一糸乱れぬコールを送ります。ほかのメンバのコールのとこはほぼお休み。

きょうの私の目を覚えていて!・・・当然じゃん。忘れるわけなんかないじゃん。でも会場いちばん後ろなんでよく見えないんですけどね。


M.11 TSUBOMI

 

・で、最後はTSUBOMIでした。去年とアレンジが変わったかしら。Jazzin'parkのお仕事に間違いはない。

・彩りあざやかな花。いつか夢が花開いて、ずっとずっと綺麗に咲き続けますように。

・一言挨拶とともにステージからはける歌姫様。お疲れさまでした。


アンコール

・会場暗転。アンコールの声のかわりに「おかわり!」の声が響き渡る。

・そういえば安安って焼き肉屋さんの設定だったなー。ほんとに焼き肉要素が全くなかったなー。ピザだし。なんて思っていたところ、比較的早めに安本さん再登場。


En.01 青空gift

 

・アンコールの始まりは、ゆったりと青空gift。いい歌です。きょうの歌はここでおしまい。お疲れ様でした。


質問コーナー

・そして今年もやってきた質問コーナー。彩ちゃんこのコーナーに拘るのね。ファミリーの質問もなかなか的を射ているものばかり。今年も楽しかったです。

・無作法ではありますが、ここでは軽く質問内容のメモをとらせて頂きました。バババッと放出します。

○最近食べられるようになったのは馬肉・・・ではなくユッケ。

○ソロアルバムなどは、お金がちゃんととれる音楽を作れるようになったら出してみたい。会場拍手。

○写真集の予定はありません。私は出したいのだけれど世の中は甘くない。準備はいつでもオーケーです。

○今回のセトリで始めに決定した歌はいしざきひゅーいの花瓶の花。男性視点の曲が多いかもしれないとのこと。セトリに漏れた曲で誰だったかの「元気が出る曲」と言っていたように思います。

○プレゼントされて嬉しいものは、ユッケの食べられるおなかだとのこと。商品など言ってしまったら5推しの皆様が大変なところでした。やっさんの胃腸がんばれ。

○JUICE=JUICEの曲が好きだとのこと。肩に手を置いて歌うとこがかっこいいそうだ。

○出てみたいテレビ番組は関ジャム。音楽のことを真面目に説明してくれるので、ひな壇に座らせてもらえたら超うなづきながら番組に参加できるとのこと。

○出てみたい番組その2は王様のブランチ。Rの法則で鍛えられたので、ブランチのリポーターなどで活躍したいとのこと。会場はRという番組名を聞いて軽くざわざわ。

○誕生日当日にしたこと。ネイルサロンに行ったそう。エビ中は校則がゆるくなったので、軽いネイルだったらOKになったらしい。あとはいつものボイトレの先生の所にいって賑やかに。そしてラジオの収録へ。仕事だったので一人でぼーっとせずに済んだそうです。

○大食いは言い出しっぺが負けると思われていたけれど、責任感から頑張れた。

○白いアイライナーがかわいい。

○最近好きなドラマは「あなたの番です」だそう。どんなドラマなのかしら。

○メンバーからプレゼントもらったとのこと。メンバーには正直に欲しいものを言うシステムになっているそうだ。システムとは?そしてバッグもらったって言ってたかな。



・そして最後にプレゼント大会。事前に抽選しておいたチケット半券で当選発表。漏れる大きなためいきと喜びの声。そういえばここのコーナーのBGMも安本ワークスっぽいものだった気がしますよ。

・そして挨拶をしてステージから退出。彼女のDTM作品がフロアに流されて、今年の安安は閉店時間を迎えるのでした。

・楽しかった。お疲れ様でした。


■まとめと感想と
 

・前回の小林さんランドがカバー曲主体だったので、もしかして今年の生誕祭は全員がカバー主体で行くような指令が出ているのかも…。ライブ前はそんなことも考えていたのですが、結果、こんな感じでした。

・途中でも書きましたが、きょう印象に最も残ったのは、彩ちゃんの歌姫としての顔。ボーカロイドと呼ばれていた頃からの脱皮は数年前に終えていましたが、きょうはその姿から更なる脱皮を感じさせる歌いっぷり。会場の空気を掴んでもってゆく力は、去年よりももっともっと大きくなっていたように感じました。

・そして大きく印象に残ったことがもう一つ。それは、プロ意識というか、アーティストとして作ってみたいこと吸収していきたいことの諸々が、言葉の端々から自然とにじみ出ていたこと。彼女は創る側の人だったのだなと、思い知らされた気分です。21歳の彼女は思った以上に大きくなっていたように見えました。




私にその役、やらせてください。

そうやっていろいろな物事に何度も正面からぶつかってきた安本さん。培われた前向きな力で、素敵な大人への階段をどんどん踏みしめて行っているように思います。

改めて21歳の誕生日、おめでとうございます。あなたのその前向きな力に相応しい、綺麗な花が咲きますように。素敵な未来が待っていますように。その声が青空の向こうにまでも、きっと届きますように。
 

 

 

 

 

といったあたりで、そろそろ寝ますです。

まぶたの筋肉が引力に負けそうだ。

次はDISH//さんとの対バンだな。

おやすみなさいグー。