シリアスなコメディーと誰かのあこがれと青空giftの話 | 考えてる途中。

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おもにエビ中の好きな曲のこととかを考えてる途中。
ふしぎと意味のない文章ばかり書きあがります。

きょうはコンパクトに。
ええと、去年も一昨年も書いたような気がするのですが、また今年も同じような話を書きます。


「私にその役、やらせてください!」

シアターシュリンプ第一回公演「エキストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート」にて、安本さん扮する志村亜由美さんが何度も放った言葉です。

この舞台はよく出来たコメディーでした。
基本的に僕らは舞台上のドラマを見て、笑っていればOKでした。
まやまの残念なパイセンっぷりに、おめめをハートにしていればOKでした。

でも志村亜由美さんが放ったこの台詞には、色々な深みを感じてしまうのです。
大袈裟に言うと、この言葉が安本さんを育て、この言葉と共に安本さんが大きな存在となり、この言葉で安本さんのほとんどすべてを表すことが出来るのではないのだろうか。そんなところまで僕の意識は勝手に暴走してゆくのです。



色々なことがありました。
一歩前へ出られなかった彼女が、なっちゃんの後を継いでMCを務めるようになりました。うまく喋れなくて泣いていたり、うまく締めることが出来てやっぱり泣き出したり。
松野さんことがあった後も、-深く深く落ち込みはしたようですが-僕らの前に姿を表した時には、強く強くあろうとしてくれました。あの年の春ツアー。初日は「泣かずに言えたよー!」と絶叫。強かった。千秋楽では歌の途中で「ああ、ダメだ」と漏らしてしまいましたが、僕はこの発言も彼女が強くあろうとしたからこそ発されたものだと思っています。

 



楽曲づくりにもぶつかっていきましたね。
青空ギフト。TSUBOMI。いろいろな気持ちが詰まった歌詞を見ていると、これこそが一番のセルフプロデュースなのだろうなと感じさせられます。そう。安本さんがビジュアル的に綺麗になっていったことは明白なんですけどね、自分の気持ちを誰かに吐露するような両曲を聴いていると、お化粧やファッションやらの見た目に頼らない部分でも、内面から美しく成長したのだなと、そんなことを僕は考えてしまうのです。えらそう。

 



ついでに言うと、こういう歌なんて強くないと他人に発信出来ないんですよ。うまく言い表せないのでTHE BOOMのTIMBAL YELÉという歌の歌詞を抜粋して切り貼りしてしまいます。

どのくらい歌を書けば、僕は癒されるのか。
どのくらい胸を裂いて 人前に晒せばいい?
神様が僕に歌を与えた。いつまでも歌い続けよう。


宮沢和史をしてまでそのように歌っています。

斯様に、表現者なんて強くないと続けられるものではないと思うのです。
今年の生誕祭で、安本さんはまた何か歌ってくれますでしょうか。涙なしに聴くことはできますでしょうか。楽しみにしたいと思います。



女優にあこがれて演劇部に飛び込んでいった志村亜由美さんは、いまどんな活躍をしていますでしょうか。あなたの分身で、人気者にあこがれていた安本さんは、色々な物事にぶつかって成功して失敗して調子に乗って反省してまたぶつかって…今や、ファンからも若いアイドルたちからも愛されてあこがれられる、唯一無二の存在になっていますよ。




といったわけで。
安本彩花さん、21歳のお誕生日おめでとうございます。
これからも色々な挑戦をして、色々な安本さんでいてください。
いつかいつか、あなただけの夢の花が咲きますように。



それではそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。


余計な話かもですが。
このブログに貼った写真のうち何枚かは、僕自身が2SHOT会で撮って頂いたものです。毎回「私にその役、やらせてください!」のポーズをリクエストしているのです。お仕事でいろいろと逃げ出したい気持ちになった時に、この写真を見るようにしています。皆様にもおすすめです。