ひき算の概念 15 「文章題8」
( 平成26年度 全国学力テスト 小6算数A の 赤いテープ 白いテープ 青いテープの問題 )
赤いテープ ―――――――――――――――――――――――― ( 1.2 倍 )
白いテープ ―――――――――――――――――――― ( 1 倍 )
80 cm
青いテープ ―――――――― ( 0.4 倍 )
○ 赤いテープの長さを求める問いの正答率は、72.1 %
○ 青いテープの長さを求める問いの正答率は、54.3 %
『 0.4 で割る誤答が 28.1 % 』
小さな数 0.4で割ったのかな?
短い ( 小さい ) から、わったのかな?
80 ÷ 0.4
= 800 ÷ 4
= 200
と計算すれば、誤答だと気づくのに。小数計算しないのかな・できないのかな?
そもそも 「 1より小さい数でわると大きくなる 」 ことを経験上学んでいないのかな?
選択問題 ( 四者択一 ) だから、考えもしないで、思いつきでなんとなく選んだのかな?
白いテープが基準で、
それに対する 赤いテープの割合が 1.2 、青いテープの割合が 0.4 なのに。
赤も青も、同じ根拠で求められるのに、正答率が異なる。
少なくとも ( 100 - 54.3 ) % の児童は、思いつきで答えを選んだようだ。
割合がわかれば、それに基準の数値をかければ、比べられる事態の数値が出る。
(比べられる) ÷ (基準) = [ 割合 ]
(比べられる) = [ 割合 ] × (基準)
[ 割合 ] × (基準) = (比べられる)
(基準) × [ 割合 ] = (比べられる)
(基準) = (比べられる) ÷ [ 割合 ]
課題として、
1 問題の構造をとらえ、数値の間の関係を判断するのに必要な言葉が不足。
( 例えば、求差や求割には「基準」という言葉が必要。)
1 等式変形に必要な計算力の不足。
( 例えば、わり算の逆算はかけ算。 6 ÷ 2 = 3
6 = 3 × 2 )
などがある。
7⃣ 次の英文を和訳しなさい。
1 That tape is fourteen centimeters long .
2 This tape is twenty‐one centimeters long .
( 必要に応じて、辞書を使いましょう。)
次回 ひき算の概念 16 「文章題9」 につづきます。