学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点 -32ページ目

学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点

学力の創造と向上において
何が必要か・何が障害になるのか
などについて考えます
  さらに、必要なものをいろいろ提供してゆきます 

        ㉙ より大きく 小さい解 9

  問い Ⅵ
   方程式 x ² + b x + c = 0 が
   1 より大きい異なる2つの実数解をもつとき、

   b , c の関係式を求めよ。


  ( 解答 )
    方程式 x ² + b x + c = 0 が 
    1 より大きい異なる2つの実数解をもつ
   とは
    関数 y = x ² + b x + c が x 軸の
    区間 
 1 < x と 2点で交わる
   ということである


     f (x)
 = x ² + b x + c  とおく

    y = 
f (x) のグラフの向きは下に凸
           x 軸の区間
  1 < x と 2点で交わるから、   ( 1区間 )
             軸は、
区間  1 < x にあり、 1 <-b/2  となる
             頂点は、
x 軸の下にあり、 b² - 4 c > 0  となる
             端点値
について考えると、 
f (1) > 0  となる

     f (1) = b + c + 1 > 0 より、
    求める b , c の関係式は、
     b <-2  かつ  c < b²/4  かつ  c >-b -1
    である。


           
判断すべきこと
            ・ グラフの向き ( あるいは y 軸との交点の位置 )
            ・ x 軸と交わる
区間
             ( ・ 軸の位置 )
             ( ・ 頂点の位置 )
              ・ 端点



問い Ⅶ
 方程式 x ² + b x + c = 0 が
 -2 と 0 との間に異なる2つの実数解をもつとき、

 b , c の関係式を
求めよ



次回  ㉚ 
より大きく 小さい解 10 につづきます。